KINCHOから出ているゴキブリムエンダーは燻煙タイプではなくスプレータイプですが、
燻煙タイプと同じような効果があるとして人気を集めている商品です。
このゴキブリムエンダーはコンバットやブラックキャップなどの毒餌タイプの駆除剤と併用できるのでしょうか?

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ゴキブリムエンダーはブラックキャップやコンバットと併用できるの?

ゴキブリ

ゴキブリムエンダーの主成分はピレスロイド系の成分で、
この成分がゴキブリなどの体内に入ると神経が麻痺して弱らせたり死に至らせたりします。

また、忌避効果もあります。

ところが、コンバットやブラックキャップなどの毒餌は
ゴキブリをおびき寄せる作用がありますので、
効果としては真逆の効果となります。

この毒餌とゴキブリムエンダーが併用できるかについてですが、
ブラックキャップやコンバットを設置している状態で、ゴキブリムエンダーを使用すると、
毒餌にピレスロイド系の成分が付着してしまい、ゴキブリが寄ってこなくなります。
食べさせて駆除する毒餌なのに食べなくなってしまうという状態は、
つまり毒餌を無効化してしまうことになります。

よって、毒餌を設置した状態でゴキブリムエンダーを併用するのは
非常に効率が悪いです。併用はやめた方が良いでしょう。

ブラックキャップやコンバットを活かすためには?

ブラックキャップやコンバットを活かすためには、この毒餌を食べてもらわないといけませんので、
ゴキブリムエンダーは併用せず、ブラックキャップやコンバットだけを設置します。

次に行なうことは、ゴキブリの餌となるものを掃除して排除する必要があります。
そうすることにより、餌は毒餌しかありませんので、食いつきが良くなります。

ゴキブリはブラックキャップやコンバットを食べて巣に戻ります。
巣で糞をすると、ゴキブリの習性でその糞を他のゴキブリが食べることにより、
駆除成分が他のゴキブリにも行き渡り、巣ごと駆除することができるのです。

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ゴキブリムエンダーを活かすには?

ゴキブリムエンダーを使用するなら、ゴキブリが寄ってくるコンバットやブラックキャップは設置しないことです。
ゴキブリムエンダーは部屋を閉め切って、空調を切ってから使用します。

30分程度閉め切った状態にしていると部屋全体に有効成分が行き渡り、
ゴキブリを駆除することができます。

ただし、ゴキブリの卵(卵鞘)には効果がありませんので、
1回だけの使用でやめてしまうと、卵から孵ったゴキブリが活動をはじめ、再び繁殖してしまいます。
ですので、KINCHOがお勧めしている2週間に1度の使用は心がけた方が良いです。

というのも、ゴキブリは産卵から孵化までの期間がクロゴキブリで23~55日です。
参照:DUSKIN

ですので、長くておよそ2ヶ月で孵化します。
それまでの間はゴキブリが出てくる可能性がありますので、
2週間ごとにゴキブリムエンダーを使用しましょう。

なお、いつ産卵したのかわからないため、いつ孵化するのかもわかりません。
ゴキブリムエンダーを使用した次の日やその次の日に赤ちゃんゴキブリが現れることもあります。
その場合は、現れるたびにゴキブリムエンダーを使用すると良いでしょう。
ただし、1週間以内の使用の場合は掃除機などで掃除してから使用するようにしてください。

ゴキブリムエンダーには忌避作用もあるため、
ゴキブリを見かけなくなってからも定期的に使用することによって、
外からの侵入を防ぐことができますので、定期的な使用も怠らずに!

まとめ

ゴキブリムエンダーはゴキブリを駆除するとともに寄せ付けないという効果があるのですが、
ブラックキャップやコンバットなどの毒餌タイプの駆除剤はゴキブリを寄せ付ける効果があります。
そもそもの効果が真逆なので、併用することはお勧めできません。

ゴキブリムエンダーかブラックキャップやコンバットなどの毒餌
どちらか一方を使い徹底的にゴキブリを駆除するのが効果的です。

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