妊娠中は何かと気をつけなければいけない時期ですが、
バナナは毎日食べても良いのでしょうか?これは健康面ではどうなのでしょうか?
こちらでは妊娠中のバナナについて紹介致します。
妊娠中バナナは毎日食べても良いの?
結論からいうと、バナナは毎日食べても構いません。
おやつとして食べるとスナック菓子などを食べるよりもヘルシーですし、
朝食として食べても良いですし、食後のデザートとして食べても問題ありません。
バナナは1日にどれくらい食べても良いの?
バナナをおやつとして食べる場合、妊娠中のおやつの量は
厚生労働省の食事バランスガイドで1日のおやつは200kcalにするように言っていますので、
これに照らし合わせると、通常のバナナ1本のカロリーは86kcal程度になりますので、
2本程度食べることが出来る計算になります。
他におやつを食べたり、ジュースを飲まれるのであれば調節してください。
次に朝食として食べる場合、
妊娠中に摂取しなければいけないカロリーは、
普通の生活を送っている人で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となります。
朝は軽めにしたいという場合、例えば朝食のカロリーを500kcalとすると
朝食をバナナだけで済ませるのは、栄養の偏りが気になりますので、
他にヨーグルトや牛乳でカルシウムを摂取、目玉焼きなどでタンパク質を摂取したいところです。
こう考えるとバナナは食べたとしても2本程度で抑えておいた方が良いでしょう。
なお、1日の果物の摂取推奨量はみかんなら2個、りんごなら1個と言われています。
参照:楽天
みかん1個のカロリーは46kcal程度。これを2個なので92kcal。
りんご1個のカロリーは151kcalとなっていますので、
1日の果物摂取量をカロリーで見るとおおよそ100~150kcal程度になります。
バナナでいうと、2本程度ということになります。
食後のデザートにということなら、食べても1本程度でとどめておきましょう。
総摂取カロリーを調節すれば肥満になることはありません。
バナナの栄養は?
バナナ1本あたりの栄養は、
ビタミンA(カロテン) 4.5μg
ビタミンE 0.45mg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン 0.63mg
ビタミンB6 0.34mg
葉酸 23.4μg
パントテン酸 0.4mg
ビオチン 1.26μg
ビタミンC 14.4mg
食物繊維 0.99g
カリウム 324mg
カルシウム 5.4mg
マグネシウム 28.8mg
リン 24.3mg
鉄 0.27mg
亜鉛 0.18mg
銅 0.08mg
マンガン 0.223mg
セレン 0.9μg
モリブデン 6.3μg
参照:カロリーSlism
このようになっています。
特にありがたい栄養としては、カリウムです。
カリウムは体内の塩分を体外に排出する働きがありますので、
妊娠中だけではありませんが、塩分を摂り過ぎている日本人にとって非常におすすめです。
なお、1日の塩分は厚生労働省の日本人の食事摂取基準によると女性は6.5g未満とされています。
バナナを毎日食べるとどうなるの?
バナナを毎日食べることによって期待できる効果としては、
- 腸内環境を整える
- 免疫力の維持
- 疲労感を軽減させる
という効果が期待できます。
また、バナナはカロリーの調節がしやすいため、
食事にバナナを摂り入れることにより肥満防止に繋がります。
ただし、バナナだけを食べ過ぎるとバナナにはシュウ酸が多く含まれていますので、
尿路結石の原因になりますので、食べ過ぎには気をつけることと、
ヨーグルトや牛乳など乳製品と一緒に摂取することで、体外にシュウ酸を排出してくれますので、乳製品と一緒に摂取することをおすすめします。
まとめ
妊娠中にバナナを毎日食べることは健康に良いと言うことがわかりました。
特に炭水化物であるバナナは朝に食べることによって、
体内で分解されブドウ糖になり脳のエネルギーになりますので、
朝に食べることをおすすめします。
ただし、朝食をバナナだけで済ますと栄養が偏ってしまいますので、
できれば、バナナにヨーグルトや牛乳、目玉焼きなどのタンパク質を摂り入れるようにすると
より健康的です。
朝食でなくてもおやつとして毎日食べることで、
スナック菓子などを食べるよりよっぽど健康的ですので、
是非毎日続けたい食品になります。