ヤクルト1000を調べていると、「ヤクルト1000 癌のエサ」というキーワードが見つかります。
これはどこかで噂が流れて、調べる人が多いということなので、
真相を調べて見ました。

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ヤクルト1000が癌のエサになるのは本当?

ヤクルト

調べて見ると、ヤクルト1000には糖質が多く含まれており、
その糖質(ブドウ糖など)を多量に摂取すると癌のエサになるということでした。

詳しく見ていくと、

がんのリスクと糖類には間接的な関係があるからです。糖類をたくさん摂り続けると太りやすくなりますが、太りすぎや肥満は13種類のがんのリスクを高めることが科学的にはっきりと証明されています。実際、肥満が喫煙に次いで、予防できる最大のがん原因となっていることは、以前からお知らせしているとおりです。

引用:がん医療情報リファレンス

こちらでは糖類を多量に摂取することにより、肥満の原因となり
肥満になると13種類の癌のリスクを高めると言っています。

次に新横浜かとうクリニックを見てみると、

癌は砂糖だけをエネルギーにしているので、砂糖になる炭水化物(米・小麦・芋など)を減量するゲルソン療法などをベースとした栄養法が多いです。

引用:新横浜かとうクリニック

癌患者は炭水化物を減量する療法などをベースとした栄養法が多いと言っていますので、
やはり糖類の摂りすぎには注意しないといけません。

ネット上では、がん細胞は通常、早いスピードで増殖するため、たくさんのエネルギーを必要とし、たくさんのブドウ糖を必要とする。と書いてある記事が目立ちますが、
それほど単純な話ではなく、健康な細胞もブドウ糖を必要としているため、
糖類を絶つことで癌の発症リスクが軽減するという話でもありません。
参照:がん医療情報リファレンス

がん医療情報リファレンスではこのように言っています。

「糖類抜き」の食事をすることで、がんになるリスクが下がったり、がんと診断された場合の生存率が上がったりするという証拠はありません。

引用:がん医療情報リファレンス

糖類を一切控えるとどうなるのかというと、脳や細胞にエネルギーが行かなくなる、
食物繊維が摂れなくなるなど、多くの栄養素を摂取する機会を失い体に悪影響を与えてしまいます。

ヤクルト1000の糖質は?

ヤクルト1000に含まれている糖質は1本当たり14.1g含まれており、
これはコカコーラ100ml(糖質11.3g)よりも多く含まれていることになります。

コーラよりもヤクルト1000の方が糖類を多く含んでいるため、
砂糖=癌のエサ ヤクルト1000には糖類が多く含まれているから、ヤクルト1000は癌の餌になる
と心配された方がこのように調べているのでしょう。

しかし、果たしてヤクルト1000が原因なのでしょうか?

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ヤクルト1000が原因ではなく生活習慣が原因になっている

