妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
オリーブオイルは摂取しても良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中のオリーブオイルについて紹介致します。
妊娠中オリーブオイルは摂取しても良いの?
結論を言うと、オリーブオイルを摂取しても構いません。
オリーブオイルはオレイン酸とリノール酸と呼ばれる脂肪酸で出来ているため、
通常のオイルよりも健康に良いと言えます。
ですので、油を使用する際はオリーブオイルを使用することをお勧めします。
オリーブオイルの効果は?
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は55.0~83.0%となり、大部分を占めています。
そんなオレイン酸には、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールは減少させないという働きがあります。
ですので、日常的に適量摂取していると動脈硬化にともなう心筋梗塞・脳梗塞・高血圧などの
生活習慣病の予防に役立つと言われています。
次に、リノール酸ですがこちらも生活習慣病の予防に役立ち、
さらに中性脂肪を減らす作用もあるため、ダイエットにも効果があると言われています。
また、オリーブオイル独自のポリフェノールが含まれており、
オレウロペインやオレオカンタールという成分が挙げられます。
特にオレウロペインというポリフェノールは抗酸化力が高く、血中コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化などの血管系の疾患を予防すると言われています。
他には、トコフェロール(ビタミンE)が豊富に含まれており、抗酸化作用のあるビタミンとなります。
クロロフィルという成分はオリーブオイル独自の緑色を構成している成分で、
こちらも抗酸化作用があります。
妊娠中にオリーブオイルはおすすめ?
妊娠中でなくてもオリーブオイルは健康に良いのですが、
特に高血圧になりやすい妊娠中は生活習慣病の予防に役立つオリーブオイルはおすすめと言えます。
オリーブオイルにはエクストラバージンオイルとピュアオリーブオイルがありますが、
大半は香りがあるかどうかの違いで、大きな差はありませんので、
どちらを使用しても構いません。
オリーブオイルのおすすめの食べ方は?
バターやマーガリン、サラダ油などの代わりに、
炒め物などをするときに使用しても良いですし、
毎朝のみそ汁に小さじ1杯程度プラスすることで、コクと旨味が豊かになります。
また、納豆にいれると納豆の香りが優しくなります。
醤油とオリーブオイルの組み合わせもマッチしており、
冷奴にかけるとより美味しくいただけます。
スムージーや野菜ジュースに小さじ1杯プラスすることで、
野菜にオリーブの風味が加わり、まろやかに飲みやすくなります。
また、トマトとオリーブオイルを合わせるとリコピンの吸収率がアップするという研究結果もあるようです。
他に、パンにオリーブオイルをかけるだけでも美味しくいただけます。
物足りないと言う場合は、岩塩などの塩をプラスすると良いでしょう。
まとめ
妊娠中にオリーブオイルを摂取しても構いません。
むしろ、使用する油をオリーブオイルに変えるだけで
生活習慣病を予防できるため、非常に健康的と言えるでしょう。
オリーブオイルは毎日摂取することが大切ですので、
様々な料理にかけてみるというのも良いかと思います。