魚肉ソーセージは間食として気軽に食べられる食べ物ですが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?
こちらでは子供と魚肉ソーセージについて紹介致します。

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魚肉ソーセージは子供は何歳からいつから食べても良いの?

魚肉ソーセージ

魚肉ソーセージには塩分が多く含まれていますので、
まるまる一本などでなければ離乳食期が終わりパクパク期に入る1歳から1歳半あたりから
食べさせることができます。

ただし、塩分が多いため、そのまま与えるのではなく
茹でて塩分を減らしたものを少量与えるようにしましょう。

まるまる一本与える場合は、たまにであればですが3歳あたりからにした方が良いでしょう。

どれくらいの量食べても良いの?

魚肉ソーセージ一本あたりに含まれる塩分は1.0~1.5g程度となります。

1~2歳の子供の1食の塩分量は1.0g未満
3~5歳の子供の1食の塩分量は1.3~1.5g未満となります。

このことから魚肉ソーセージは1~2歳の子供が一本食べてしまうと多いことがわかります。
与えるとしたら、1/3本程度でとどめておきましょう。

3~5歳児の場合は、たまに与える程度でしたら1本与えても良いですが、
日常的に与えるとなると1/3本程度、多くても1/2本程度にとどめておきましょう。

塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

1日2日程度塩分を摂り過ぎても特に問題にはならないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎているとむくみの原因になりますし、
将来の高血圧症の原因にもなります。
また、心臓にも負担をかけてしまいますので、注意が必要です。

塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには制限がかけられていない限り摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

与える時の注意点は?

与える時の注意点としては子供が小さければ小さいほど注意しないといけないのですが、
1~2歳の場合、喉に詰めないように細かく刻んだものを与えるようにしましょう。
また、ゆっくりと一口ずつしっかりと噛んで食べるように促して下さい。

3歳頃になると歯が生えそろうためしっかり噛むことができますので、
切り刻まなくても大丈夫ですが、やはりゆっくりと一口ずつしっかりと噛んで食べるよう促してください。

アレルギーに注意して

魚肉ソーセージはメーカーによっても入っている内容が異なり、
少々難しいですが、NISSUIの魚肉ソーセージを見てみると、
かに、小麦、さけ、大豆、となっており
魚がえびを食べている物も使用しているとのことなので、
甲殻アレルギーをお持ちの場合は注意が必要です。

種類によってはなども使われている可能性があるので、
食物アレルギーを持っている場合は必ずアレルギー表を確認してください。

まだ食べさせていないアレルゲンとなる成分が入っている場合は、
はじめは魚肉ソーセージを少量与えて10分間様子を見ます。

異常がなければ再び少量与えて10分間様子を見ます。
異常がなければいつものペースで与えていきます。

2時間経過しても異常が見られない場合は、基本的にはその日は問題はありません。
これを1週間に3回程度繰り返して異常が見られなければ、
魚肉ソーセージによるアレルギーはないと思ってもらって良いでしょう。
参照:Mass General for Children

アレルギーが出た場合どんな症状が出るの?

皮膚の赤みや湿疹、じんましんなどの皮膚症状の出現率が約9割と最も多く、
次いで喉のかゆみや呼吸苦、喘鳴といった呼吸器症状が約3割となります。
その他に嘔吐や下痢などの消化器症状、頭痛や意識障害といった神経症状や
蒼白といった循環器症状などが現れることがあります。

呼吸苦は重症化した場合、窒息することがあります。
参照:名駅ファミリアクリニック

これらの症状は摂取してすぐに現れることもありますし、
10分後など比較的短い時間で出ることもあります。
また、摂取後数時間してから現れることもあります。

ほとんどの場合は食べてから2時間以内に症状が出ますので、
摂取後2時間は子供から目を離さずに様子を見るようにしてください。

まとめ

魚肉ソーセージは柔らかく食べやすいのですが、
塩分が多く含まれているため、
1歳未満の子供で離乳食を食べている子供に与えると味が濃すぎて
離乳食を食べなくなってしまう恐れがあります。

与えるとしても離乳食が終わりパクパク期が始まる1歳から1歳半あたりから与えるようにしましょう。
それでも塩分が多いため、与える際は茹でてから細かく刻んで与えるようにしてください。

3歳以降になると歯が生えそろいますので刻む必要はなくなりますが、
喉に詰める可能性はありますので、ゆっくりと一口ずつしっかり噛んで食べるように促してください。

たまに与えるのであれば3歳以降は1本まるまる与えても構いませんが、
日常的に与えるのであれば、1/2か1/3本程度にとどめておいた方が良いでしょう。

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