生活習慣病

ヤクルト1000には多くの糖類が含まれていますが、1日何本も飲むわけではなく、
公式が推奨しているのは1日1本です。

1日1本飲んだところで糖類の摂りすぎにはあたりませんので、
ヤクルトを問題視するのは、ナンセンスです。

ヤクルト以外にも普段のおやつや菓子パンなどにも多量に糖類は含まれていますし、
特に注意しなければいけないのが清涼飲料です。

清涼飲料は1日に500ml飲むなど一般的にあり得ることで、
人によっては1日に2本飲むという方も少なくありません。

こうなると、糖類を1日に100g以上摂取してしまうということにもなりかねません。
※WHOが推奨する1日の遊離糖類の摂取量は50g未満となります。

また、糖類を多く摂取すると肥満の原因となり
体重が増えると必要エネルギーも増えますので、
自然と食事の量も増えていく傾向があります。

このことにより、癌になりやすい体が作られるのです。

ヤクルト1000が原因になっているのではなく、
生活習慣が原因になっている可能性は高いです。

ヤクルト1000の効果を見てみると

ヤクルト1000の効果として

  • ストレスを緩和する
  • 睡眠の質が向上する
  • 腸内環境を整える

参照:Yakult

と、大きく3つの効果が期待できます。

ストレスと癌について

ストレスが溜ると癌になりやすいというのは、簡素化しすぎです。
ストレスは大きく3つに分かれ

  • 身体的要因
  • 心理的要因
  • 社会的要因

となり、睡眠不足であったり、人間関係であったり、不安であったりがストレスとなります。

癌は癌抑制遺伝子が細胞の修復、細胞自体を自滅させる、
癌細胞が少ない段階では、リンパ球などの免疫細胞が退治する、

という仕組みになっているのですが、ストレスが溜ることで免疫力が低下し、
癌細胞を退治する速度が低下するため、間接的にストレスと癌は繋がっていると言って良いでしょう。

また、ストレスで細胞が突然変異するとも健康ねっとには書かれています。
参照:健康ねっと

ですので、ヤクルト1000の効果である一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげる効果は大きく捉えると癌を抑制すると解釈することもできます。

睡眠の質を高める機能

ヤクルト1000の効果として睡眠の質を高める機能があります。
睡眠の質が悪ければ、結構な時間寝ていたとしても眠たい、
つまり睡眠不足になっているということがあります。

睡眠の質を高めてくれるヤクルト1000は、睡眠不足の解消に一躍を買ってくれる可能性があるため、
こちらも先ほどのストレスの話で出てきた身体的要因である睡眠不足を解消し、
ストレス解消に繋がり、結果免疫力が高まり、癌細胞を退治してくれるということに繋がります。

腸内環境を整える

腸内環境が悪い状態というのは、悪玉菌が優位に立っている状態で、
便秘や下痢などの症状が一般的です。

腸内環境が悪い=悪玉菌が増えている状態が続くと有毒物質も増えて、
腸そのものの免疫力が低下してしまいます。
それだけ発がん物質への抵抗力も弱まりますので、大腸癌などの原因になってしまいます。
参照:omron

ヤクルト1000にはシロタ株という種類の乳酸菌が1000億個含まれており、
乳酸菌が腸内の乳酸菌の手助けをしてくれることによって、腸内環境が良くなる=善玉菌が優位に立ち
腸内環境を整えてくれ、結果免疫力が高まり、発がん物質への抵抗力も高まることになるため、
ヤクルト1000の乳酸菌が自分の腸内に合っている場合は、癌抑制に繋がります。

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ヤクルト1000が癌のエサになっているわけではない

ヤクルトの効果を見てみると、どれも癌の抑制に繋がっているため、
ヤクルト1000に糖類が多く含まれていると言っても、
1日1本ですので、それだけだと糖類の量も知れていますので、
ヤクルト1000が癌のエサになっているのだとすると、
お菓子をはじめ多くの飲食物が摂取できなくなります。

つまり、ヤクルト1000がガンの餌になるというのは大げさです。

問題となるのは生活習慣の方で
清涼飲料やお菓子、普段の食事などを多く摂取していると、
肥満の原因となり、その結果、癌になる可能性が高まります。

まとめ

ヤクルト1000には糖類が多く含まれており、
糖類は癌のエサとなると簡素化した考えから
ヤクルト1000は癌のエサになると噂されたのが原因だと思います。

ですが、砂糖が癌のエサとなるというのは、いささか簡素化しすぎており、
砂糖を多量に摂取することにより肥満になりその結果癌になる確率が高まる
というのが、調べた結果正しいと認識しました。

糖類を摂らない生活を送ると、色々と弊害がでますが、
糖類の摂り過ぎもまた弊害が出ますので、
糖類はほどよく摂取するように心がけた方が良いでしょう。

ヤクルトにはカロリーハーフという商品がありますが、
ヤクルト1000にもカロリーハーフが登場するとより健康的な商品になることでしょう。

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