グミは柔らかいものからハード系と呼ばれる固いものまでありますが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか？
こちらではグミと子供について紹介致します。
グミは子供は何歳からいつから食べても良いの？
グミの原材料から見てみると、種類によって異なりますが大まかに、
水飴、砂糖、ゼラチン、食物油脂、還元パラチノース、香料、着色料などになっています。
ここで気になる成分としては水飴と砂糖になります。
では、砂糖は何歳から摂取しても良いのか見てみると、
米国心臓協会では次のように述べています。
1日の添加砂糖は、小児が25ｇ以下、2歳未満は一切控えるべき」という厳しい提言が発表された。 提言の冒頭では「貧しい食習慣が肥満や心疾患、高血圧、肥満と関連するがん、虫歯のリスクを増大させる」とし、子供のころからこの問題と取り組む必要があると主張している。
引用：ダイヤモンドオンライン
次に、mamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。
歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。
引用：mamasta
ですので、米国心臓協会の提言を守るのであれば、
2歳から食べることができますが、虫歯を気にされる場合は3歳あたりから与えた方が良いということになります。
米国心臓協会が懸念しているのは、早い段階から甘いものに慣れさせると
将来の肥満や糖尿病のリスクが上がるというところなので、
早い段階からは与えない方が無難です。
それよりも、グミは弾力があり、ハードグミになると
「グミは強い弾力がありますので、のどに詰まらせないよう、よく噛んでお召し上がりください」
という注意書きもされています。
特にハードグミの硬さは子供からすると危険度は飴に近いものも感じられますので、
早い段階で食べさせると喉詰めの危険性があります。
ピーナッツの話になるのですが、
消費者庁を見てみると、平成26年から令和元年までの6年間に、食品を誤嚥して窒息したことにより、
14歳以下の子供が80名死亡しており、そのうち5歳以下が73名で9割を占めていたとあります。
特にかみ砕くちからや飲み込む力が十分ではない子供が豆やナッツ類を食べると、
窒息してしまったり、肺炎を起こすリスクがあるとのことです。
参照：消費者庁
という結果が出ており、これはピーナッツのようなナッツ類だけの話ではなく
飴も含まれています。喉に詰める危険性を考えると噛んでもなくならないお菓子も当てはめることができます。
ですので、安全をとるのであれば、硬いグミは6歳から与えた方が良いでしょう。
ソフトグミの場合は？
ハードグミの場合は、早くても6歳から与えた方が無難ということがわかりましたが、
アンパンマングミのようなソフトグミの場合はどうでしょう？
こちらも糖類が含まれていますので、
早くても2歳あたりからとなりますが、グミはよく噛まないと
喉詰めの恐れがあるため、歯が生えそろう3歳あたりから与えた方が無難であると考えます。
事実アンパンマングミを販売する不二家も対象年齢を3歳以上にしています。
参照：株式会社不二家
どれくらいの量食べても良いの？
子供の1日のおやつの量は3歳以上で200kcal程度と言われています。
アンパンマングミのカロリーを見てみると1袋あたり62kcalとなっており、
アンパンマングミだけをおやつとするのであれば、
3袋程度は食べても良い計算になります。
もし、ジュースなど糖分の入った飲み物を与えるのであれば、
ジュースは100mlあたり40～50kcal程度ありますので、
200ml与えたとするなら100kcal摂取することになりますので、
その場合はアンパンマングミの場合は1袋にとどめるとちょうど良いおやつとなります。
続いてタフグミのカロリーを見てみると、
1袋あたり319kcalあります。
この場合だと6歳以上の子供でも1袋食べるのは食べ過ぎに当たりますので、
与えたとしても2/3袋程度に抑えておいた方が無難です。
与える時の注意点は？
与える時の注意点としては、喉に詰める恐れのあるお菓子なので、
子供が3歳など小さい場合は、食べ終わるまで保護者の方が見守りをするようにしましょう。
また、しっかりと噛んでゆっくり食べるように促してください。
ハードグミの場合は、6歳以上になってから与えた方が無難なので、
この頃になると見守った方が良いのですが、
難しそうな場合は、遊びながら食べることは控えさせて、
ゆっくりとしっかり噛んで食べるように促してください。
食べ終わったら虫歯予防をしよう
グミは口の中に残りやすいため、虫歯になりやすい食べ物と言えます。
キャラメルなどと比べるとましですが。
グミは糖類が多く含まれており、これは唾液によりぶどう糖に分解されます。
ぶどう糖は虫歯菌の餌となりますので、放置していると虫歯の原因になります。
ですので、食べ終わったら歯磨きを行なうようにしましょう。
歯磨きが難しいようならうがいだけでも行なうようにしましょう。
まとめ
グミには様々な硬さがあり、柔らかいグミの場合は
3歳以上から。ハードグミの場合は6歳以上から与えた方が望ましいです。
ただし、喉詰めの危険性があるため、
食べる時はゆっくりとしっかり噛んで食べるように促してください。
