デカビタCは、名前にもあるようにビタミンCが含まれているため、
健康に良さそうな感じがしますが、子供は飲んでも良いのでしょうか?
また、飲めるとしたら何歳から飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは、デカビタCは子供が飲んでもいいのかどうかについて紹介致します。
デカビタCは子供が飲んでもいいの?
結論から言うとデカビタCは子供が飲んでも問題ありません。
ですが、デカビタCにはカフェインが含まれています。
3歳まではカフェインの摂取はしない方が良いので、
飲めるのは3歳以降となります。
なぜかというと、3歳までにカフェインを摂取すると
脳の発育を邪魔する可能性があるからです。
参照:東京すくすく
なお、カナダ保健省(HC)では
4~6歳はカフェインを1日に最大45mgまで
7~9歳は最大62.5mgまで
10~12歳は最大85mgまで
13歳以降は、2.5mg/体重kg以上のカフェイン摂取は控えることとしています。
デカビタC(210ml)にはカフェインが10.5mg含まれていますので、
4~6歳の子供が丸々1本飲んでもカフェイン的には問題にはならないでしょう。
そして気をつけなければいけないのがデカビタCには砂糖がたくさん含まれています。
デカビタC(210ml)1本中に砂糖は28.35g含まれています。
米国心臓病協会によると小児の1日の砂糖の推奨量は25g以下としています。
これに当てはめると、デカビタCを1本飲むと米国心臓病協会の提示する量を超えてしまいます。
小児の定義を見てみると「思春期まで」という漠然とした定義となっており、
医療法施行規則第十六条第一項第四号では、
女児の場合は14~15歳まで
男児の場合は16~17歳までとされています。
なお、厚生労働省によると小児とは7歳以上15歳未満の子供とされています。
参照:HugKum
となると、デカビタCを1本飲めるのは、厚生労働省の定義に従えば
15歳からとなります。
ですが、多くの場合はもっと早い時期から清涼飲料水を飲んでいるかと思います。
なので、4歳以降の子供はデカビタCを1日に半分、あるいは3日に1本などのように
工夫して飲ませると良いかと思います。
どれくらいの量飲んでもいいの?
どれくらいの量飲んでもいいのか?については、
米国心臓病協会によると、小児の1日の砂糖摂取量は25gまでとしているので、
15歳以上では1本飲んでも問題ないが、
15歳未満では1本飲ませると飲ませすぎに当たります。
日本人の1日の砂糖摂取量の平均を見てみると、69gとなっています。
参照:NATIONAL GEOGRAPHIC
この量は、大人も子供も交えての平均なので、
仮に子供が半分の量摂取するとした場合、
1日の砂糖摂取量の平均は34g程度になります。
この考えで行くと子供がデカビタCを1日に1本(210ml)飲むのは
一般的に問題ないという考え方ができます。
ですが、飲み物だけで28gもの砂糖を摂取すると
お菓子などは控えた方が良いかと思われます。
他に料理にも砂糖は使われますので、デカビタC1本を毎日飲むのは
やはり控えた方が良さそうです。
飲み過ぎるとどうなるの?
デカビタCを飲み過ぎた場合、どうなるかというと、
カフェイン的にはあまり問題はないかと思いますが、
気になるのは砂糖の量です。
デカビタCを1本飲むだけでも砂糖の摂り過ぎになる可能性があるため、
それを繰り返していると、肥満のリスクや糖尿病のリスクといった、
生活習慣病になる可能性を高めてしまいます。
ですので、子供の場合デカビタCを毎日1本飲むということはせず、
3日に1本、あるいは1日半分程度の量に抑えるのが健康的かと思われます。
デカビタCにはデカビタ0という商品があります。
これは0kcalで砂糖が含まれていません。(甘味料で味付けされています)
これだと砂糖の量を気にせず飲むことができるため、
砂糖を気にするのであれば、このような飲み物は良いかもしれません。
ですが、注意しなければいけないのがカフェインの量です。
デカビタCゼロは100ml中にカフェインが10mg含まれています。
1本(500ml)飲むと50mgのカフェインを摂取することになります。
上記で年齢別にカフェイン最大摂取量を書きましたが、
1本飲むのだとしたら4~6歳は摂りすぎになるので、1本も飲めません。
次に7~9歳の子供も1本飲むと残り12.5mgのカフェインしか摂取できなくなるので、
1本飲むのは止めておいた方が良いでしょう。
ですので、デカビタCゼロを1本飲むのは10~12歳あたりからにしておいた方が良いかと思います。
中学生でしたら気にせず1本飲んでも構わないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子供といっても幼児、小学生、中学生などと
年齢に幅があります。デカビタCにはカフェインが含まれていますので、
3歳までは一切飲ませず、4歳以降から少量ずつ、
年齢を重ねるごとに少しずつ量を増やしていくというような工夫をしていくと
良いでしょう。ですが、丸々1本飲むと砂糖の摂り過ぎに当たりますので、
毎日飲むということは避けた方が良いでしょう。