塩昆布はサラダに混ぜたり、おにぎりに混ぜたりと様々な食べ方がありますが、
子供は何歳からいつから食べられるのでしょうか?
こちらでは塩昆布と子供について紹介致します。

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塩昆布は子供は何歳からいつから食べられる?

塩昆布

塩昆布の原材料を見てみると、種類にもよりますが
昆布 (北海道産)、醤油 (大豆・小麦を含む)、食塩、醤油加工品 (大豆・小麦を含む)/調味料 (アミノ酸等)、甘味料 (ソルビトール、甘草)、増粘多糖類
となっています。

この中で気になる成分といえば、やはり食塩でしょう。

では、食塩を1日にどの程度摂取していいのか見てみると、
1~2歳児の1日の塩分摂取量を見てみると、男子3.0g未満、女子3.5g未満。 3~5歳では男子4.0g未満、女子4.5g未満となっています。
参照:KIDS REPUBLIC

となっており、塩昆布の塩分量を見てみると、
くらこん塩昆布の場合、1袋50gあたり11.9gとなっています。

1回の使用量としてはおおよそ6g程度となっており、この量は一般的な子供から大人の方ですので、
小さい子供はもう少し少なくしても良いかと思います。

1~2歳の子供の1食の塩分量がおよそ1g、3~5歳の子供の1食の塩分量がおよそ1.3g程度ですので、
例えば塩昆布を5g摂取したとすると塩昆布だけで1.19g摂取することになるので
この量だと多すぎますので、これの半分以下の量と考えると1~2g程度。
これだと1回の塩分摂取量は0.238~0.476gとなりますので、
こう考えると食べられる年齢は1歳から食べても良いことになります。

ですが、離乳食中の子供や離乳食完了してすぐの場合は、
塩昆布を入れると味が濃くなるため、控えた方が良いかも知れません。

となると、食べられる年齢としては離乳食を卒業する生後12~18ヶ月、つまり1歳~1歳半あたりから食べさせることができます。

注意点はあるの?

毎食塩昆布を食べていると塩分の摂り過ぎになる可能性が出てきますので、
食べたとしても1日1食程度にとどめておいた方が良いでしょう。

もっというと、毎日ではなく1日おきなど間隔をあけて食べさせた方が塩分の摂り過ぎにはなりません。

ヨウ素は大丈夫なの?

一般的な量の海藻類を食べる分には特に問題ありません。

イソジンなどうがい薬を毎日飲むなどするとヨウ素の摂りすぎになり影響が出るかも知れませんが、塩昆布で影響が出るまで摂取するとなると、多量に摂取しないといけません。

しかし、そんなことをするとヨウ素よりも塩分の摂り過ぎの方が気になります。
ですので、塩昆布は一般的な量であれば、ヨウ素の心配をする必要はありません。

塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

1日程度なら特に問題にはならないのですが、
日常的に摂りすぎていると将来の高血圧症になるリスクが高まります。

高血圧症になると動脈硬化になりやすくなり、動脈硬化は、大血管にも、小血管にも起こり、脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血などの原因となってしまいます。

ですので、子供が小さい内から塩分を意識した食生活を心がける必要があります。

塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

カリウムを摂るからといって塩分を多く摂取して良いというわけではありませんので、
塩分の過剰摂取には注意してください。

まとめ

塩昆布は量を控えれば離乳食が完了したあたりから与えることができます。
与えすぎると塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので、
パッケージなどに書かれている目安量の1/3以下程度に抑えておきましょう。

3歳になると少し塩分摂取量が増えますので、
気になる方は3歳から与えるのも一つの手です。

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