KINCHOから出ているゴキブリムエンダーとアース製薬から出ているアースレッドは、
どちらも害虫駆除剤になりますが、どちらの方が使いやすいのでしょうか?
こちらでは、ゴキブリムエンダーとアースレッドについて紹介致します。
ゴキブリムエンダーとアースレッド!どちらが使いやすい?
まず、アースレッドから見ていきましょう。
アースレッドは燻煙タイプになり使うに当たって準備が必要になります。
例えば、ガス漏れ警報器のスイッチを切っておく、
テレビやパソコン、オーディオ、ゲーム機などにカバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけておくなどになります。
前準備をして使えるのがアースレッドになります。
一方、ゴキブリムエンダーは燻煙タイプではなくスプレータイプになり、
特に前準備など必要なく、部屋の中央から四方に噴射するだけとなっています。
これを見るとゴキブリムエンダーの方が使い勝手が良いことがわかります。
後処理に関してはアースレッドは気になるようなら掃除機をかけるとあるだけで、
後処理は特にしなくても良さそうです。
ゴキブリムエンダーも後処理をしなくても良い商品となっています。
どちらにも言えることですが、ゴキブリなどの死骸がある場合は、
その処理は必要となります。
どちらの方が効果があるの?
ゴキブリムエンダーの成分は、フェノトリンやメトフルトリンというピレスロイド系の成分となっています。
一方、アースレッドの成分は、メトキサジアゾンというオキサジアゾール系の成分とd・d-T-シフェノトリンというピレスロイド系の成分からなります。
どちらも効果はあるのですが、アースレッドの方はピレスロイド系の成分以外の成分も使用していますので、
ピレスロイド系の成分に抵抗を持っている虫に対しても効果を発揮します。
そういった意味ではゴキブリムエンダーよりもアースレッドの方が虫の種類問わず効果が期待できます。
ゴキブリ駆除が目的ならどちらも効果は期待できますので、
使いやすい方を使えば良いかと思います。
アースレッドは頻繁に使うのは大変
アースレッドは、使用する前にカバーで覆うなどの前準備が必要となり、
何度も何度も使用するとなるとかなり大変だと思います。
そういった意味では、前準備がいらないゴキブリムエンダーに軍配があがります。
何度も使用しないといけないのか?
殺虫剤は、ゴキブリの卵には効きませんので、基本的に卵から孵化するのを待つしかありません。
ゴキブリの種類にもよるのですが、クロゴキブリの場合産卵から孵化までの期間は23~55日と言われています。
チャバネゴキブリの場合は、産卵後すぐに孵化します。
参照:DUSKIN
ゴキブリの卵(卵鞘)がある場合、1回の使用では卵は生き残ってしまいますので、
孵化すると成長して、また繁殖してしまいます。
ですので、1回だけの使用では不十分になります。
クロゴキブリの場合だと、およそ2ヶ月の間は使用しなければいけません。
ゴキブリムエンダーの使用頻度の推奨は2週間ごととされています。
アースレッドの場合は1~2ヶ月ごとに使用するのが推奨されています。
どちらを使用するにしても、複数回は使用しなければ、ゴキブリは完全に駆除できないです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ゴキブリムエンダーとアースレッドでは、使い勝手が良いのは、
スプレータイプであるゴキブリムエンダーに軍配が上がります。
効果については、害虫と捉えると、アースレッドはピレスロイド系以外の成分も使用されていますので、
より効果的という意味ではアースレッドに軍配が上がるでしょう。
しかし、1回だけの使用では完全にゴキブリを駆除できないため、
個人的には使いやすいゴキブリムエンダーを複数回使用することをお勧めします。