ダンゴムシは普段どのような餌を食べているのでしょうか?
また、飼育時は何を与えたら良いのでしょうか?
こちらでは、ダンゴムシの餌について紹介しています。
ダンゴムシの餌は?
ダンゴムシは自然界では、枯れ葉などを食べて生活しているようです。
特に腐りかけた枯れ葉を好んで食べているようです。
といっても落ち葉にも好みがあるようで、クスノキ、マテバシイ、クロマツなどは嫌いなようで
全く食べませんが、アオギリ、フウ、サクラ、モウソウチクなどの葉は好んで食べるようです。
これは葉の固さによるもので、固い葉は食べないようです。
また、木の葉だけではなく、草の枯れ葉なども食べるようで、草刈りした後の草を1カ所に集めておくと
やがて腐敗しそれも食べているようです。
参照:ダンゴムシの葉の選択性を調べるための実験と観察
ダンゴムシは枯れ葉以外に基本的にいろんなものを食べます。
野菜の他、肉類も食べるため、定番としては、にぼし、鰹節、焼き魚、海老なども食べますし、
意外なところではチーズやティッシュ、ダンボールなども食べます。
おすすめの餌は?
お勧めとしては、簡単に手に入りやすい、臭わない、片付けの時に取りやすい餌が良いでしょう。
定番としては、朽ちて湿った柔らかい枯れ葉、鰹節、にぼし、などが良いでしょう。
特に枯れ葉はただで手に入りますので、経済的です。枯れ葉はダンゴムシの主食のようなものですから、
こちらを基本にして、他の餌を与えると良いでしょう。
他によく群がってくる餌としては、キャットフード(カリカリ)や金魚などの餌なども好んで食べます。
野菜も好んで食べます。(トマトなど食べない野菜もあります)
特に好んで食べるのがきゅうり。硬い皮の部分よりも真ん中の柔らかいところを好んで食べます。
他に人参やかぼちゃ、レタス、サヤエンドウなども好んで食べます。
赤ちゃんダンゴムシの場合、煮干しや鰹節などを粉末状にして与えてやると赤ちゃんダンゴムシは食べやすくなるでしょう。
餌の頻度は?
餌の頻度については、なくなったら新しいものを与える。もしくは餌が臭ってきたら新しいものを与える。
という感じで、結構アバウトな感じで良いかと思います。
餌の量は?
餌の量もアバウトな感じで良いでしょう。ダンゴムシはお腹いっぱいになる、あるいはあまり好きではない餌の場合、
残しますので、ダンゴムシの数にもよりますが、適当に与えてなくなり次第、あるいは食べなくなり次第取り替えて新しいものを与えるとよいでしょう。
ただし、ダンゴムシは以外と小食なので、たくさん入れすぎると餌が余って腐ってきたりしますので、
少しずつ与えて食べ具合の様子を見てみましょう。
カルシウムを与えることが重要
ダンゴムシは自分の殻を成長させるため、あるいは脱皮するためにカルシウムを必要とします。
ですので、コンクリートなどを置いておくとそれにしがみつきコンクリートに含まれるカルシウムを食べます。
また、コンクリートは隠れ家にもなりますので、一石二鳥です。
卵の殻はそのままでは硬いようで食べません。中の膜の部分だけを食べます。
ですので、卵の殻を与えるのなら粉末状にして与えると良いでしょう。
また、ペットショップなどに売っている鳥用のカキ殻を砕いたボレー粉なども良いでしょう。
また、脱皮した抜け殻も取り除かずに置いておくと食べる時があります。
水も大切!!
ダンゴムシは湿った場所が好きです。霧吹きで夏場だと1日1回、その他の季節は2~3日に1回水をかけて湿らせてください。
ただし、ダンゴムシに直接かけるのは、ダンゴムシが嫌いますのでしないでください。
水は水道水の場合、バケツに入れて一日汲み置きしたものを使用すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ダンゴムシは食べないものもありますが、
基本的に何でも食べると思ってもらっても良いかもしれません。
ピザ用のチーズを与えたら大反響だったという話もありますので、いろいろな食べ物を与えてみて
実験してみるのも楽しいと思います。