疲れている時やここぞというときにリポビタンDは飲みたいものですが、
子供はリポビタンDを摂取しても良いのでしょうか?
また、飲めるとしたら何歳から飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは、リポビタンDと子供について紹介しております。

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子供は飲んでもいいのか?何歳からいいの?

リポビタンD

リポビタンDキッズの場合はカフェインが入っていないため、
気軽に摂取することができます。

公式サイトでは、5~14歳、1日1本(50ml)を服用するようにとあります。

では、通常のリポビタンDの場合はどうでしょう?

通常のリポビタンDには、1本中にカフェインが50mg含まれています。
公式サイトには15歳から服用が可能とあります。
15歳未満の子供はリポビタンDキッズを飲むようにしましょう。

どれくらいの量飲んでもいいの?

では、どれくらいの量飲んでもいいのかについて見ていきましょう。
1本中にカフェインが50mg含まれており、
カナダ保健省によると、4~6歳の子供は最大45mg/日となっており、
7~9歳は最大62.5mg/日。10~12歳は最大85mg/日。
13歳以上については、2.5mg/kg体重以上のカフェインを摂取しないこととされています。
参照:厚生労働省

これに当てはめると、リポビタンDは7歳から飲めることになるのですが、
大正製薬公式サイトでは15歳以上からとなっていますので、それにしたがった方が良いでしょう。

量としては、カナダ保健省のデータに当てはめると、
13歳以上/kg体重を超えないようにとありますので、
15歳からリポビタンDを飲んでも良いというのにも当てはめてみると、
15歳の平均体重はおよそ60kgになっていますので、
リポビタンD1本は飲んで良いことになります。

1日に2本以上飲むのは飲み過ぎに当たるということになります。

なお、睡眠の質のことを考えると、
寝る前に飲むとカフェインによる眠気覚ましの効果によって、
睡眠の質を下げることになりますので、
飲むのなら朝や昼、遅くても寝る6時間前(半減期)までには飲んでおいた方が良いでしょう。

次にリポビタンDに含まれている砂糖の量について見てみると、
1本(74kcal)中に砂糖は18g含まれています。

WHO(世界保健機関)によると、1日に25gまで砂糖を摂取しても良いとありますので、
リポビタンDだけで18g摂取してしまうのは少々摂りすぎになってしまいます。
というのも、砂糖は料理にもジュースにもお菓子にも含まれているためです。

しかし、日本人の砂糖の摂取量の平均を見てみると、69gとなっています。
参照:NATIONAL GEOGRAPHIC

これに当てはめると、1日1本飲む程度なら問題ないかと思われます。
健康のことを考えると1日に1本飲むのは砂糖の摂り過ぎになる可能性が高いので、
健康を気にするなら飲まないに越したことはないということになります。

しかし、疲れているときやここぞというときに飲みたいリポビタンD。
15歳以上であれば、やはり1日に1本飲むのは適切だと考えます。

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飲み過ぎるとどうなるの?

飲み過ぎるとどうなるのかについてですが、
まずカフェインの入っていないリポビタンDキッズから見ていくと、
リポビタンDキッズ1本中に含まれる砂糖の量は載っていなかったので、
リポビタンDキッズゼリーを見てみると、1本中に6.7gの砂糖が含まれています。

WHOの1日に摂取していい砂糖の量18gに当てはめると、
リポビタンDだけで6.7gもの砂糖を摂取してしまうのは、
摂りすぎに当たる可能性があります。
といっても、お菓子やジュースなどを全く口にしないという場合は
問題ありませんが、お菓子も食べてジュースも飲むという場合は、
おそらく1日18gというのは軽く越えてくるかと思います。

そうなると、肥満の原因になってきますので、太りやすい体質の子供は注意した方が良いでしょう。

ちなみに、厚生労働省の食事摂取基準2015年版によると1~2歳児が5g、3~5歳児が7gとされており、
米国心臓協会では子供は1日に25g以下が良いとされています。また、2歳未満の子供に関しては
砂糖を一切控えるべきとされています。

これに照らし合わせると、2歳未満の子供にはリポビタンDキッズゼリーであっても
与えない方がよく、2歳以上の子供であっても1本飲むのは砂糖の摂り過ぎにあたる可能性があります。
米国心臓協会では子供の砂糖の量は1日に25gを越えないようにと言われていますので、
これに当てはめると、1本程度なら問題ないことになります。

次に、通常のリポビタンDを見ていくと、
気にした方が良いのはカフェイン量になってくるかと思います。
1本あたりに50mgのカフェインが含まれており、
上記で書いた15歳以上の子供であれば2.5mg/kg体重以上のカフェインを摂取しないこととなっているので、
体重が60kgの場合であれば、1日に最大で125mgのカフェインが摂取できるということになります。

ですので、カフェイン量だけで考えると1日に2本は飲める計算になります。
これ以上飲むとカフェインの摂りすぎにあたります。

カフェインを摂取しすぎるとどうなるかについてですが、
めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠、下痢、吐き気などの症状が現れる場合があります。(個人差がありますので、どれくらいが摂りすぎになるかは一概には言えません)
また、寝る前に摂取することにより、睡眠の質が悪くなることもありますので、
摂取する時間も気にした方が良いでしょう。

カフェイン的には上記のようになりますが、
砂糖の量を考えるとリポビタンD1本当たり砂糖が18g含まれていますので、
2本も摂取してしまうと、WHOのいう1日25gまでというのを軽く越えることになるので、
そうなると肥満のリスクや糖尿病のリスクを高めることになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
子供と言っても年齢によって異なりますので、
大正製薬公式サイトに沿って考えると、
通常のリポビタンDは15歳以上から摂取しても良く、
15歳未満の場合はリポビタンDキッズやリポビタンDキッズゼリーなどを摂取するようにしましょう。
ただし、米国心臓協会では2歳未満の子供には砂糖を与えない方が良いとありますので、
飲むとしても2歳以上から飲むようにした方が良いでしょう。

ただし、摂りすぎると砂糖の過剰摂取になる恐れがありますので、
リポビタンDは1日に1本程度にとどめておいた方が良さそうです。

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