味付け海苔は個包装のものやパッケージに入っている物などがありますが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?
こちらでは味付け海苔と子供について紹介致します。

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味付け海苔は子供は何歳からいつから食べても良いの?

味付け海苔

味付け海苔の原材料を見てみると、
例えばコープの味付け海苔の場合、
のり、さとうきび、たまり醤油、牡蠣エキス、鰹節、昆布タレ
となっております。
他のメーカーのものでは海老が使用されていたりするものもありました。

これらにアレルギーがないのであれば、
味付け海苔は離乳食が終わりパクパク期が始まる
1歳から1歳半あたりから与えても良いです。

ただし、塩分が多いため与えすぎると塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので、
与えすぎには注意してください。

どのくらいの量与えても良いの?

1~2歳の子供の1日の塩分量は

男子 3.0g未満
女子 3.5g未満

となっており、1食分で表すと男子1.0g未満、女子1.16g程度となります。
参照:NHK

ちなみに、3~5歳の子供は男子4.0g未満、女子4.5g未満となっています。

味付け海苔の塩分を見てみると、
メーカーにもよりますが、1枚あたり0.1gとなっています。
参照:広島海苔株式会社

1~2歳の子供はあまり塩分を摂取出来ませんので、
与えたとしても1食に2枚程度(できれば1日2枚程度)でとどめておくべきかと考えます。

塩分は海苔からだけでなく料理からも摂取するため、
料理も薄味にしないと上記の塩分摂取量を越えてしまいます。

たまに越える分には問題ありませんが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると問題です。

塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

1日2日程度多少摂りすぎたとしても特に問題にはなりませんが、
日常的に摂りすぎていると味の濃いものに慣れてしまい、
大人になっても味の濃いものを欲するようになります。

その状態が続くとむくみや高血圧症のリスクが増大しますので、
小さい頃から薄味のもので慣れさせていった方が良いです。

塩分を摂り過ぎている時の対処法は?

人参

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには制限がかけられていない限り摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

与える時の注意点は?

海苔は喉に張り付いたりして喉詰めの原因になりますので、
特に小さい子にはそのまま与えるのでなく、細かく刻んで与えるようにしましょう。

また、ゆっくりと一口ずつしっかりと噛んで食べるように促してください。

アレルギーに注意して

味付け海苔はメーカーによって原材料が異なります。
主に使われているアレルゲンとしては
大豆、豚肉、海老、小麦などになりますが、
牡蠣なども含まれていることがありますので、

食物アレルギーを持っている場合は与える前にアレルギー表をご確認ください。

なお、初めて食べさせる成分がある場合は、
はじめは味付け海苔を少しだけ与えて10分間様子を見ます。

異常が見られなければ、再び少しだけ与えて10分間様子を見ます。
異常がなければいつもの食べるスピードで与えていきます。
2時間様子を見て異常がなければ、その日は多くの場合問題はありません。
※例外はあります

これを1週間の間に3回ほど繰り返します。
繰り返して問題がなければその味付け海苔を食べてもその時点では問題がないと思って良いでしょう。
参照:Mass General for Children

塩分が気になるなら焼き海苔を

味付け海苔は塩分が含まれていますので、
たくさん与えることが出来ません。
その場合は、焼き海苔であれば塩分はほぼ含まれていませんので、
焼き海苔を与えるようにしましょう。

ただし、焼き海苔であってもヨウ素の摂取量の問題があります。
1~2歳のヨウ素の耐容上限量は250μg/日となっています。
参照:厚生労働省

海苔のヨウ素量を見てみると、
焼き海苔の場合、大1枚で21μgとなっています。

過剰に摂取させなければ問題のない量ですので、
あまり気にする必要はなさそうですが、
過剰に与えることは避けてください。

まとめ

味付け海苔は味が濃いため、離乳食期に与えると
離乳食を食べなくなる恐れがあります。

ですので、与えるとしても離乳食期が終わりパクパク期が始まる
1歳から1歳半あたりに与えるようにしましょう。

与える量としては1食につき2枚まで、できれば1日に2枚程度が望ましいです。
もっとたくさん与えたいのであれば味付け海苔ではなく焼き海苔を与えるようにしましょう。

与える際の注意点としては、
そのまま与えると喉詰めの原因となりますので、
細かく刻んで与えるようにしてください。
また、ゆっくりと一口ずつしっかりと噛んで食べるように促してください。

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