夏から秋にかけて蚊対策として蚊がいなくなるスプレーを使用する家庭も多いと思いますが、
ダニにも効果はあるのでしょうか?
こちらでは蚊がいなくなるスプレーとダニについて紹介致します。
蚊がいなくなるスプレーはダニに効果あるの?
蚊がいなくなるスプレーの主成分はピレスロイド系の成分で、
この成分は蚊などの虫の体内に入ると神経が麻痺して呼吸が出来なくなり死に至ります。
虫の大きさ(体重)にもよるのですが、蚊がいなくなるスプレーの成分濃度は濃い方なので、
直接虫に吹きかけると大きな虫でも駆除できます。
この商品がダニに効果があるのかについてですが、
ダニに成分を吸わせることができたらダニは死ぬと思いますが、
ダニは畳の中であったり、布団の中であったり、表面にいるダニはごく一部ですので、
蚊がいなくなるスプレーでは、中まで成分が浸透しないため、
結果的に効果はないと言わざるを得ません。
蚊がいなくなるスプレーの原理は?
蚊がいなくなるスプレーの原理としては、
噴射してから少し時間が経つと壁や天井などに殺虫成分が付着します。
蚊は空中を飛んでいる時間よりも壁や天井などに止まっている時間の方が長いため、
そこに着目されて壁や天井などに長時間殺虫成分が付着するように作られています。
当然寝室や和室などで使用すると、畳や布団の表面には殺虫成分が付着するため、
表面に付いた殺虫成分をダニが嫌がり表面には出てこないと思いますが、
これでは、ダニを駆除したことにはなりませんし、時間が経てば効果もなくなりますので、
根本的な解決にはなりません。
ダニを駆除するにはどうしたらいいの?
蚊がいなくなるスプレーではダニを駆除することができません。
ダニを駆除するためにはしっかりと布団などの中にまで殺虫成分が浸透するものでないといけません。
KINCHOから販売されているダニがいなくなるスプレーというものがあります。
これは寝具や布製品に使用することを想定して作られているため、
アルコールの速乾性、そして香りにもこだわっているようで、
一度使用すると1ヶ月は駆除効果が持続するようです。
ただ、ダニの死骸は残ってしまうので、掃除機で吸う必要はあるかと思います。
どこまで死骸を吸えるのかわかりませんが、ダニの死骸を放置していると、喘息などのアレルギーの原因になりますので、
放置はできません。
となると、ダニを捕らえるグッズという方向にも考えが及びます。
で、紹介するのがダニ捕獲用マットです。
これは、ダニをマットにおびき寄せて、乾燥退治するというもので、
布団の中にダニの死骸は残りませんので、赤ちゃんなど小さい子供がいる家庭でも安心して使用できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
蚊がいなくなるスプレーはダニが殺虫成分を吸えば駆除できるのですが、
布団などの中にまで浸透するようには作られていないため、
駆除できたとしても表面にいるダニくらいでしょう。
中にいるダニも駆除しようと思うとダニがいなくなるスプレーや
上記で紹介したダニ捕獲マットのようなもので駆除した方が良いでしょう。