アース製薬から出ているゴキジェットプロまちぶせ(黒い容器のもの)を猫が舐めた場合、
何か影響はあるのでしょうか?こちらではゴキジェットプロを猫が舐めた場合の影響について紹介致します。
ゴキジェットプロまちぶせを猫が舐めたら影響はあるの?
ゴキジェットプロまちぶせを猫が舐めた場合、
影響はあるかについてですが、少量であれば特に影響はありません。
ただし、あくまでも少量の場合です。
ゴキジェットプロまちぶせの有効成分はイミプロトリンというピレスロイド系の成分と、
メトキサジアゾンというオキサジアゾール系の成分となります。
参照:アース製薬
まず、ピレスロイド系の成分ですが、人間をはじめ猫などの温血動物は
この成分を分解する酵素をもっており、体内に入ったとしても分解無毒化されて
排出されますので、こちらの成分については特に心配する必要はありません。
参照:KINCHO
次にオキサジアゾール系の成分についてですが、
こちらは多量に吸い込んだ場合に呼吸困難になる可能性があるようです。
参照:医薬品 登録販売者DX
多量にということなので、少量舐めた程度であれば、経口および皮膚から体内に入ったとしても主に尿から排出されるので、あまり問題はないです。
参照:J-STAGE
ただし、様子を見て何か異変が起きた場合はゴキジェットを持ってすぐに動物病院で診てもらいましょう。
ゴキジェットプロまちぶせは猫を飼っている場合使用してもいいのか?
ゴキジェットプロまちぶせは、噴射するとしばらくはそこに有効成分が残ります。
それを猫が舐めても少量の場合はあまり問題にはならないのですが、
ピレスロイド系の成分はほとんど影響はないのですが、
オキサジアゾール系の成分は、ピレスロイド系の成分と比べると猫にとってやや害があるため、できることなら使用しない方が良いと考えます。
アースレッドはピレスロイド系の成分とオキサジアゾール系の成分が入っており、
ゴキジェットプロまちぶせと含有量は違いますが、成分的には同じ物が使用されています。
そのアースレッドの注意事項に使用時はペットを外に出して、十分に換気したのちに部屋に戻すとあります。
参照:アース製薬
このことからも猫にとってゴキジェットプロまちぶせの成分が良いものではないことがわかります。
ゴキジェットプロまちぶせが使えないならゴキブリ対策はどうしたらよい?
ゴキジェットプロまちぶせは、猫を離した場所で使用したとしても、
使用した場所にしばらく成分が残るため、それを猫が舐めてしまう可能性があります。
できるなら使用しない方が良いと考えますので、その場合どういったゴキブリ対策を行なえば良いかというと、
まずは捕獲型であるゴキブリホイホイは猫にとって安全ですので、安心して使用できます。
次にブラックキャップなどの毒餌タイプです。
ブラックキャップは構造上、猫が遊んだとしても中身が飛び出てくる可能性は低く、
万が一猫がブラックキャップを食べてしまったとしても1個程度なら様子を見るくらいで
特に何かしらの影響が出ることもありませんし、食べようとしても強い苦味を伴うため、
1個食べるのも大変かと思います。というように安全性に考慮した商品ですので、
猫を飼っていたとしても安心して使用できます。
まとめ
ゴキジェットプロの有効成分はピレスロイド系の成分と
オキサジアゾール系の成分が入っており、ゴキブリにとっては死に至るほどの猛毒となりますが、
猫が舐めても少量なら、主に尿中から排出されますので、あまり問題になることはありません。
ですが、オキサジアゾール系の成分は猫にとってあまり良くない物ですので、
猫を飼っている場合は、ゴキジェットプロまちぶせはあまり使用しない方が良いと考えます。
もし、舐めてしまったら様子を見て何か異変があるようなら、ゴキジェットプロを持って動物病院で診てもらうようにしましょう。