ビスコは1933年に登場し、今でも大人気のお菓子ですが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?カフェオレ味はどうなんでしょう?
こちらではビスコと子供について紹介致します。
ビスコは子供は何歳からいつから食べても良いの?
公式サイトを見てみると、歯が生えてきた頃から与えても良いとされており、
他のサイトを見てみると、生後5~6ヶ月から与えても良いとされていたり、
1歳~1歳半あたりから与えても良いとされていたりバラバラです。
当サイトでは米国心臓協会の提言などを元に何歳から与えても良いか見ていきます。
まず、ビスコの原材料を見てみると、
小麦粉(国内製造)、砂糖、ショートニング、乳糖、植物油脂、全粉乳、イヌリン、食塩、でん粉、小麦たんぱく、乳酸菌/炭酸Ca、膨脹剤、香料、乳化剤、調味料(アミノ酸)、V.B1、V.B2、V.D、(一部に乳成分・小麦を含む)
引用:glico
となっており、気になる成分としては食塩と砂糖になります。
では砂糖は何歳から摂取しても良いのか見てみると、
米国心臓協会では次のように述べています。
「1日の添加砂糖は、小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべき」という厳しい提言が発表された。 提言の冒頭では「貧しい食習慣が肥満や心疾患、高血圧、肥満と関連するがん、虫歯のリスクを増大させる」とし、子供のころからこの問題と取り組む必要があると主張している。
引用:ダイヤモンドオンライン
次に、mamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。
歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。
引用:mamasta
と言っており、米国心臓協会の提言を守ると2歳から食べても良いことになり、
虫歯を気にするのであれば3歳あたりから与えた方が良いということになります。
日本とイギリスでは食生活など違いはありますが、
将来の肥満や心疾患、高血圧などを考えると、これは日本においても注意すべき点かと思います。
仮に生後5~6ヶ月の子や1歳の子に与えると考えられることとしては、
甘い味を覚えてしまい、ビスコのような甘い物ばかりを要求する可能性が出てくるのと、
離乳食を食べている子供にとっては味が濃いため、うす味のものを受け付けなくなる可能性があります。
ですので、離乳食が終わっていない子に与えるのは早いと判断します。
すると、1歳~1歳半から与えても良いことになるのですが、
先ほども書きましたが、早い段階から砂糖などの対策はしておいた方が良いので、
最終的には親の判断となるのですが、当サイトでは早くても2歳から。虫歯が気になる場合は3歳から与えた方が良いと判断します。
カフェオレ味はどうなの?
ビスコのカフェオレ味の原材料を見てみると、
小麦粉(国内製造)、砂糖、ショートニング、乳糖、植物油脂、全粉乳、イヌリン、ココアパウダー、食塩、小麦たんぱく、でん粉、乳酸菌、コーヒーパウダー/炭酸Ca、膨脹剤、乳化剤、香料、調味料(アミノ酸)、V.B1、V.B2、V.D、(一部に乳成分・小麦を含む)
引用:Amazon
となっており、コーヒーパウダーが使用されています。
コーヒーにはカフェインが含まれていますので、カフェインは何歳から摂取しても良いのかを見ていかなければいけません。
元東京福祉大学教授のカフェインの研究をしている栗原久氏によると、
「子どもが大量に摂取すると不安や、頭痛、疲労感といった離脱症状が生じるリスクが高まる」。脳を刺激し、眠気防止などには有用だが、「子どもの脳の発育を邪魔する可能性がある」と指摘する。
「特に知性や理性をつかさどる前頭前野に影響を与える」と栗原さん。3歳までは摂取を控えるべきだという。4~6歳は1日25ミリグラム以下、7~12歳の学童期は50ミリグラム以下にするよう勧めている。
引用:東京すくすく
栗原氏によると、3歳までは摂取を控えるべきと言っています。
どのくらいの量で脳の発育を邪魔するのかは明記されていませんが、可能性がある以上
早い時期からカフェインを与えるのは控えた方が良いでしょう。
なので、カフェオレ味を与えても良いのは3歳からとなります。
どのくらいの量与えても良いの?
3歳前後の子供がおやつとして摂取しても良いカロリーを見ていくと、
2歳の子のおやつの摂取カロリーは150kcal程度、
3歳の子のおやつの摂取カロリーは200kcal程度と言われています。
参照:おつまみ研究所
ビスコのカロリーを見てみると、
1パック(5枚入り)あたりのカロリーは105kcalとなっています。
ですので、2歳の子の場合は1パック程度。そこにジュースを100ml程度与えるとちょうど良いカロリーになります。
ジュースは100mlあたり40~50kcal程度になります。
3歳の子も1パック程度にとどめて、他のおやつを少量与えるかジュースを与えても良いでしょう。
おやつの位置づけとしては食事の栄養を補うというものなので、
食事が満たされていれば栄養的には与えなくても良いものですので、
きっちりとカロリー通り与えなければいけないものではありません。
子供の楽しみとして与えると良いでしょう。
与える時の注意点は?
与える時の注意点として喉に詰める可能性がありますので、
食べ終わるまで保護者の方が見守りを行なうようにしましょう。
また、口の中がパサパサすると思いますので、飲み物を用意しておきましょう。
砂糖が気になる場合は、果汁100%ジュースを与えるか、糖質自体が気になるのでしたら
麦茶やルイボスティーなど糖質もカフェインも含まれていない飲み物を与えると良いでしょう。
一気に口の中に詰め込まないように1枚ずつ渡し、ゆっくりとしっかり噛んで食べるように促すことも大切です。
保管場所にも気をつけて
子供の手の届くところに置いておくと、知らない間に勝手に食べてしまう可能性があります。
そうなると、万が一喉に詰めた場合に気づかないなんてことにもなりかねません。
ですので、保管場所としては子供の手の届かないところでかつわからない場所に保管するようにしましょう。
アレルギーに注意して
ビスコのアレルゲン情報を見てみると、
乳成分・小麦となっています。(一部大豆が含まれている種類もあります)
※商品内容は変更される可能性がありますので必ずパッケージをご確認ください。
乳成分、小麦にアレルギーがある場合は与えないようにしてください。
2歳あたりだと様々なものを摂取していますので、何にアレルギーを持っているかはわかると思いますが、
万が一乳成分・小麦のいずれかあるいは両方初めて摂取させる場合は、
一口与えてみて様子を見るようにしましょう。
様子は2~3時間から半日程度様子を見て何も起こらなければ基本的には問題はないのですが、
中には摂取後1~2日後に発症する遅延型と呼ばれるケースがありますので、頭に入れておいてください。
参照:うつぼ本町キッズクリニック
食べ終わったら虫歯予防をしよう
ビスコは炭水化物が多く含まれており、
炭水化物は唾液によりブドウ糖へと分解されます。
これをそのまま放っておくとブドウ糖を餌に菌が増殖して虫歯のリスクが高くなってしまいます。
ですので、食べ終わったら歯磨きを行なうようにしましょう。
歯磨きが難しい場合はうがいだけでもしましょう。
まとめ
ビスコには砂糖が含まれていますので、米国心臓協会の提言に従うと2歳から与えることができ、
虫歯を気にされるのであれば3歳あたりから与えた方が良いでしょう。
公式サイトではもっと早い段階から与えても良いことになっていますが、
将来のことを考えると早い段階で砂糖など甘い物を与えるのは控えた方が良いでしょう。
与える量としては1パック5枚程度でちょうど良い量かと思います。
食べ終わったら歯磨きなど虫歯予防を行ないましょう。