蚊がいなくなるスプレーは部屋にワンプッシュするだけで有効成分が
部屋全体に行き渡り壁や天井などに付着して、そこに止まった蚊を駆除してくれるという商品ですが、
イモリを飼育している家庭で使っても良いのでしょうか?イモリに影響はないのでしょうか?
こちらでは蚊がいなくなるスプレーとイモリについて紹介致します。

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蚊がいなくなるスプレーはイモリに影響あるの?

イモリ

蚊がいなくなるスプレーの主成分はピレスロイド系の成分で、
この成分が蚊などの虫の体内に入ると神経が麻痺して弱らせたり死に至らせたりします。

ピレスロイド系の成分は虫だけではなく、は虫類や両生類、魚類などの
変温動物にとって有毒な成分となりますので、
両生類であるイモリにとっては有毒な成分となります。

なぜ有毒な成分となるかについてですが、
人間や犬猫などの温血動物はピレスロイド系の成分を分解する酵素を
持っているため、体内に入ったとしても分解され無毒化され排出されますので、
無害なのですが、変温動物はピレスロイド系の成分を分解する酵素を持ち合わせていません。
ですので、変温動物にとってピレスロイド系の成分は神経毒になってしまい、
イモリの体内に入ると神経毒により弱ったり、最悪死に至る可能性があります。

蚊がいなくなるスプレーの特性上、イモリを飼育していると使用出来ない

蚊がいなくなるスプレーの原理としては部屋を閉め切ってからワンプッシュすると
有効成分が噴射して30分程度で部屋全体に行き渡り、壁や天井などに付着します。
蚊は空中を飛んでいる時間よりも壁や天井に止まっている時間の方が長いため、
成分が付着した壁や天井などに止まると効果を発揮し蚊が死に至ります。

KINCHOに聞いたのですが、壁や天井に付着した成分はずっとその場所に付着しているわけではなく
再び浮遊し始めるそうです。

ですので、使用後30分程度経ってからイモリとケースを部屋に戻しても、
成分は再び浮遊し始めるため、イモリの元気がなくなったりする可能性があります。

ですので、持続時間である12時間~24時間はイモリを部屋に入れることができなくなります。

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ピレスロイド系の殺虫剤以外で蚊対策することが必要になる

イモリを飼育している場合は蚊がいなくなるスプレーをはじめ、アースノーマットや蚊取り線香、アースジェット、ゴキジェット、
などのようなピレスロイド系の殺虫剤は使わない方が良いでしょう。

となると、ピレスロイド系以外の成分以外のもので蚊対策を行なわなければなりません。
そこでおすすめするのが、
UVライトで蚊を誘引して熱や匂いで蚊を駆除する商品があります。

 

これだと、何かを出して蚊を駆除するというものではありませんので、
イモリを飼っていても何の心配もなく蚊対策することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
蚊がいなくなるスプレーの主成分はピレスロイド系の成分で
虫だけではなくは虫類や両生類、魚類などの変温動物にも影響を与えてしまいます。
イモリは両生類であるため、当然影響が出ますので、
イモリを飼育している場合は蚊がいなくなるスプレーを使用することができません。
ですので、蚊対策を行なうのであれば、上記で紹介したような商品で蚊対策を行なう必要があります。

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