ヤモリって見るたびに思うんですが、可愛らしいですよね?
そんなヤモリですが、どんなエサを食べているのでしょうか?また、虫以外のエサはどのようなものが良いのでしょうか?
こちらではヤモリのエサについてとことん調べて見ました。
ヤモリは普段どんなエサを食べているの?
野生のヤモリは普段コオロギや蜘蛛、コバエ、デュビア(ゴキブリの仲間)、小さめのバッタ、蝶々、蛾などを食べて生活しています。
どれも生きたエサで、ヤモリ自体がそんなに大きくないのでエサも小さめの物を食べています。
ですので、飼育するときは、生きたエサが良いでしょう。
Sサイズあたりのコオロギはペットショップでも販売されていますので、比較的手に入りやすいです。
なお、ミルワームは栄養がないようで、エサには向いていないようですが、カルシウムをまぶせばエサとしては良くなると思います。
メインはコオロギで、おやつ代わりにハニーワーム(ブドウムシ)やシルクワーム(蚕)を与えると良いようです。
エサに蟻やダンゴムシは殻が硬いため好んで食べません。好んで食べないだけで食べるときは食べます。
虫以外のヤモリのエサは?
基本的に生きた虫との併用になりますが、熟れたバナナや桃などの果物、昆虫ゼリーをなめたりするようです。(ヤモリの種類にもよるかと思います。)
ですが、基本は生き餌。これがないと栄養が足りず死んでしまいます。
なお、昆虫ゼリーはコオロギをおびき寄せるのに役立つでしょう。
また、ミルワームやシルクワームを高配合したエサというものが売っています。
ペースト状なので虫嫌いの方も安心かと思います。が、食べる個体と食べない個体がいるようなので、
試してみるというくらいにとどめて、食べたら継続して与えるという方法を取った方が良いでしょう。
食べてくれれば、エサに困ることはないですね。
好物のエサは何?
好物のエサは、やはり生き餌になります。個体にもよるかもしれませんが、蛾などを入れておくと目で追ってすごく興味を示します。
夜電灯に集まる虫はおおかた好物だと思われます。
基本は小さめのコオロギやレッドローチなどを与えておくと良いかと思います。カルシウムが足りなくなるので、カルシウムをまぶすことも忘れずに!!
エサの量や頻度はどれくらい?
エサの量は子供の時と大人の時で異なります。子供の時は成長期なのでエサは常に入れておく必要があります。
大人の場合は、3~4日に1回の給餌で大丈夫でしょう。ただし、やせていないか腹部を見て確認し、やせているようであれば、
エサを増やす必要があります。
水分はどうすればいいの?
ヤモリは当然ですが水も飲みます。水分の与え方は虫かごなどの壁に霧吹きで濡らしておくと
壁に付いている水滴を舐めるかと思います。
また、虫かごなどの中は乾燥を防ぐよう定期的に霧吹きを使って水で濡らしておきましょう。
水道水を使用する場合は、カルキが入っているのでカルキを抜くために、一日ほどバケツに水を入れたものを
置いておくとカルキが抜けますので、それを使うようにしてください。
エサを食べない場合どうしたらいいの?
ヤモリは人に飼われるということになれていません。そのためストレスを感じて、
エサを食べないことがよくあるそうです。
1週間ほど様子を見てエサを食べないようでしたら、仕方がないですが逃がしてあげることをお勧めします。
また、ヤモリは3~4ヶ月間冬眠します。冬眠するときは餌を食べなくなります。
これは注意点の項目に書くべきかもしれませんが、冬眠すると、中にはそのまま死んでしまうヤモリもいます。
ですので、冬眠させないことが重要になってきます。用意するものとしては、パネルヒーターを用意するのが望ましいでしょう。
水分が不足していると脱水症状にかかり、エサを食べなくなるそうですので、水分はこまめに与えましょう。
注意点はあるの?
飼育下ではどうしても栄養に偏りが出てしまうため、コオロギにカルシウム剤などをまぶして食べてもらうことでカルシウムが摂取できます。
カルシウム不足になると「くる病」にかかってしまう可能性があり、最悪死に至りますので、カルシウムは必須です。
また、強制的にエサを与えようとするとストレスがかかり、エサを食べなくなる可能性が高いので、自然に食べるまで待ちましょう。
赤ちゃんヤモリのエサは?
赤ちゃんヤモリのエサはヤモリの頭より小さいものを与えます。
おすすめとしては、SSサイズのコオロギやレッドローチ(小さいゴキブリ)などが良いでしょう。
なぜかというと、ペットショップなどで販売されているため入手が簡単だからです。
カルシウムも必要なので添加も忘れずに行なってください。
水分は常に壁に水滴が付いているようにしてください。するとその水滴を舐めて水分補給を行ないます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ヤモリを飼育するというのはなかなか難しそうですね。
生きた餌が基本になりますので、お勧めのエサとしてはSSサイズのコオロギやレッドローチ、デュビアなどが
ペットショップや通販などで販売されていますので、簡単に手に入りますので、エサの捕獲に困ることはないでしょう。
また、カルシウムが不足してくると病気にもかかりますので、カルシウムの添加を忘れずに行ないましょう。
冬には冬眠させないためにパネルヒーターが必要など割とお金がかかりますので、
そのあたりも頭に入れて置いて飼育した方が良いかと思います。