リラクゼーションを目的として作られたチルアウトですが、
子供はいつから飲んでもいいのでしょうか?
また、飲める歳になったらどのくらいの量飲んでもいいのでしょうか?
こちらでは子供のチルアウトについて紹介致します。

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チルアウトは何歳から飲んでもいいの?

チルアウト

チルアウトの原材料から見ていきましょう。

果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ぶどう果汁、オレンジ果汁、ヘンプシードエキス、ギャバ、ホップエキス/炭酸、酸味料、テアニン、香料、V.C

引用:チルアウト

チルアウトは清涼飲料にあたり、この中に子供が摂取してはいけない成分はありません。
カフェインも含まれていませんので、子供が飲んでも問題ありません。
ですが、砂糖が含まれているため、ほどほどにと言ったところです。

この中で気になる成分は、ヘンプシードエキスですが、
これは麻の実のことで、世界で注目されているスーパーフード(健康食材)のひとつなんだそうです。
参照:Hemp Foods JAPAN

次にギャバですが、アミノ酸の一種で人間の脳内にも存在する成分で、
緊張やストレスなどを和らげて、脳の興奮を鎮める働きがあると言われているそうです。
参照:伊藤園

次にホップエキスですがビールの苦味や香り付けに用いられる植物として知られていますが、
薬用ハーブとしても優秀なんだそうです。
不眠を解消してくれる鎮静作用、生活習慣病の予防や改善、食欲増進、肥満抑制効果などの健康効果が認められているそうです。
参照:わかさ生活

このことからも、リラックスを目的として作られていることがわかりますね。
成分を見ても子供が摂取してはいけない成分は入っていませんので、飲んでも構わないということです。

では、何歳から飲んでも良いか見ていくと、
チルアウトには砂糖(果糖ぶどう糖液糖)が含まれています。

子供は砂糖をいつから摂取していいのかを見ていくと、
米国心臓協会によると、
1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
なぜかというと、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するからということです。
参照:DIAMOND online

これに従えば、チルアウトは2歳から飲んでもいいということになります。

次にmamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。

歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。

引用:mamasta

虫歯が気になる場合は、3歳あたりから与えた方が良いでしょう。

なお、炭酸については、子供が興味を示したときから与えると良いので、
3歳程度で興味を示したのならばチルアウトを飲ませてみてもいいかもしれません。

どれくらいの量与えてもいいの?

チルアウト(250ml)1本あたりに砂糖は24.5g含まれています。

小児は1日の添加砂糖を25g以下に制限を求められていますので、
これに照らし合わせると、チルアウトを1本飲んでも問題がなさそうに見えますが、
チルアウト以外にもおやつも食べることを考えると1本飲むのは飲み過ぎに当たりそうです。
ちなみに、おやつの中に含まれている砂糖の量を一部ですが見ていくと、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

このようになっています。プリンやアイスを食べるだけで16gもの砂糖を摂取してしまいますので、
チルアウトを1本飲むと簡単に制限をオーバーしてしまいます。

米国心臓協会はこのようにも述べています。

小児の1日の添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、清涼飲料については、1週間(1日ではない)の摂取量を236mL以下に制限。

引用:DIAMOND online

清涼飲料は1週間に236ml以下に制限するように言っていますので、
1日単位に直すと33.7mlしか飲めないことになります。

つまり、チルアウトは毎日飲むようなものではないと言うことになります。
例えば、3日に1度与えるとするなら、1回に100ml。
1週間に1度の場合は200ml程度与えても制限は超えません。

ですので、理想としては1週間に1度チルアウトを1本飲ませるのが良いかと思います。

特にストレスなどが溜りやすい小学生や中学生の子供には上記のように与えると良いかと思います。

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砂糖を摂り過ぎるとどうなるの?

砂糖を摂り過ぎると、どうなるかについてですが、
たまに過剰に摂取するのは問題ありませんが、これが毎日過剰に摂取するというように
日常的になってしまうと、肥満のリスクや糖尿病のリスクなどの生活習慣病のリスクを増加させてしまいます。

それだけでなく、砂糖の過剰摂取は心臓病のリスクも増加してしまいます。
参照:アスゲン製薬株式会社

チルアウトにはゼロキロカロリーのものがある

チルアウトにはゼロキロカロリーのものがありますが、
こちらは子供に与えても良いのでしょうか?

商品名はチルアウト ゼログラビティといい、缶の色もダーク系の色をしています。
これは砂糖が含まれていませんので、砂糖の心配をする必要はないのですが、
人工甘味料であるスクラロースとアスパルテーム・Lフェニルアラニン化合物、ステビアが含まれています。

ゼロカロリーだからと言ってたくさん摂りすぎると、人工甘味料もその分たくさん摂取することになります。
人工甘味料は砂糖に比べて甘みが強いため、摂取しすぎると感覚が人工甘味料の甘みになれてしまい、甘い物を求めるようになるそうです。
参照:はらこどもクリニック

ですので、子供のうちから甘い物に慣れさせるということはしない方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
チルアウトは砂糖が含まれているため、米国心臓協会に従えば、
2歳から摂取しても良いということになりますが、虫歯が気になる方は3歳あたりから摂取させた方が良いでしょう。
※個人的にはストレスが溜り始める年齢になってから与えてみてはと思います。

与える量については、毎日与えることはせずに
3日に1度100ml与えたり、1週間に1度200ml与えるように
間隔をあけて与えるようにしましょう。

毎日チルアウトを摂取していると砂糖の過剰摂取に繋がり
生活習慣病を引き起こす可能性が高くなるため注意してください。

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