源氏パイはハート型のパイで1965年に発売され、今もなお人気のあるお菓子ですが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?
こちらでは源氏パイと子供について紹介致します。
源氏パイは子供は何歳からいつから食べても良いの?
源氏パイの原材料を見てみると、
小麦粉(国内製造)、マーガリン、砂糖、食塩 [添加物]香料、カロテン色素
引用:アスクル
このようになっており、この中で気になる成分としては砂糖と食塩になります。
まず砂糖は子供は何歳から摂取しても良いのか見てみると、
米国心臓協会では次のように述べています。
「1日の添加砂糖は、小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべき」という厳しい提言が発表された。 提言の冒頭では「貧しい食習慣が肥満や心疾患、高血圧、肥満と関連するがん、虫歯のリスクを増大させる」とし、子供のころからこの問題と取り組む必要があると主張している。
引用:ダイヤモンドオンライン
次に、mamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。
歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。
引用:mamasta
と言っており、米国心臓協会の提言を守るのであれば、2歳から食べさせても良く
虫歯が気になるなら3歳あたりから食べさせても良いことになります。
こちらでは歯が生えそろう時期である3歳前後から食べさせると良いと判断します。
仮に1歳など早い時期から食べさせると考えられることとしては、
味が濃いため、その味に慣れてしまい薄味のものを受け付けなくなる可能性があります。
また、砂糖が含まれているため、毎日のように与えていると肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクが増大します。
歯が生えそろっておらず上手く噛むことが出来ないため、喉に詰めるリスクも高くなります。
ですので、1歳の子供に与えるのは推奨しません。
食塩は大丈夫なの?
源氏パイ2枚あたりに食塩は0.27g含まれています。
2~3歳児の1日の塩分摂取量は1歳~2歳:3.0g未満/日、3歳~5歳:3.5g未満/日となっていますので、
2歳児に源氏パイ2枚程度であれば、塩分のことはあまり気にしなくても良いでしょう。
3歳児であれば、おやつで0.5g程度の塩分量であれば気にすることはないでしょう。
ですので、源氏パイは食べ過ぎなければ塩分量は気にしなくても良いです。
どれくらいの量与えても良いの?
3歳前後の子供がおやつとして摂取しても良いカロリーを見ていくと、
2歳の子のおやつの摂取カロリーは150kcal程度、
3歳の子のおやつの摂取カロリーは200kcal程度と言われています。
参照:おつまみ研究所
源氏パイのカロリーを見てみると、
1袋2枚あたり110kcalとなっていますので、
2歳児であれば2枚。3歳児であれば3枚食べさせるとおやつとしてはちょうど良いカロリーになるでしょう。
ジュースも一緒に与えると言う場合は、ジュースは100mlあたり40~50kcal程度ですので、
源氏パイは2歳児で2枚弱程度、3歳児で2枚与えることができます。
食べすぎたらどうなるの?
おやつを食べ過ぎたら考えられることとしては、
おやつでお腹いっぱいになって晩ご飯が入らなくなるということです。
1日程度なら特に問題はないのですが日常的になると栄養が偏ってしまい成長に影響が出る可能性が出てきます。
逆におやつもたくさん食べるけど、食事もしっかり食べると言う場合、
総摂取カロリーが多くなり、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクが増大してしまいます。
源氏パイの場合、食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになってしまい、これが日常的になっていると高血圧の原因にもなりますので注意してください。
与える時の注意点は?
小さい子の場合、喉に詰める恐れがありますので、食べ終わるまで必ず保護者の方が見守ってください。
また、源氏パイは喉に引っかかりやすいので飲み物を用意してください。
食べやすいように半分に割って小さくすることにより、喉詰めのリスクを下げることができます。
一気に口の中に入れてしまわないように、ゆっくりとしっかり噛んで食べることを促してください。
保管場所にも注意して
子供の手の届く場所に置いておくと、知らない間に勝手に子供が食べてしまうことがあります。
そうなると、喉に詰めてしまっても気づかないなんてことにもなりかねません。
ですので、保管場所としては子供の手の届かない場所でかつわからない場所に保管するのが望ましいでしょう。
アレルギーに気をつけて
源氏パイのアレルギー成分は小麦となっています。
※商品内容は変更される可能性がありますので必ずパッケージをご確認ください。
3歳前後の子供ならすでに小麦にアレルギーがあるかどうかわかっていると思います。
もし小麦にアレルギーがある場合は、源氏パイは控えてください。
食べ終わったら虫歯予防をしよう
源氏パイは炭水化物を多く含んでいます。
炭水化物は唾液によりブドウ糖へと分解されます。
それを餌に菌が繁殖していきますので、食べ終わったら歯磨きを行なうようにしてください。
歯磨きが難しいようならうがいだけでも行なうようにしましょう。
まとめ
源氏パイには砂糖が含まれていますので、米国心臓協会の提言を守るのであれば2歳から、
虫歯が気になる場合は3歳あたりから食べさせても良いことになりますが、
当サイトでは歯が生えそろう3歳前後から与えることを推奨します。
食べる量については2~3枚程度がちょうど良いおやつの量になります。
食べ過ぎるとカロリーの摂り過ぎや塩分の摂り過ぎに繋がりますので、
食べ過ぎには注意してください。
食べ終わったら歯磨きなど虫歯予防をしましょう。