サイトによっては、1歳半あたりから食べさせても良い、
舐めさせる程度なら良い、3歳になってからなど様々なことが書かれていますが、
こちらでは、米国心臓協会(AHA)の提言を元に考えていきたいと思います。

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子供は何歳からチョコレートを食べさせてもいいの?

チョコレート

チョコレートには砂糖が含まれていますし、ホワイトチョコでなければカフェインも含まれています。
まず砂糖がいつから摂取してもいいのかを見ていくと、
米国心臓協会(AHA)では1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
なぜかというと、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するからということです。
参照:DIAMOND online

上記は清涼飲料のことを言っていますが、砂糖などの甘い物は小さい頃から覚えさせると癖になる可能性があり、日常的に摂取し続けると肥満などの原因になります。

米国心臓協会の提言に従えば、2歳から食べさせても良いということになります。

では、次にmamastaというサイトを見てみると、
歯科衛生士の方がこう答えています。

歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。

引用:mamasta

次にカフェインについて見ていくと、
まずミルクチョコレート1枚(50g)に含まれるカフェイン量は14mgです。
このチョコレートは通常の板チョコをイメージしていただければと思います。
参照:DELISH KITCHEN

なお、ホワイトチョコ(白いチョコやいちごチョコレートみたいな)にはほとんどカフェインは含まれていません。

東京すくすくというサイトを見てみると、
3歳まではカフェインを控えてと書いてあります。
その理由は脳の発育に影響するからとのことです。
参照:東京すくすく

3歳までというのは、3歳も含まれますので、カフェインを気にするのであれば4歳から食べても良いということになります。
なお、カナダ保健省(HC)でもカフェイン摂取量は4歳以降からしか記されていません。
参照:厚生労働省

ですので、子供は何歳からチョコレートを食べても良いかについては、
カフェインを気にするのであれば、4歳から。
ただしホワイトチョコレート(いちごチョコレートなど)にはカフェインがほとんど含まれていませんので
気にする必要はありません。

砂糖を気にするのであれば、
米国心臓協会の提言に従えば、2歳になってから食べさせても良いということになります。
虫歯のリスクを気にするのであれば、3歳になってから食べさせても良いということになります。

いずれにしても、1歳や1歳半で食べさせるのは早すぎると考えます。

チョコレートは1日どのくらいの量食べてもいいの?

米国心臓協会(AHA)は子供は1日の砂糖摂取は25g以下と言っているので、
これに照らし合わせて考えてみると、
通常の板チョコには50g当たりに19.8gの砂糖が含まれています。
半分の25gで考えると9.9gの砂糖が含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

砂糖は菓子パンや清涼飲料などに多く含まれており、
当然料理などにも使用されます。

ここで一部ですが砂糖がどの程度含まれているのか見ていくと、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

とこのようになっています。
おやつがチョコレートだけだった場合で、清涼飲料を一切飲まないのだとしたら、
板チョコなら1枚食べたとしてもAHAの言う25g以下に収まるのですが、
他にもおやつを食べたり清涼飲料を飲んだり(森永のマミーなど)すると
一瞬で25gを越えてしまいます。

ですので、他におやつなどを食べることを計算に入れると、
1日に食べても良いチョコレートの量は12.5g~25g程度と考えた方が良さそうです。

なお、不二家のアンパンマンチョコ1個当たりに砂糖は6.3g程度含まれています。
参照:不二家

これだと、アンパンマンチョコを1個食べても問題はなさそうです。

では、続いてカフェインの観点から考えてみると
カナダ保健省では

  • 4~6歳は最大45mg/日
  • 7~9歳は最大62.5mg/日
  • 10~12歳は最大85mg/日
  • 13歳以上は1日のカフェイン摂取量を2.5mg/kg体重以上摂取しないこと

とされています。
この数値を見ると、ある程度チョコレートでカフェインを摂取しても
特に問題がないことがわかります。
なお、カフェインは緑茶やほうじ茶、ウーロン茶、紅茶、コーラ、ココアなどに含まれています。

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チョコレートを食べ過ぎるとどうなるの?

チョコレートを食べ過ぎると当然砂糖の摂り過ぎになることが予想されます。
チョコレートだけならまだ良いのですが、そこに菓子パンや清涼飲料が加われば、
砂糖の過剰摂取に当たってきます。

そうなると、糖尿病のリスクや肥満のリスクが高まってしまいます。
また、心臓病のリスクも高まります。

チョコレートを食べ過ぎることにより
通常の食事が食べれなくなったりして栄養バランスの偏りが出るというところも
気になります。

ですので、チョコレートだけではないですが、
何を与えるにしてもほどほどにしておいた方が良いです。

特に清涼飲料(マミーやヤクルト、果汁100%ではないジュースなど)には
たくさんの砂糖が使われていますので、注意してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
チョコレートは何歳から食べさせても良いかについては、
米国心臓協会に従えば、2歳から食べさせても良いということになりますし、
虫歯のリスクを抑えたいのであれば、3歳から食べさせても良いということになります。
ミルクチョコレートなどカフェインが含まれるチョコレートについては、
4歳になってから食べさせた方が良いということになります。

また、量的にはアンパンマンチョコレートですと、1日に1個食べさせても問題はないでしょう。
板チョコの場合は、25g程度までなら砂糖の量もカフェインの量も問題はないかと思います。

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