パピコは1974年より販売されており、今もなお人気の商品ですが、
賞味期限がないのはなぜなのでしょうか?また、どれくらい保存できるのでしょうか?
こちらではパピコの賞味期限について紹介致します。

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パピコに賞味期限がないのはなぜ?

パピコ

パピコに賞味期限がないのは、農林水産省が決めたことになるのですが、
農林水産省によると、

アイスクリーム類は、食品衛生法の規定に基づく「乳及び乳製品の成分規格等に関する 省令」(以下「乳等省令」という。)や景品表示法の規定に基づく「アイスクリーム類及 び氷菓の表示に関する公正競争規約」により、期限表示の省略が以下の理由で認められています。

*アイスクリーム類は通常-18℃以下(倉庫では-20℃以下)で保存されるため、保存中の 変化は極めてわずかであり、人の健康を損なうような危害の発生は考えにくい。
*原料の品質基準が乳等省令で厳しく規定されているため、安全で、長期間、品質が劣化 しにくい。

引用:農林水産省

となっているため、賞味期限が省略されているのです。

どれくらい保存できるの?

パピコが未開封の状態(中身が開封されていない)であれば、
かつ適切に冷凍保存(-18℃以下)されていれば、
何年経っても美味しく食べることができます。

賞味期限というのは、美味しく食べられる期間のことを指すのですが、
元々賞味期限がないのもありますが、農林水産省が言うように
品質の劣化がしにくいものですので、しっかりと保存されていれば、
いつまで経っても風味が劣化することはありません。

パピコの保存は?

パピコを袋から出しても、パピコはチューブに包まれていますので、
1本食べても、もう1本をそのまま保存することができます。

他の氷菓子やアイスに比べて袋を開封しても中身は未開封なため、
保存が楽ですし、氷菓子のため溶けない限り品質が劣化することはありません。

長期保存することでデメリットはあるの?

-18℃以下が保たれていれば、デメリットはありません。
何年でも保存が可能です。

ただし、冷凍庫を頻繁に開閉していると中の温度が上昇してしまい、
パピコが溶ける可能性が少なからず出てきます。
また、温度が上昇することにより氷の粒が大きくなることが予想されます。

パピコが溶けてしまい、再び氷るとパピコ特有の食感は失われてしまいますので、
冷凍庫は頻繁に開閉しないようにしましょう。
氷の粒が大きくなると本来の食感が失われてしまいますので、
品質の劣化に繋がります。

一度溶けたものを再び冷凍するとどうなるの?

一度溶けてしまうと水状になり、それを凍らせるわけですから、
氷を作るのと同じ状態になります。
ですので、パピコ独特の食感は失われてしまい、
食べようとしても氷を食べるような物ですので、硬いです。

味に変化はあまりありませんが、氷を食べているというような状態になります。

もし中身が空気に触れる状態で保存した場合どうなるのか?

パピコの中身が空気に触れる状態で保存した場合、
そのまま空気に触れる状態であれば、冷凍焼けを起こしてしまい、
冷凍庫臭さがパピコに移る可能性があります。

また、風味が失われる可能性が大いにあります。

例えば、1本の半分を食べて残り半分を保存しておくと言った場合に
このようなことが起こる可能性があります。

もし保存するのであれば、できるだけ空気に触れない状態で保存しなければいけないため、
開封したパピコはラップで封をするかフリーザーバッグに入れて、
しっかりと空気を抜いてから封をして保存すると品質の劣化は多少軽減されるでしょう。

とはいえ、元の美味しさには戻りませんので、
1本開けたのであれば食べきりたいところではあります。

まとめ

パピコに賞味期限がないのは、農林水産省で賞味期限を省略できるからと言う理由でした。
氷菓子やアイスクリームは適切に冷凍することにより未開封の場合、
品質が劣化しにくいと科学的にも証明されていますので、
何年経っても保存が適切であれば美味しくいただけます。

仮に冷凍庫の片隅に追いやられたパピコが1年越しに見つかったとしても
美味しく食べられます。

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