オロナミンCは大塚製薬から出ている人気商品ですが、
子供が飲んでも良いものなのでしょうか?またいつから何歳から飲んで良いものなのでしょうか?
1日にどれくらい飲んでもいいのか?など、オロナミンCと子供に関する情報を詳細に紹介致します。

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子供はオロナミンCを飲んでもいいの?何歳からいいの?

オロナミンC

まずオロナミンCの成分を見てみましょう。

糖類(砂糖(国内製造)、ぶどう糖果糖液糖)、ハチミツ、食塩/炭酸、香料、ビタミンC、クエン酸、カフェイン、ナイアシンアミド、ビタミンB6、ビタミンB2、溶性ビタミンP、イソロイシン、トレオニン、フェニルアラニン、グルタミン酸Na

引用:大塚製薬

と言う具合になっており、成分には書いていませんが、
オロナミンC1本当たりにカフェインが19mg含まれています。

まず、子供にカフェインをいつから与えてもいいのか?について見ていきましょう。
東京すくすくというサイトを見てみると、3歳まではカフェインを控えて!
摂取しすぎると睡眠を妨げるだけでなく脳の発育にも影響すると言っています。
参照:東京すくすく

また、カナダ保健省ではカフェイン摂取量を

  • 4~6歳の子供は最大45mg/日
  • 7~9歳の子供は最大62.5mg/日
  • 10~12歳の子供は最大85mg/日
  • 13歳以上については、1日当たり2.5mg/kg体重以上のカフェインを摂取しないこと

としており、書いてあるのは4歳からになっています。
参照:厚生労働省

ですので、これに従えば、子供にいつからオロナミンCを与えてもいいのかについては、
4歳から与えても良いということになります。

1日にどのくらいの量飲んでもいいの?

カフェイン摂取量だけで見てみると、
4~6歳で45mg/日となっているので、
オロナミンCはカフェイン的には1日に2本程度は飲んでも大丈夫ということになります。
7~9歳では3本程度ならカフェインを摂取しても問題ないと言うことになります。

ですが、カフェインはオロナミンCだけに含まれる物ではなく、
コーヒーをはじめ、緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、抹茶、紅茶、コーラ、ココア、チョコレートなどにも
含まれているため、注意は必要でしょう。

また、東京福祉大学の元教授である栗原氏は、1日のカフェイン量を4~6歳の子供は25mg以下、7~12歳の子供は50mg以下にすべきといっているため、これに合わせると、オロナミンCは1日1本飲んでも良いということになる。
が、先ほども書いたように緑茶などにもカフェインが含まれているため、より注意しなければならないことになります。
参照:東京すくすく

と、ここまではカフェインだけの話で、問題になるのは砂糖の量です。

オロナミンC1本には砂糖が18g含まれています。
参照:海老名メディカルプラザ

ここで問題になってくるのが、子供の1日のさとう摂取量です。
米国心臓協会を見てみると、
1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
なぜかというと、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するからということです。
参照:DIAMOND online

ここで言う小児というのは2~18歳までを指します。
ですので、子供の1日の砂糖摂取量は25g以下ということなので、
オロナミンCを1本飲むだけで18gもの砂糖を摂取してしまい、
その上、おやつも食べるでしょうから余裕で25gを越えてしまいます。

また、菓子パンなど食べよう物なら菓子パンだけで制限を超えてしまいます。
なお、お菓子などにどのくらい砂糖が含まれているのか一部ではありますが、見てみると
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
コーラ(500ml)に砂糖50.4g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

例えば、プリンとオロナミンCの組み合わせなんて珍しいことではないでしょう。
この砂糖の量を合計すると34gもの砂糖を摂取することになります。

ここで、米国心臓協会を再度見てみると、こうも言っています。

小児の1日の添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、清涼飲料については、1週間(1日ではない)の摂取量を236mL以下に制限。

引用:DIAMOND online

清涼飲料(オロナミンCなど)は1週間で236ml以下に制限と言っているので、
これに照らし合わせて考えてみると、
オロナミンCは1本当たり120ml入っているので、
1週間に2本も飲むと摂りすぎにあたってしまいます。

これを考えると子供に、特に小さい子にオロナミンCを毎日与えるというのは
ちょっと怖いですね。

米国心臓協会の言う量を守るのであれば、4日に1度オロナミンCを1本与える。
さらに、他の清涼飲料は一切飲ませないというようにしないといけません。

くれぐれも毎日飲ませないようにしましょう。

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飲み過ぎるとどうなるの?

飲み過ぎるとどうなるのかについてですが、例えばオロナミンCを毎日飲ませて
おやつも食べさせているのだとしたら砂糖の摂り過ぎに当たってしまいます。
オロナミンCだけを摂取しておやつは食べないという場合は毎日飲んでも砂糖の過剰摂取にはならないでしょうが。

そうなると、肥満の原因や2型糖尿病の原因など生活習慣病のリスクを高めてしまうことになります。
砂糖を毎日摂取し続けると、個人差もあるので必ず太るというわけではありませんが、
リスクは高くなってきますので注意は必要でしょう。

また、砂糖の摂り過ぎは心臓病のリスクを高めたり脳卒中のリスクも高めることになります。
参照:すぎおかクリニック

ですので、太らない子だったとしても様々な病気のリスクは高くなるため、
砂糖の過剰摂取には気をつけましょう。

※オロナミンCが悪いのではなく、生活習慣が悪いと砂糖の過剰摂取になってしまいますので、その場合は生活習慣を改めましょう。

オロナミンCにはアルコールが含まれている

オロナミンCには極少量ですがアルコールが含まれています。
アルコールは1%未満だと成分に記載しなくても良いため、
公式サイトには書いておりませんが、
ネット上では、120ml中に0.91gのアルコールが含まれているとどのサイトにも書かれています。

この量がいったいどれくらいなのか見てみると、
0.007%程度のアルコールが含まれているということになります。

これを子供が摂取しても良いのかというと、
摂取したところで微量過ぎて問題にはなりません。

たとえ1度に2本飲んだとしても何の問題もありません。
ただ、2本も飲むと砂糖の摂り過ぎに当たるので、控えましょう。

カフェインが気になる場合の代替えドリンクは?

オロナミンCのカフェインを気にされるという方におすすめのドリンクを紹介します。

まず、リアルゴールドです。リアルゴールドにはカフェインは含まれていませんし、
オロナミンCと近しい味がするため、おすすめとなります。

関連記事

 

次に、リポビタンDキッズです。
大正製薬から出ているリポビタンDキッズは、もちろんカフェインは含まれていません。
栄養ドリンクということだけあって、カルシウム、ビタミン群、タウリンなどが含まれています。

他にも

  • リポビタンDキッズ
  • リポビタンJr.
  • ユンケルジュニア
  • チョコラBBこどもシロップ

といった子供用の栄養ドリンクが挙げられます。
いずれも、ドラッグストアや通販などで販売されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
オロナミンCはカフェインが含まれているため、
子供には4歳から飲ませるようにして、
1日1本飲むと飲み過ぎに当たるので、米国心臓協会に従うのであれば、
4日に1本にとどめておくべきです。

なお、大人の1日の砂糖摂取量は世界保健機関(WHO)が言うには、
25g以下と言っているので、子供と同じ量になります。
大人も毎日オロナミンCを摂取するのは控えた方が良さそうです。

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