オムライスはケチャップと一緒にご飯を炒めて、焼いた卵で覆ったものになりますが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?
こちらではオムライスと子供について紹介致します。
オムライスは子供は何歳からいつから食べても良いの?
結論からいうと、卵にしっかりと火を通すのであれば離乳食が完了し
パクパク期に入る1歳から1歳半あたりから与えても良いですが、
卵が半熟の場合は、3歳から与えた方が無難です。
ただし、塩分が多いので卵の上にかけるケチャップは
かけない、あるいはかけても少量程度にとどめておいた方が良いでしょう。
1歳の子になぜ半熟卵はよくないのか?
卵には稀にサルモネラ菌が存在する可能性があります。
半熟状態ですとサルモネラ菌が存在したときに死滅しません。
それを1歳の子供が食べるとまだ免疫力の弱い子供にとっては
大人が食中毒にならない量であっても食中毒になる危険性があるからです。
1歳の子の1食の塩分量とオムライスの塩分量は?
1~2歳の子の塩分量は1食あたり男子1.0g未満 女子 1.16g程度となります。
オムライスの塩分量を見てみると、
200gあたり約1.5g程度の塩分量になります。
なお、200gのカロリーは322kcalとなりますので、
食事としてはちょうど良い量になります。
塩分が多いので、上にかけるケチャップの量はかけないようにするか、
かけても少量にする、あるいはケチャップライスのケチャップを減らすなどして
塩分を減らすようにしてください。
こうすることで多少塩分が多くても日常的でなければ
食べても構いません。
では次に3~5歳の子の場合を見てみると、
1日の塩分量は男子4.0g未満 女子 4.5g未満となっており、
1食に表すと男子約1.33g 女子1.5g未満となります。
この時期の1食のカロリーは400kcal程度になりますので、
例えばオムライスを200g程度与えて、残りのカロリーはサラダなどで補うと
ちょうど良い食事になります。
この時期になると多少卵の上にケチャップをかけても構いません。
どのくらいの量食べても良いの?
1~2歳の子供の1食のカロリーは300kcal程度、
3~5歳は400kcal程度となります。
1~2歳の子供の場合オムライスは200g程度食べても良い計算になり、
3~5歳の子供は250g程度食べても良い計算になります。
ただし、これはオムライスだけを食事とした場合の話で、
他にサラダなどを付け足す場合は、
1~2歳の子供はオムライス150g程度にとどめ、
3~5歳は200g程度にとどめた方が良いでしょう。
1~2歳の子に関しては大人用の味のオムライスを作ると
塩分の摂り過ぎになるため、薄味に作るか、卵の上にケチャップをかけないなどの工夫をしてください。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
塩分を摂り過ぎたとしても1日2日程度では特に影響はでませんが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると将来のむくみや高血圧症になる可能性が高まります。
なお、1歳の子供に一度に5~6gの塩分を摂取させると致死量となります。
塩分を摂り過ぎている時の対処法は?
食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
与える時の注意点は?
ご飯も喉に詰める可能性があるため、
一気に口に詰め込むことはせず、ゆっくりと一口ずつしっかりと噛んで
食べることを促してください。
その他は特に注意することはありません。
食べ終わったら虫歯予防をしよう
オムライスには炭水化物が多く含まれています。
炭水化物は唾液によりぶどう糖へと分解されます。
ぶどう糖は虫歯菌の餌となり放置していると
虫歯の原因になりますので、
食べ終わったら歯磨きを行なうようにしましょう。
歯磨きが難しいようならうがいだけでも行なうようにしましょう。
まとめ
オムライスは卵が半熟ではなくしっかりと火を通していれば
離乳食が完了しパクパク期が始まる1歳から1歳半あたりから
与えても構いませんが、半熟卵の場合は免疫力の関係から
3歳から与えた方が良いです。
オムライスは塩分が多い食べ物ですので、
1~2歳の子供に与える時は、子供用に塩分を控えた
オムライスを与えるようにしましょう。
ケチャップをかけないだけでもだいぶ違います。
3歳以降はケチャップはかけすぎなければかけて構いません。