子供はキレートレモンを何歳からいつから飲んでも良いのでしょうか?
また、飲める歳になったらどのくらいの量飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは子供とキレートレモンについて紹介致します。
子供はキレートレモンは何歳からいつから飲んでもいいの?
https://twitter.com/TOUMApeach2019/status/1514032917504090114
通常のキレートレモンには砂糖が含まれています。
ですので、キレートレモンを何歳からいつから飲めるのか知るには
何歳からいつから砂糖を摂取できるのかを見ていく必要があります。
米国心臓協会によると、
1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
なぜかというと、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するからということです。
参照:DIAMOND online
このように言っていますので、キレートレモンは2歳から飲めるということになります。
次にmamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。
歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。
引用:mamasta
虫歯を気にされるのであれば、3歳あたりから飲ませた方が良さそうです。
なお、キレートレモンには無糖タイプのものがあります。
こちらは砂糖が使用されていませんし、人工甘味料も使用されていませんので、
子供が興味を示したら飲ませても良いでしょう。
炭酸については、シュワシュワとした感じを嫌がる子は多いですが、
炭酸に弊害はありませんので、好きな子なら1歳からでも2歳からでも与えて良いでしょう。
どれくらいの量飲ませてもいいの?
どれくらいの量飲ませても良いかについては、
米国心臓協会では小児は1日の添加砂糖を25g以下に抑えるように言っています。
キレートレモンに含まれる砂糖の量は、100mlあたり17.2g含まれており、
1本(155ml)あたり26.66g含まれています。
米国心臓協会の提言に従うのであれば、キレートレモンを1本飲んでしまうと
25g以下という数値を超えてしまいます。
仮に100mlで抑えたとしたら17.2gの砂糖を摂取するだけなので、
問題がないように思えますが、子供はおやつを食べる子が多いかと思います。
おやつも食べてキレートレモンも飲むとやはり25g以下という数値を簡単に超えることになります。
おやつの中に含まれる砂糖の量を一部ですが見てみると、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院
プリン1つやアイス1つ食べることは日常的にあることだと思いますが、
それだけで16gもの砂糖を摂取することになるため、ここに飲み物から砂糖を摂取すると
簡単にオーバーしてしまいますね。
米国心臓協会では次のようにも述べています。
小児の1日の添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、清涼飲料については、1週間(1日ではない)の摂取量を236mL以下に制限。
キレートレモンは清涼飲料に当たりますので、1週間に236ml以下に抑えるということになり、
これを1日単位にすると、1日33.7ml飲めるということになります。
しかし、33.7mlだけを飲むというのは現実的ではないため、
3日に1度100ml与えるか、1週間に1度200ml程度与えるようにすれば、
制限を守ることができます。
ですので、キレートレモンは毎日飲ませるものではないと言うことになります。
ただし、ビタミンCの過剰摂取になる可能性がありますので、
下記にも記しますが、おそらく毎日ビタミンCの過剰摂取になっていなければ問題はないと思いますが、気になる場合は1度に与える量を3歳以下の子供は45ml以下、4~8歳の子供は70mlに抑えた方が良いでしょう。
砂糖を摂り過ぎるとどうなるの?
砂糖をたまに過剰摂取する分については特に問題がないのですが、
これが日常的に過剰摂取になっていると、
肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクといった生活習慣病のリスクの増加につながります。
それだけでなく、心臓病のリスクの増加にもつながるようです。
参照:アスゲン製薬株式会社
なお、清涼飲料の他に菓子パンにも多量の砂糖が含まれていますので、
毎日与えるということは控えた方が良いです。
ビタミンCの摂りすぎはどうなるの?
健康ネットというサイトを見てみると、ビタミンCの1日の摂取上限は1~3歳で400mg、4~8歳で650mgとなっています。
キレートレモン1本(155ml)中にビタミンCは1350mg含まれています。
ですので、キレートレモンを1本どころか半分飲んだとしてもビタミンCの過剰摂取になる可能性があります。
過剰摂取が続くと身体に出る可能性のある影響としては腹痛、下痢、吐き気などがあります。
ただし、ビタミンCをサプリメントなどから一気に摂取した場合に注意が必要なようで、
食品から摂取する分には特に気にする必要はないとも言っています。
ですが、気になる場合は上記に書いたように1度に飲む摂取量に気をつければと思います。
参照:健康ねっと
キレートレモンにはゼリータイプやクエン酸などの商品があるが
キレートレモンにはゼリータイプのものやクエン酸タイプのものがありますが、
これらには人工甘味料としてスクラロースやアセスルファムKが含まれています。
他にもサプライやプラスカルシウムサプライ、Wレモン、自販機で販売されている缶タイプのキレートレモンUP、Cウォーターにも人工甘味料が使用されています。
つまり、通常のキレートレモンと無糖タイプのもの以外には人工甘味料が使用されています。
人工甘味料は砂糖の何10倍、何100倍もの甘みがありますので、
これらを飲み続けることによって、味覚障害を引き起こす可能性があるだけでなく、
腎臓や肝臓にダメージを与えて免疫力を低下させる可能性があります。
これはラット実験の結果ですので、そのまま人間に当てはめるのはいかがなものかと思いますが、
人間に必ずしも影響がないとは言い切れない部分があるため、人工甘味料は極力避けた方が良いと考えます。
参照:Business Journal
なお、このラット実験では多量の人工甘味料を摂取させていると思われるため、
少量(常識的な量)なら問題はないと思われますが、想定の域を出ません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
キレートレモンには砂糖が含まれていますので、米国心臓協会に従えば2歳から与えても良いということになります。
虫歯を気にされるのであれば、3歳あたりから与える様にした方が良いでしょう。
飲む量については、毎日与える物ではなく3日に1度100ml与えるか、
1週間に1度200ml程度(ビンタイプのキレートレモンなら1本程度)与えるようにすると良いでしょう。
無糖タイプのものは、常識的な範囲であれば、量を気にすることなく与えても良いです。