抹茶ラテにはカフェインが含まれているので、子供に飲ませるのはいつからいいのか
悩まれる方もおられるかと思います。
そこでこちらでは子供は抹茶ラテをいつから飲んでもいいのかについて紹介致します。
子供は抹茶ラテをいつから飲んでもいいの？
抹茶ラテをいつから飲んでもいいのか知るには子供がいつからカフェインを摂取してもいいのか
知る必要がありますので、先にそちらをみていきましょう。
まず東京すくすくというサイトを見てみると、カフェインは3歳までは控えてとあります。
それは脳の発育に影響が出るからということです。
参照：東京すくすく
また、カナダ保健省（HC)を見てみると、1日に摂取できるカフェインの量は
- 4～6歳の子供は最大45mg/日
- 7～9歳の子供は最大62.5mg/日
- 10～12歳の子供は最大85mg/日
- 13歳以上については、1日当たり2.5mg/kg体重以上のカフェインを摂取しないこと
としています。
参照：厚生労働省
これからもわかるように、3歳未満の子供についてはカフェインを与えない方が良いでしょう。
ですので、抹茶ラテがいつから飲めるのかというと、
4歳から飲むことが出来るということになります。
どのくらい飲んでもいいの？
では、どのくらい飲んでもいいのか？について見ていきましょう。
抹茶ラテにはメーカーによっても異なると思いますが、
100ml中に11mgのカフェインが含まれています。
参照：カフェインストラクターのカフェイン講座
仮に綾鷹の抹茶ラテ（440ml）をペットボトル1本飲んだとすると、
48.4mgのカフェインを摂取することになります。
4～6歳の子供は1日に最大45mgまでにすべきとあるので、
4～6歳の子供にペットボトル1本飲ませるのは多いということになります。
また、カフェインは他の飲み物などにも含まれているため
そのことも考えなければなりません。
カフェインはコーヒーをはじめ緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、紅茶、
エナジードリンク、栄養ドリンク、コーラ、ココア、チョコレートなどに含まれています。
4～6歳の場合、量的には抹茶ラテを1日に100～200ml程度で抑えた方が良いでしょう。
7～9歳の場合だと、62.5mgまでカフェインを摂取できるので、
綾鷹の抹茶ラテなら1本飲めるという計算になるのですが、
他からのカフェイン摂取を考えると、200～300ml程度で抑えておいた方が良いかと思われます。
10～12歳になるとカフェインは85mg摂取できるようになるので、
これだとペットボトル1本分の抹茶ラテを摂取してもカフェイン的には問題ないでしょう。
抹茶ラテには砂糖も含まれている
抹茶ラテにはカフェインだけでなく砂糖も含まれています。
綾鷹の抹茶ラテには100ml中砂糖が7.9g含まれています。
ペットボトル1本が440ml入りなので、全て飲んだとすると
34.76gの砂糖を摂取することになります。
ですが、米国心臓協会では1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
参照：DIAMOND online
小児の定義を見てみると薬生安発0608第1号では
新生児は出生後4週未満の児
乳児は生後4週以上、1歳未満の児
幼児は1歳以上、7歳未満の児
小児は7歳以上、15歳未満の児
としています。
参照：薬生安発0608第1号
ですので、7歳以上の子供であっても、
1日の砂糖の量は25g以下にすべきということなので、
4～6歳の子供の砂糖摂取量はもっと少ないと考えるべきです。
ですので、4～6歳児の場合、抹茶ラテは100ml程度で抑えた方が無難かと思われます。
7～15歳でもペットボトル1本分は米国心臓協会が言うには多いということになります。
ただし、これは毎日飲んだ場合に多いのであって、1週間に1回程度なら問題はないと考えます。
しかし、カフェインの問題もあるのでペットボトル1本飲むのは10歳からが望ましいかと思います。
それも、ペットボトル1本飲むのは毎日ではなく1週間に1度など間隔を開けて飲むべきだと考えます。
カフェインを摂りすぎるとどうなるの？
カフェインを摂取しすぎると個人差もあるかと思いますが、
中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の症状が
現れることがあります。
参照：厚生労働省
これは、毎日というわけではなく、1度でも過剰摂取した場合に症状が現れる可能性がありますので、注意してください。
砂糖を摂り過ぎるとどうなるの？
砂糖の摂り過ぎは1週間に1度など過剰摂取したところで特に問題になる子とはないのですが、
毎日過剰摂取となると、肥満の原因、糖尿病の原因など生活習慣病のリスクを高めることになります。
また、砂糖の過剰摂取により心臓の血管の病気、大きく捉えて心臓病のリスクがあがりますし、
脳卒中のリスクも上がります。
参照：すぎおかクリニック
特に小さい子の場合、砂糖摂取量の制限も厳しくなりますので、
飲み物などで砂糖を摂取しているとすぐに過剰摂取になる可能性がありますので注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
抹茶ラテをいつから飲んでもいいかについては、
カフェインの観点から考えると4歳から飲んでいいと言うことになり、
どれくらいの量飲んでもいいかは、カフェインの観点と砂糖の観点から考えていくと
4～6歳の子供は1日に100ml程度でとどめておいた方が良さそうです。
7～15歳の子供でもせいぜい200ml程度でとどめておいた方が良いでしょう。
というのも、おやつなどにも多くの砂糖が含まれているため、そのことを考えると
飲み物からの砂糖摂取は控えた方が良いからです。
ただし、毎日ではなく1週間に1回など間隔を開ければもう少し飲んでも大丈夫かと思いますが、
カフェインの量だけは注意してくださいね。
