ムカデムエンダーの有効成分はメトフルトリンとフェノトリンというピレスロイド系の成分で、
これを空間に噴霧するだけで部屋の隅々まで有効成分が行き渡り、ムカデを駆除するのですが、
ペットには影響はないのでしょうか？何か注意点はあるのでしょうか？
こちらではムカデムエンダーとペットについて紹介致します。
ムカデムエンダーはペットには影響ないの？
結論を言うと、犬や猫、フェレット、インコなどの鳥類のような
恒温動物には安全性の高い成分を使っていますので、
直接かけたりしない限りは影響はありません。
ペットとしてイグアナや亀などのは虫類、カエルなどの両生類、
カブトムシやクワガタなどの昆虫類、金魚や熱帯魚などの魚類を飼っている場合、
これら変温動物にはピレスロイドは猛毒となりますので、
変温動物をペットとして飼われている場合は使用しないでください。
注意点はあるの？
犬や猫のような恒温動物には安全性が高いと言いましたが、
使用するときはその部屋から出して使用してください。
また、使用者も使用後は速やかに部屋から出てください。
30分程度したら空気中に噴霧した成分は落ち着きますので、
部屋に入っても問題ありません。
部屋の隅々に成分が行き渡ると言いましたが、
万が一これを犬や猫が舐めた場合ですが、
特に問題になることはありません。
恒温動物の体内に入っても少量であれば
速やかに代謝・分解されて排出されますので、
心配する必要はありません。
ただし、直接ペットに噴霧したり使用時にペットを避難させずに
使用したりすると、喉がイガイガしたり、口の中がピリピリしたり、
咳やくしゃみが出たり、肌がピリピリしたり、炎症を起こす可能性がありますので、
ペットに直接かけたり、使用時に避難させずに使用したりしないでください。
ピレスロイド系の成分を多量に体内に取り入れると
腹痛や下痢などの症状が出ることがあります。
多量に摂取することはないと思いますが、お気を付けください。
変温動物を飼育している場合は注意してください
金魚や熱帯魚などの魚類、イグアナやヤモリ、亀などのは虫類、
カエルなどの両生類、カブトムシやクワガタなどの昆虫類には
ピレスロイドは猛毒であると書きましたが、
体内に入ると神経が麻痺して呼吸ができなくなります。
分解する酵素も持ち合わせていないため、体内に入ると
弱ってしまったり、最悪死に至りますので、ムカデムエンダーを使用する際は
これらの変温動物のいるお部屋では使用しないでください。
別の部屋であれば使用しても問題ありませんが、
変温動物がいる部屋に成分が行き届いてしまうといけませんので、
使用する部屋は閉め切っておいた方が無難です。
30分程度したら空気中に飛散した成分は壁や床に付着して
落ち着きますので、部屋を開けても構いません。
ただし、使用した部屋に亀やイグアナなどは虫類や昆虫類は入れないでください。
まとめ
ムカデムエンダーの有効成分はピレスロイド系の成分で、
犬や猫などの哺乳類、インコやオウムなどの鳥類、
これらを恒温動物というのですが、恒温動物の体内にピレスロイドが入ったとしても
速やかに代謝・分解され排出されますので、安全性の高い成分となっています。
ペットとは言っても犬や猫だけがペットではなく、
亀やイグアナなどのは虫類も蛙などの両生類も、
カブトムシなどの昆虫類も、金魚や熱帯魚などの魚類
エビなども含めた変温動物もペットとして飼われている家庭も
あるかと思います。
これら変温動物にはピレスロイドは猛毒となりますので、
同じ部屋でのご使用はやめてください。
弱ってしまったり、最悪死に至ることがあります。
