プッチンプリンは1972年にグリコから販売され今もなお人気を集めていますが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?
こちらではプッチンプリンと子供について紹介致します。
プッチンプリンは子供は何歳からいつから食べても良いの?
プッチンプリンの原材料を見てみると、
加糖練乳(国内製造)、砂糖、ローストシュガー、植物油脂、脱脂粉乳、生乳、バター、加糖卵黄、クリーム、濃縮にんじん汁、食塩、うるち米でん粉、こんにゃく粉、寒天/糊料(増粘多糖類)、香料、酸味料、(一部に卵・乳成分を含む)
引用:glico
このようになっており、この中で気になる成分としては砂糖などの糖類と卵黄になります。
まず、砂糖などの糖類から見ていくと、
砂糖は何歳から摂取して良いのかについてですが、
米国心臓協会では次のように述べています。
「1日の添加砂糖は、小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべき」という厳しい提言が発表された。 提言の冒頭では「貧しい食習慣が肥満や心疾患、高血圧、肥満と関連するがん、虫歯のリスクを増大させる」とし、子供のころからこの問題と取り組む必要があると主張している。
引用:ダイヤモンドオンライン
次に、mamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。
歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。
引用:mamasta
米国心臓協会の提言を守ると2歳から食べることができ、
虫歯を気にされる場合は3歳あたりから与えた方が良いでしょう。
次に、卵黄についてですがプッチンプリンに含まれる卵黄は生あるいは半熟です。
生卵をいつから食べても良いか見てみると、アレルギーがなければ1歳から食べることができるのですが、
食中毒の兼ね合いから抵抗力の弱い2歳以下の子供には与えないことが勧められています。
参照:みんなの家庭の医学
となっていますが、プッチンプリンの卵黄は殺菌処理がされていますので、食中毒の心配はないため、
虫歯が気にならなければ2歳から与えても良いでしょう。
1歳から与えてしまうと、甘い味を覚えてしまい、要求するようになる可能性があり、
甘い物を与えていると肥満や糖尿病などの原因になるのと、
味の濃いものを与えてしまうとうす味のものを受け付けなくなる可能性がありますので、
プッチンプリンは早くても2歳からにした方が良いです。
プッチンプリンやさしい甘さはどうなの?
プッチンプリンやさしい甘さという卵不使用で動物性原料を使っていないものが販売されています。
こちらの原材料を見てみると、
豆乳(国内製造)、砂糖、水あめ、植物油脂、ローストシュガー、豆乳クリーム、濃縮にんじん汁、調製豆乳粉末、アーモンドペースト、食塩、寒天/糊料(増粘多糖類)、香料、pH調整剤、(一部に大豆・アーモンドを含む)
引用:glico
となっており、砂糖や水飴、ローストシュガーなどの糖類が含まれていますので、
こちらも虫歯が気にならなければ2歳から与えると良いでしょう。
1歳から与えてしまうと上記で説明したように薄味を受け付けなくなったり、
甘い物を要求するようになる可能性がありますので、1歳では与えない方が良いでしょう。
やさしい甘さの良い点としては卵が入っていないため
卵アレルギーの子供でも食べることが出来るというところです。
どれくらいの量与えても良いの?
3歳前後の子供がおやつとして摂取しても良いカロリーを見ていくと、
2歳の子のおやつの摂取カロリーは150kcal程度、
3歳の子のおやつの摂取カロリーは200kcal程度と言われています。
参照:おつまみ研究所
プッチンプリンの3個入りのもののカロリーを見てみると、
1個67gあたり89kcalとなっており、やさしい甘さの方は1個65gあたり86kcalとなっています。
ちなみにBIGサイズは1個160gあたり212kcalとなっています。
2歳児ですと小さい方のプッチンプリンを1個与えることができ、
3歳児であれば小さい方のプッチンプリンを2個与えることができます。
しかし、ジュースも一緒に与えるという場合は、
ジュース100mlあたり40~50kcal程度ありますので、
2歳児も3歳児も小さい方を1個とジュースでちょうど良いおやつになるかと思います。
おやつの摂取カロリーは目安で、おやつの位置づけとしては食事の栄養を補う目的で与えますので、
食事がちゃんと摂れていればおやつは無理に食べなくても良いものになります。
しかし、おやつは子供の楽しみに繋がりますので、きっちりとその分のカロリーは摂取しなくても与えた方が良いと考えます。
食べすぎるとどうなるの?
例えば、BIGプッチンプリンの場合、3歳の子供ならちょうど良いおやつになるかも知れませんが、
2歳の子供だと与えすぎになってしまいます。
1回程度なら問題はないのですが、毎日となるとカロリーや糖類の摂りすぎになり
肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクが高まります。
逆におやつでお腹いっぱいになってしまい、晩ご飯が入らなくなるという可能性もあります。
毎回おやつでお腹いっぱいになっていたら栄養が偏ってしまい、成長に影響が出るかもしれません。
おやつを与える時の注意点
おやつを与える時、プッチンプリンでは、あまりないかと思いますが
固形物の場合、喉に詰める恐れがありますので、食べ終わるまで保護者の方が見守ってください。
なお、固形のおやつの場合大きさが大きい場合は、食べやすい大きさに分けてから与えるようにしましょう。
また、一気に口に入れてしまう子供もいますので、ゆっくりと食べるように促してください。
保管場所にも注意して
子供の手の届くところに置いておくと、知らない間に勝手に食べてしまう恐れがあります。
プッチンプリンの場合は、喉詰めはないでしょうがカロリーの摂りすぎになる可能性がありますので、
保管場所は子供の手の届かない冷蔵庫の上の段で保存するようにしましょう。
なお、子供がわからない場所だとより良いです。要冷蔵のため隠し場所が難しいですが、
野菜室などに入れるという手もあります。
アレルギーに注意して
プッチンプリンのアレルギー成分は
乳・卵となっており、
やさしい甘さについては
大豆・アーモンドとなっています。
※商品内容は変更される可能性があるため必ずパッケージをご確認ください。
乳や卵にアレルギーがある場合は、プッチンプリンやさしい甘さを大豆・アーモンドにアレルギーがなければ食べさせると良いでしょう。
特に乳や卵のアレルギーの子は多いため、
卵なしや乳なしのおやつは助かると思います。
食べた後は虫歯予防をしよう
プッチンプリンは炭水化物が多く含まれています。
炭水化物は唾液によりブドウ糖へと分解され、
それを放置しているとブドウ糖を餌にして菌が増殖し虫歯のリスクが高くなってしまいます。
ですので、食べ終わったら歯磨きを行なうようにしましょう。
歯磨きが難しい場合はうがいだけでも行なうようにしましょう。
まとめ
プッチンプリンには多くの糖類が含まれていますので、
生活習慣病対策としても2歳から与えた方が良いでしょう。
虫歯が気になる場合は3歳あたりから与えるようにしましょう。
食べる量については、2歳児も3歳児も小さい方を1個与える程度にとどめておくと良いでしょう。
足りない場合は、何か別のおやつを少し与えることでおやつとしてのカロリーはちょうど良いものになるかと思います。