子供用にすくすくカルピスキッズという商品が販売されていますが、
こちらは子供は何歳からいつから飲んでも良いのでしょうか?
また、飲める歳になったらどのくらいの量飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは子供とすくすくカルピスキッズについて紹介致します。
子供はすくすくカルピスキッズを何歳からいつから飲めるの?
幼児に不足したカルシウムや機能性乳酸菌(L-92)が配合された「すくすくカルピスキッズ」を続けています。http://t.co/yojSLIcoQa pic.twitter.com/mK9i3mjoac
— おにぎりフェイス@育児・お出かけ (@Onigiriface) August 4, 2015
まず、すくすくカルピスキッズの原材料を見てみましょう。
砂糖(国内製造)、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ミルクカルシウム、酵母エキスパウダー、乳酸菌乾燥粉末(殺菌)、デキストリン、ビフィズス菌(殺菌)/酸味料、香料、安定剤(増粘多糖類)、(一部に乳成分・大豆を含む)
引用:エルビー
このようになっています。
次にエルビー公式サイトを見てみると、1~6歳のミルクカルシウム不足をこの商品で摂取しよう的なことが書かれています。
参照:エルビー
すくすくカルピスキッズは砂糖が一番多く含まれています。
まずこの商品を何歳から飲めるか知るには子供は何歳から砂糖を摂取していいのか知る必要があります。
米国心臓協会によると、
1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
なぜかというと、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するからということです。
参照:DIAMOND online
2歳未満の子供が清涼飲料を飲む癖をつけると肥満などの原因になると言っています。
すくすくカルピスキッズは清涼飲料ではなく、乳飲料あるいは乳酸菌飲料に当たるのですが、
砂糖が清涼飲料なみに入っているので、こちらでは同じ物として考えていきます。
となると、米国心臓協会の提言に従うのであれば2歳から飲めるということになります。
次にmamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。
歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。
引用:mamasta
虫歯を気にされるのであれば3歳あたりから与えた方が良いでしょう。
どのくらいの量飲んでもいいの?
米国心臓協会では小児は添加砂糖を1日に25g以下に抑えるように言っています。
すくすくカルピスキッズ1本(125ml)当たりに糖類は17g含まれています。
ですので、1日1本飲んでも問題がないように思えますが、
子供はおやつも食べるかと思います。
おやつに含まれる砂糖の量を一部ですが見てみると、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院
プリンやアイスを1日1つ食べることは日常的にあるかと思いますが、
それだけで16gもの砂糖を摂取することになります。
そこにすくすくカルピスキッズを飲むと33gの砂糖を摂取することになります。
おやつを食べると簡単にオーバーしてしまいます。
となると、おやつを控える他ないのですが、
すくすくカルピスキッズを毎日飲まなければ良いという考えもできます。
米国心臓協会はこうも述べています。
小児の1日の添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、清涼飲料については、1週間(1日ではない)の摂取量を236mL以下に制限。
1週間に236ml以下にするように言っていますので、
これに照らし合わせると、すくすくカルピスキッズは3日に1度100ml程度飲ませるか、
1週間に1度200ml程度飲ませることによって制限を守ることができます。
ですので、すくすくカルピスキッズは毎日飲むものではないと言うことが言えます。
砂糖を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに過剰摂取になったとしても特に問題はないのですが、
日常的に過剰摂取(ここではすくすくカルピスキッズを毎日飲むこと)していると、
肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増加してしまいます。
それだけでなく、心臓病のリスクも増加するようです。
参照:アスゲン製薬株式会社
なお、菓子パンにもたくさんの砂糖が使われていますので
日常的に食べさせることはしないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
公式サイトでは1歳から飲めるようですが、
米国心臓協会に従えば2歳から飲めると言うことになり、
虫歯を気にされるのであれば3歳当たりから飲ませた方が良いかと思います。
飲む量については毎日飲んでいると砂糖の過剰摂取に繋がる可能性が高まりますので、
3日に1度100ml、1週間に1度200ml程度与えるように間隔をあけて与えた方が良いです。
ちなみにすくすくカルピスキッズを500mlで考えると砂糖は68g含まれている計算になり、
これはコーラや普通のカルピスよりも砂糖含有量が多いことになります。