烏龍茶は子供はいつから何歳から飲める？量はどれくらい？

烏龍茶はカフェインが含まれていますが、子供は何歳になったら
飲ませても良いのでしょうか？また、飲める歳になったら1日にどれくらいの量飲ませても良いのでしょうか？
こちらでは烏龍茶と子供について紹介致します。

烏龍茶にはカフェインが含まれているため、
烏龍茶をいつから飲めるのか知るにはカフェインをいつから摂取しても良いかを見ていく必要があります。

東京すくすくというサイトを見てみると、
3歳まではカフェインを控えるように書いてあります。
その理由としては、脳の発育に影響があるからとのことです。
参照：東京すくすく

脳の発育に影響があると述べている元東京福祉大教授の栗原久氏によると、

「子どもが大量に摂取すると不安や、頭痛、疲労感といった離脱症状が生じるリスクが高まる」。脳を刺激し、眠気防止などには有用だが、「子どもの脳の発育を邪魔する可能性がある」と指摘する。

「特に知性や理性をつかさどる前頭前野に影響を与える」と栗原さん。3歳までは摂取を控えるべき

と言っています。
具体的にどれくらいのカフェインを摂取すると脳の発育に影響が出るのかまでは言ってませんが、
前頭前野に影響を与えると提言していますので、
3歳までは控えた方が無難です。

また、カナダ保健省（HC)でも1日に摂取できるカフェインの量を制限していますが、

としています。
参照：厚生労働省

こちらも4歳からとなっています。

これを踏まえてもカフェインを摂取するのは4歳からが無難と言えるでしょう。

4歳から与えても良いということがわかりましたが、
1日にどれくらいの量飲ませても良いのでしょうか？

カナダ保健省では4～6歳の子供は最大45mg/日のカフェインを摂取しても良いとなっています。

烏龍茶100gあたりに含まれるカフェイン量は20mgとなっています。
これは緑茶（煎茶）と同様のカフェイン量になります。

これを踏まえると、4～6歳の子供は1日に烏龍茶を200ml程度飲めるということになります。
仮に水で1：1に薄めたとしたら1日に400ml飲めるということになります。

しかし、栗原氏は4～6歳は1日25mg以下、7～12歳の学童期は50mg以下にするように勧めています。
これを元に計算すると、4～6歳の子供は烏龍茶は1日に100ml程度しか飲むことが出来ません。
水で1：1に薄めたとしても200ml程度になります。

7～12歳の子供の場合は、最大で500mlの烏龍茶を飲むことが出来る計算になります。
しかし、カフェインは烏龍茶以外にも緑茶や紅茶、コーヒー、コーラ、抹茶、ココア、チョコレートなどにも含まれているため、
他からのカフェイン摂取には気をつけなければいけません。

カフェインの感受性には個人差があるため、具体的にどれくらいで症状が出る
とは言えませんが、カフェインを摂取しすぎると、
めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気などの健康障害が出ると言われています。
参照：厚生労働省

これに加えて日常的に3歳以下の小さい子供が与え続けていると脳の発育に影響が出る可能性があるというのです。

また、上記で述べた不眠症というのは簡単に言うと眠れなくなるということなので、
烏龍茶を寝る前などに飲ませるのは眠れなくなったり睡眠の質を低下させる恐れがありますので、寝る前などには飲ませないようにしましょう。

1～3歳の子供はカフェインが含まれている飲み物は控えた方が無難なので、
カフェインの含まれていない飲み物を与えた方が良さそうです。
例えば、麦茶、ルイボスティー、爽健美茶、十六茶などがそれに当たります。

烏龍茶には赤ちゃん用の烏龍茶というものがありませんでしたが、
ほうじ茶には赤ちゃん用のほうじ茶があります。
ですが、この赤ちゃん用のほうじ茶にもカフェインが少量とはいえ含まれていますので、
与えない方が良いでしょう。

いかがでしたでしょうか？
烏龍茶にはカフェインが含まれているため、
栗原氏の提言に従えば、4歳から飲めるということになります。

量は4～6歳の子供は25mg以下と述べていますので、
これに従うと1日に100mlの烏龍茶を飲むことができます。
水で1：1に薄めたとしたら200ml飲めるということになります。

他のサイトでは1歳から飲ませても良いようなことが書かれているサイトもありますが、
脳の発育に影響が出るという懸念がある以上、
3歳まではカフェインの含まれる飲み物は与えない方が無難でしょう。

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