ヤクルト1本65mlと少ないので1本では足りないという方も多いはず。
もっと飲みたい!でも1日何本まで飲んでいいの?
ということで、こちらではヤクルトを1日何本まで飲んでいいのかについて紹介致します。

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ヤクルトは1日何本飲んでいいの?

ヤクルト

ヤクルトは乳酸菌飲料です。
まずは原材料を見てみましょう。

ぶどう糖果糖液糖(国内製造)、砂糖、脱脂粉乳/香料

引用:Yakult

次に、糖類は1本中にどれくらい入っているのか見てみると、
11.5g含まれています。
なお、ヤクルトカロリーハーフは1本中に5.5gの糖類が含まれており、
ヤクルト400は1本(85ml)中に14.4gの糖類が含まれています。

これを踏まえて、大人の場合と子供の場合において1日何本まで飲んでいいのか?検証していきたいと思います。

成人の場合は?

ヤクルトを何本飲んでいいのかについて知るには1日にどれくらいの糖類を摂取していいのか見ていく必要があります。
世界保健機関(WHO)では、次のように述べています。

成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する

引用:食品安全委員会

健康の増大を図るのであれば、1日の遊離糖類は25g以下に抑えなければいけないのですが、
これを実践しようとすると相当意識していないと実現できない数値なので、
こちらではWHOが推奨するエネルギー総摂取量の10%未満で考えていきます。
となると、1日の遊離糖類摂取量は50g未満まで摂取しても良いということになります。
なお、遊離糖類というのは、砂糖をはじめ、ショ糖、果糖、ぶどう糖、果汁、蜂蜜、シロップなどのことを指します。

ヤクルトには1本あたり11.5gの糖類が含まれていますので、
もしヤクルトだけで遊離糖類を摂取するのであれば、
1日にヤクルトは4本飲めるということになります。

しかし、多くの方はおやつも食べるかと思いますし、人によっては果物を食べたり
ジュースを飲んだりするかと思います。
おやつに含まれている砂糖の量を一部ですが見てみると、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

なお、コンビニで販売されている洋菓子系スイーツの多くは1つ当たりに30g以上の糖類が含まれています。
例えば、そのスイーツを食べてヤクルトも飲んだとしたら、
ヤクルト1本であっても41.5gの糖類を摂取することになります。

この場合だと、1日に1本しか飲むことができません。

プリンやアイスなどを1つ食べるとした場合、
16g+11.5gで27.5gとなり、この場合だともう1本ヤクルトは飲めそうです。

というように、おやつの量によってヤクルトをどれだけ飲んで良いのかが変わってきます。

果物も摂取するよという場合やジュースも飲むよという場合においては、
ヤクルトは1日に1本でとどめておいた方が良いかと思います。

なお、乳酸菌は摂取しすぎると基本的には何の問題もないのですが、
中には乳糖不耐症という乳糖を分解できない人がおり、そのような方がヤクルトを過剰に摂取すると
お腹が緩くなることがあります。
参照:NUTRILITE

ヤクルト1000の場合だと1本あたりに乳酸菌が1000億個入っていますので、
通常のヤクルト5本分に相当するので、基本的には乳酸菌の摂りすぎでどうこうなるというのはないと思います。

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子供の場合は?

米国心臓協会によると
1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
なぜかというと、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するからということです。
参照:DIAMOND online

と言っているので、ヤクルトは2歳から摂取して良いことになります。
赤ちゃんには砂糖は早すぎるということになります。

米国心臓協会では清涼飲料と言っていますが、
ヤクルトは清涼飲料以上に砂糖が含まれていますので、同等かそれ以上のものと考えるべきです。

小児は添加砂糖を1日に25g以下に抑えるように言っていますので、
ヤクルトだけで添加砂糖を摂取するのであれば、1日に2本は飲める計算になります。

ただし、子供はおやつも食べるかと思います。
プリンやアイスを1つ食べただけで16gもの砂糖を摂取することになるので、
そこにヤクルトを1本飲むと25g以下という数値を超えてしまうことになります。

つまり、おやつを食べる子供にとってはヤクルトなどの飲料から砂糖は摂取すべきでないということになります。
あるいは、毎日飲むべきではないということになります。

米国心臓協会はこうも言っています。

小児の1日の添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、清涼飲料については、1週間(1日ではない)の摂取量を236mL以下に制限。

引用:DIAMOND online

ヤクルトは乳酸菌飲料ですが、清涼飲料並みにあるいはそれ以上に砂糖が含まれていますので、
こちらでは同じ物として考えていきます。

となると、1週間に236ml以下に抑えないといけないため、
1日単位で表すと33.7mlしか飲めないことになります。

ここでもヤクルトは毎日飲むものではないということがわかります。
ではどうすれば良いかというと、2日に1本飲むことによって1週間に236ml以下に収まります。
ですので、子供の場合、特に小さい子供においては2日に1本ヤクルトを与えると良いかと思います。

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砂糖の摂りすぎはどうなるの?

たまに過剰摂取になる分には何の問題もないのですが、
日常的に過剰摂取を続けていると、肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増大します。

さらに、心臓病のリスクも増大することがわかっています。
参照:アスゲン製薬株式会社

ですので、1日にヤクルトを2~3本以上飲んでおやつも食べていたら
肥満の原因になる可能性がありますので、おやつを食べる方は注意が必要です。

なお、菓子パンにも多量の砂糖が含まれていますので、
日常的に食べることはお勧めしません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
大人の場合、ヤクルトだけで遊離糖類を摂取するのであれば5本は飲めるのですが、
おやつを食べる量によっては、1本で抑えておいた方が良かったり、
おやつが少なめであれば2本まで飲めたりします。

ヤクルトは多量の糖類が使用されていますので、
飲み過ぎには注意したいところです。

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