妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
とんかつは食べても良いのでしょうか?注意点などはあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のとんかつについて紹介致します。
妊娠中とんかつは食べてもいいの?
中までしっかりと火が通っていれば
とんかつは食べても問題ありません。
ただし、毎日とんかつというような食生活は避けて、
栄養バランスを意識しましょう。
中がピンク色の場合は?
中がピンク色だからと言って一概に生焼けとはいえません。
とんかつを押さえてみて肉汁が透明の場合は、しっかりと火が通っています。
ですが、肉汁が濁っているような場合は、しっかりと火が通っていないため、
再度加熱を行なってください。
また、部分的に赤みがかっている場合がありますが、
これは栄養素のミオグロビンである場合がほとんどですので、
こちらも問題なく食べることができます。
なお、ミオグロビンは加熱すると赤から褐色(濃い茶色のような色)に変化しますが、
たまに色が変化しないミオグロビンも存在します。
参照:食肉科学技術研究所
基本的には中がピンク色であっても火は通っているのですが、(明らかに生焼けの場合を除く)
ピンク色や赤みがかっているのが気になる場合は、
再度加熱(中心部が75℃以上で1分以上)してみてください。
注意点はあるの?
とんかつにソースをかけるというのが一般的ですが、
例えば、中濃ソースの場合大さじ1杯でおよそ1gの塩分が含まれているため、
ソースのかけ過ぎに注意してください。
妊娠中の1日の塩分摂取量は厚生労働省によると6.5g未満とされていますので、
意識しないとすぐに塩分の摂り過ぎになりますので、
意識するようにしましょう。
なお、みそ汁1杯に塩分は1.2g程度含まれていますので、
みそ汁を飲まれる場合は1日1杯程度にとどめておいてください。
とんかつに千切りキャベツを添えると思いますが、
しっかりと水洗いしていれば、問題ありませんが、
水洗いせずに食べるとリステリア菌に感染する恐れがありますので、
野菜はちゃんと水で洗ってから食べるようにしましょう。
もし生焼けを食べると?
豚肉にはトキソプラズマという菌が存在していますので、
生焼けの状態で食べると今まで感染したことのない方は
感染する可能性があります。
他にも大腸菌などが存在しているため、食中毒の原因となります。
先ほども書きましたが、中がうっすらピンク色の場合や
部分的に赤みがかっているとんかつのほとんどはしっかりと火が通っており、
菌は死滅していますので、食べても問題ありません。
ただ、明らかに生焼け(食感がぶにょぶにょしているなど)という場合は、
再度加熱を行なってください。
まとめ
妊娠中にとんかつは毎日でなければ食べても問題ありません。
ただし、ソースをかけすぎると塩分の摂り過ぎになる可能性があるため、
ソースのかけ過ぎには注意してください。
中がうっすらとピンク色の場合や部分的に赤みがかっているとんかつがありますが、
ほとんどの場合、中心部まで火が通っていますので、
問題なく食べることができます。
どうしても心配な場合は再度加熱すると良いでしょう。