妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
妊娠中にミニッツメイドは飲んでもいいのでしょうか?
また、飲めるとしたらどれくらいの量飲んでもいいのでしょうか?
こちらでは妊娠中のミニッツメイドについて紹介致します。
妊娠中ミニッツメイドは飲んでもいいの?
私魔女のキキ!
こっちは1本500円で買わされたミニッツメイド(350ml)! pic.twitter.com/fZHq0miXme— ゆきだるま (@a_winter_fairy) May 14, 2022
まず、ミニッツメイドには様々な種類があり、その中にQooやゼリーなどもありますが、
こちらでは果汁100%の飲み物に限定して話を進めたいと思います。
ミニッツメイドには、オレンジブレンド、白ブドウ&ピーチ、ピンク・グレープフルーツ、カシス&グレープなどの100%飲料があります。
このいずれも妊娠初期、つわり時期、妊娠中期、妊娠後期どの時期にでも飲んで構いません。
なぜかというと、
原材料を見てみると、
果汁、香料、野菜色素、カラメル色素、ビオチンとなっています。
この中に妊娠中に摂取してはいけない成分は含まれていません。
また、カフェインも含まれていないため、
常識範囲内の量であれば、飲んでも問題はありません。
どのくらいの量飲んでもいいの?
つわり時期で、ミニッツメイドしか飲めないと言う場合は、
量は特に気にせず飲んでも構いません。
ミニッツメイドしか飲んでいないからといって、胎児が育たないということはないため
心配はいりません。
つわりが過ぎれば、量に気をつけて飲むようにしましょう。
ミニッツメイドのオレンジブレンドを見てみると、
100mlあたりに糖類が11.9g含まれています。
ペットボトルの場合、1本が350mlなので1本飲むと41.65gの糖類を摂取することになります。
では、1日にどれくらいの量の糖類を摂取していいのかというと、
世界保健機関(WHO)では次のように述べています。
成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する
引用:食品安全委員会
健康の増大を図るのであれば1日の遊離糖類は25g以下にすべきと言っていますが、
この数値は相当注意しないと実現できない数値なので、こちらではWHOの推奨する
エネルギー総摂取量の10%未満という提言を元に話を進めます。
すると、1日の遊離糖類は50g未満まで摂取できるということになります。
なお、遊離糖類というのは、砂糖をはじめショ糖、果糖、果汁、ハチミツ、シロップなどのことを指します。
これでいくと、ミニッツメイドのオレンジブレンドの場合は350ml飲んでも範囲内に収まります。
ですが、ミニッツメイドからだけでなく、おやつも食べるかと思います。
そこで糖類(おおむね砂糖)を摂取することになります。
おやつに含まれている砂糖の量を一部ですが見ていくと、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院
例えばプリンやアイスを食べるとそれだけで16gもの砂糖を摂取することになります。
これにミニッツメイド350ml飲むと、糖類は57.65g摂取することになります。
これだとWHOの推奨する50g未満を超えてしまいます。
なお、コンビニで販売されているスイーツは1つで30g前後程度の糖類が含まれていますので、
これを食べて、ミニッツメイドも飲んだら糖類を相当量摂取することになってしまいます。
日本人の1日の砂糖摂取量の平均は、69gと言われています。
参照:NATIONAL GEOGRAPHIC
平均値で行くと、軽くおやつも食べてミニッツメイド350ml飲んでも問題はなさそうです。
ですが、いわゆるケーキ類を日常的に食べて、ミニッツメイド350ml飲んでいたら、
平均値以上の糖類を摂取することになり、身体に影響が出る可能性が出てきます。
1日にどのくらいの量飲んでいいかというと、
おやつを軽く食べるのであれば、ミニッツメイドは350ml以下にすべきで、
おやつを多めに食べるのであれば、200ml程度(マグカップ1杯)に抑えておいた方が良いでしょう。
糖類を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに過剰摂取する分には何の問題もないのですが、
日常的に過剰摂取していると、ママの肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増加します。
こちらは砂糖の話になるのですが、砂糖を摂り過ぎるとママの心臓病のリスクも増加するようです。
参照:アスゲン製薬株式会社
また、生まれてくる赤ちゃんにも影響が出る可能性があります。
呼吸ケアクリニック東京によると
縦断的な親子研究では、幼児期の糖摂取量とは無関係に、妊娠中の母体の遊離糖摂取量は子供が7〜9歳に達した時点での、アトピーとアトピー性喘息のリスクの高さと関係していた。
引用:呼吸ケアクリニック東京
と述べているため、アトピーや喘息になる可能性が高くなるようです。
ですので、日常的に遊離糖類を過剰摂取することは控えた方が良いでしょう。
また、菓子パンにもたくさんの砂糖が含まれていますので
日常的に食べないようにした方が良いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ミニッツメイド果汁100%には、妊娠中に摂取してはいけない成分や
カフェインのように摂取上限がある成分は含まれていませんので、
妊娠中のどの時期にでも飲んで問題がありません。
ただし、果汁100%といっても遊離糖類が結構含まれているため、
飲み過ぎると遊離糖類の過剰摂取になる可能性があるため、
飲み過ぎには注意してください。
特におやつも食べるという場合は、遊離糖類の過剰摂取になりがちです。