アンパンマンジュースには様々な種類がありますが、
子供は何歳からいつから飲めるのでしょうか?
また飲める歳になったらどのくらいの量飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは子供とアンパンマンジュースについて紹介致します。
子供はアンパンマンジュースを何歳からいつから飲んでもいいの?
https://twitter.com/suzukishohei219/status/1522097571748978688
まず、アンパンマンジュースの種類をざっと挙げると、
りんご
ぶどうとりんご
やさいとりんご
みかんミックス
ヨーグルジョイ
いちごオレ
ココア
りんごとプルーン鉄分
イオン飲料
などがあります。
このうち果汁や野菜汁が100%のものから見ていきたいと思います。
アメリカ小児科学会の資料を見てみると、果汁は生後6ヶ月未満の乳児に飲ませるべきではないと言っておりますので、早くても生後6ヶ月からということになります。
というのも、アメリカ小児科学会では生後4~6ヶ月の乳児は母乳もしくは乳児用人工乳で栄養は十分に摂れると言っており、生後6ヶ月未満の乳児に果汁を与えると、母乳もしくは乳児用人工乳と置き換えられてしまうリスクがあるからとのことです。
また、ほ乳瓶やフタ付きのコップなどでいつでも飲める状態にしておくと、
歯が長時間果汁の糖類に暴露されるため、う歯(虫歯)の原因になると言っていますので、
与えるのであれば、通常のコップに注いで与えるようにと言ってます。
参照:アメリカ小児科学会
米国心臓協会を見てみると、
1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
なぜかというと、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するからということです。
参照:DIAMOND online
果汁100%ジュースが清涼飲料に当たるかはわかりませんが、
当たるとすれば、2歳から飲めるということになります。
次にmamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。
歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。
引用:mamasta
こちらでは砂糖と言っていますが、果汁に含まれる糖もう歯(虫歯)の原因となりますので、
虫歯を気にされるのであれば、3歳あたりから飲ませた方が良いことになります。
残っているいちごオレ、ヨーグルジョイ、ココア、イオン飲料には
砂糖(果糖ぶどう糖液糖)が含まれています。
ですので、こちらの場合は癖になる可能性があるため、
与えるとしたら明らかに2歳から与えるようにした方が良いでしょう。
虫歯を気にされる場合は3歳あたりから与えた方が良いです。
どのくらいの量飲んでもいいの?
アメリカ小児科学会によれば、
果汁は1~6歳の小児では1日当たり4~6オンス(約110~170ml)に制限すべきで、
7~18歳の小児では1日当たり8~12オンス(約220~340ml)に制限すべきと言っています。
参照:アメリカ小児科学会
次に世界保健機関(WHO)を見てみると、
成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する
引用:食品安全委員会
児童の1日当たりの遊離糖類摂取量はエネルギー総摂取量の10%未満にするように言っています。
遊離糖類というのは砂糖をはじめ、果糖、ショ糖、果汁、蜂蜜、シロップなどのことを指します。
1~2歳の子供の場合1日当たりの総摂取カロリーは900~950kcalとなりますので、
これの10%未満ということなので、90~95kcalまで摂取しても良いことになります。
参照:亀田製菓
アンパンマンジュースのぶどう味を見てみると、
1本(125ml)あたり、59kcalとなっていますので、
1~2歳の子供はアンパンマンジュースを1日に1本飲めることになります。
ですが、子供はおやつも食べるかと思います。
1歳あたりの子供が食べるおやつとして、例えば亀田製菓より発売されている
ハイハインというせんべいがあります。
これは2個装(4枚)で26kcal。
バナナなら1/2本で約50kcal。
プレーンヨーグルトなら50gで約30kcalとなります。
ですので、アンパンマンジュースを1本飲んでおやつを少し与えたとしても問題はなさそうです。
バナナの場合だと若干カロリーが上回りますが、問題はないでしょう。
ですが、アンパンマンジュースのヨーグルジョイ、いちごオレ、ココア、イオン飲料に関しては砂糖(果糖ぶどう糖液糖)が含まれています。
米国心臓協会ではこのように述べています。
小児の1日の添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、清涼飲料については、1週間(1日ではない)の摂取量を236mL以下に制限。
ココアもいちごオレもヨーグルジョイも清涼飲料ではなく、乳飲料になるかと思いますので、
関係がないようにも思えますが、アンパンマンヨーグルジョイ1本(125ml)には
添加砂糖が14.3gも含まれているため、ほぼ清涼飲料と同じくらい、あるいはそれ以上の砂糖が含まれていることになるため、
こちらでは清涼飲料として考えていきます。
なお、アンパンマンイオン飲料は清涼飲料になります。
すると、1週間に236ml以下にすべきと言っていますので、
1日単位に直すと33.7mlしか飲むことが出来ません。
もし、この3つの飲料を1本飲ませようと思うと、
4日に1本飲ませるとこの制限を守ることになります。
ですので、砂糖が含まれている飲料については、
毎日与えないようにしましょう。
飲ませてもアンパンマンジュース(砂糖入りのもの)の場合は、4日に1本にとどめておきましょう。
なお、果汁100%のジュースも清涼飲料と捉えるのなら毎日は与えずに4日に1本与えるなど調節した方が良いかもしれません。
糖類を摂り過ぎるとどうなるの?
果汁100%のアンパンマンジュースの場合は、1本飲んだところで
それほど問題にはなりませんが、
アンパンマンヨーグルジョイやいちごオレ、ココアには砂糖が含まれており、
カロリーも果汁100%のものと比べて高いです。
このようなものを毎日飲ませて、その上おやつも食べさせていると、
糖類の過剰摂取になる可能性が高いです。
日常的にこのような生活を送っていると
肥満のリスク、高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが高くなります。
それだけでなく、心臓病のリスクも増加するようです。
参照:アスゲン製薬株式会社
なお、菓子パンにもたくさんの砂糖が含まれていますので、
毎日与えることは控えた方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アンパンマンジュースの100%のものは1歳あたりから飲ませることができます。
ただし、果汁100%のジュースを清涼飲料と捉えるのであれば、2歳から飲ませた方が良さそうです。
なお、虫歯が気になるようでしたら3歳あたりから飲ませた方が良いでしょう。
このあたりの考えは各家庭により異なると思いますので、各自判断されればと思います。
アンパンマンヨーグルジョイやいちごオレ、ココアには砂糖が含まれていますので、
完全に2歳未満の子供には与えない方が良いでしょう。
虫歯を気にされるのであれば3歳あたりから与えた方が良いです。
1日に飲める量としては、果汁など100%のアンパンマンジュースであれば、
1日に1本飲んで、おやつとして赤ちゃん用のおやつを少し与えても
エネルギー総摂取量の10%未満という数値は超えませんので、問題ありません。
ただし、ヨーグルジョイなど砂糖の含まれている物はカロリーが高いうえに、
米国心臓協会に従えば、4日に1本与えるというように毎日与えないようにした方が良いでしょう。