エビフライはタルタルソースなどをかけて食べることが多いですが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?海老のアレルギーや塩分などが気になるところです。
こちらではエビフライと子供について紹介致します。
エビフライは子供は何歳からいつから食べても良いの?
エビフライは味が濃いため、1歳のパクパク期が始まってから与えた方が良いでしょう。
1歳未満の子供には与えないでください。
中にはえびなどの甲殻アレルギーが心配ということで3歳になるまで
与えないという家庭もありますので、参考にしてください。
与える時の注意点は?
エビフライをまるまる出すと喉に詰める恐れがありますので、
1歳の子供には細かく刻んで与えるようにしましょう。
喉に詰めないようにゆっくりと一口ずつしっかりと噛んで食べるように促してください。
どれくらいの量与えても良いの?
1歳頃の子供の塩分摂取量を見てみると、
1食あたり約0.5gとなっています。
エビフライの塩分量を見てみると、
1本あたり約0.14gとなっています。
ですので、通常のエビフライの場合でしたら、
1歳の子供には他からも塩分を摂ることを考えると多くても2本程度で抑えておいた方が良いでしょう。
1歳の子供用に塩分を控えたエビフライを作るのでしたら、
もう少し量を増やしても良いかも知れませんが、
1歳の子供の1食の摂取カロリーは250kcal程度ですので、
エビフライ(1本23kcal)ばかりを食べさせるのではなく
様々なものから栄養を摂取した方が良いでしょう。
えびを初めて与える場合は?
えびを初めて与える場合、甲殻類のアレルギーは重症化しやすいため、
与えるにしても少量から与えるようにして様子を見るようにしましょう。
様子は、少量与えて10分間様子を見ます。
その間子供から目を離さないようにしてください。
10分経って変化がなければ2口目を与えます。
さらに10分待って変化がなければ普段の食事のペースで与えていきます。
そして与えた後2時間以上様子を見ます。
その上で変化がなければ、えびを1週間に3回程度与えます。
これで変化がなければ、えびのアレルギーは、その時点ではないと思ってもらって良いでしょう。
参照:Mass General for Children
アレルギーが出た場合どんな症状が出るの?
皮膚の赤みや湿疹、じんましんなどの皮膚症状の出現率が約9割と最も多く、
次いで喉のかゆみや呼吸苦、喘鳴といった呼吸器症状が約3割となります。
その他に嘔吐や下痢などの消化器症状、頭痛や意識障害といった神経症状や
蒼白といった循環器症状などが現れることがあります。
呼吸苦は重症化した場合、窒息することがあります。
参照:名駅ファミリアクリニック
これらの症状は摂取してすぐに現れることもありますし、
10分後など比較的短い時間で出ることもあります。
また、摂取後数時間してから現れることもあります。
ほとんどの場合は食べてから2時間以内に症状が出ますので、
摂取後2時間は赤ちゃんから目を離さずに様子を見るようにしてください。
アレルギー症状が出た場合は?
軽度のアレルギーが出た場合は直ちに病院で診てもらうことをおすすめします。
病院は日曜祝日、お盆、ゴールデンウィーク、年末年始、深夜や早朝などはしまっているので
与えるのであれば、病院が開いている時間帯に与えることをおすすめします。
重度のアレルギー症状が出た場合は、迷わず救急車を呼んでください。
救急車を呼ぶべきか迷った場合は、
「#7119」に電話すると医師、看護師、トレーニングを受けた相談員等が電話口で傷病者の状況を聞き取り、「緊急性のある症状なのか」や「すぐに病院を受診する必要性があるか」等を判断してくれますので、救急車を呼ぶべきかどうかがわかります。
参照:総務省消防庁
まとめ
エビフライは早くても1歳のパクパク期が始まって濃いものを食べ出してからにしてください。
初めて与える場合はアレルギーの心配がありますので、上記で書いた10分間様子を見る
というのを繰り返してください。
1週間に3回ほど与えるとアレルギーがあるのかどうかがわかります。
与える量としては、通常のエビフライだと2本程度。
子供用に塩分を控えたものであれば3本程度与えても良いですが、
できるだけ様々なものから栄養を摂った方が良いです。
1歳の子供に与える時は、エビフライをできるだけ細かく刻んで
与えることにより喉詰めのリスクを軽減することができます。