妊娠中何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
十六茶はどれくらい飲んでも良いのでしょうか?
また、注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中の十六茶について紹介致します。

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妊娠中十六茶はどれくらい飲んでも良いの?


まず十六茶の原材料を見てみましょう。

ハトムギ(タイ産、ラオス産、その他)、大麦、ハブ茶、発芽大麦、とうもろこし、玄米、びわの葉、たんぽぽの根、ごぼう、あわ、きび、柿の葉、ミカンの皮、小豆、ナツメ、ゆずの皮/ビタミンC

引用:Asahi

このようになっております。
次に成分を見ていきましょう。

100mlあたりの表記
エネルギー 0kcal
タンパク質 0g
脂質 0g
炭水化物 0g
食塩相当量 0.02g
カリウム 10mg未満
カルシウム 1mg未満
マグネシウム 1mg未満

このようになっています。

この中にカフェインやポリフェノールなど注意すべき成分は入っていませんので、
妊娠中に気をつけなければならない成分は何一つ入っていません。

ですので、妊娠中1日に飲んでも良い十六茶の量は、
度を超さなければ制限なしに飲むことができます。

とはいえ、1日に5Lなど飲むと体内の電解質バランスが崩れる可能性があるため、
飲んだとしてもせいぜい2L程度までにしておいた方が良いでしょう。

ハトムギで流産するというのは本当なのか?

十六茶にも原材料として使われていますが、
ハトムギを摂取して流産や早産するという噂が流れたようですが、
これは全くのデマです。

市販のハトムギ茶を妊娠中に摂取して流産や早産になるという証拠はなく,産後に市販のハトムギ茶摂取を禁ずる科学的根拠もない.したがって,妊婦が常識の範囲内でハトムギ茶を飲用もしくはハトムギ調理品を食することは,問題ない

引用:日本補完代替医療学会誌

と、科学的根拠もないため、通常範囲量であれば摂取しても何の問題もありません。
なぜ、このような噂が流れたかについては、妊婦が爽健美茶を飲んでいたのを目撃した人が
ハトムギが入っていることから「ハトムギは赤ちゃんをイボと同じ異物と判断して身体から排出」すると言及し必死で止めたとツイートしたところから拡散され広まったようです。

しかし、根も葉もないことで、コカコーラ社も否定していますので、
上記引用にもある通り妊娠中にハトムギを摂取しても何ら問題はありません。

ですが、ヨクイニンの使用やハトムギの栄養補助剤を使用する場合は
かかりつけの医師に相談してください。

カフェインはなぜ注意しなければいけないの?

妊娠中にカフェインを摂り過ぎると流産や死産のリスクが高まります。

世界保健機関(WHO)によると1日に摂取しても良いカフェイン量は300mg/日(コーヒーをマグカップで約2杯)としています。
英国食品基準庁(FSA)では、1日あたりのカフェイン摂取量を200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)に制限するように求めています。
カナダ保健省(HC)では、1日のカフェイン摂取量を300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)に制限するようにいっています。
参照:厚生労働省

というように、海外ではカフェイン摂取許容量が決まっており、
制限の厳しいFSAでも1日に200mgまでならカフェインを摂取して良いことになっています。

日本には海外のような制限はありませんが、
産婦人科医の多くはコーヒーなら1~2杯なら飲んでも良いと言っています。
参照:ママ、あのね。

このコーヒーの種類が何の種類かわかりませんが、
コンビニのコーヒーで行くと、1杯あたり100mg程度のカフェインが含まれていますので、
それが2杯ということなので、大体200mgのカフェインは摂取しても良いことになります。

十六茶の場合カフェインは含まれていませんので、気にしなくて良いのですが、
妊娠中にカフェインが含まれる飲みやすい飲料としてあげると
緑茶
烏龍茶
紅茶
ほうじ茶

このあたりが挙げられます。
紅茶は100ml中に30mgのカフェインが含まれており、
それ以外のお茶に関しては100ml中に20mgのカフェインが含まれています。

ですので、例えば緑茶を1日2Lなど飲むとカフェインの摂りすぎになってしまいます。

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ポリフェノールはなぜ注意しないと行けないの?

妊娠中、妊娠初期も中期もですが特に妊娠後期にポリフェノールを過剰に摂取していると、
胎児動脈管早期収縮を起こす可能性があります。
極めて稀なケースではありますが、胎児が心不全になったという報告もあるため、
ポリフェノールの過剰摂取には注意しなければなりません。
参照:うしじまクリニック

胎児動脈管早期収縮とは胎児だけが持つ動脈管が収縮して閉塞する症状で、
通常は出生後に閉じる動脈管ですが、出生前においても動脈管が狭くなったり閉じたりすることがあります。
ポリフェノールを多量に摂取することで動脈管が早期に閉鎖する可能性があり、
胎児の動脈管が早期に閉じると肺への血流が増加し、
その結果、肺や心臓への負担が増して、胎児の命の危険に関わることがあるのです。
参照:健達ねっと

ポリフェノールの過剰摂取はどこからが過剰なのかという明確な基準は今のところありませんが、
毎日500~1000mgのポリフェノールをとっていた症例が多いと報告されています。
参照:健達ねっと

十六茶にはほとんどポリフェノールは含まれていませんので、
気にしなくても良いのですが、
ポリフェノールが含まれているものとしては、
ココアやチョコレート、緑茶、烏龍茶、紅茶、ブルーベリー、
ぶどうジュース、ルイボスティーなどが挙げられます。

ですので、特に妊娠中にルイボスティーを飲まれる方は多いと思いますが、
飲み過ぎるとポリフェノールを多く摂取してしまうため、
注意が必要です。

妊娠中チョコレートはちょっと待って!ポリフェノールに注意が必要?

まとめ

十六茶には妊娠中に注意しなければならないカフェインやポリフェノールが入っていませんので、
通常量であれば、特に気にすることなく飲んでも構いません。
ここで言う通常量は1日に2L以下のことを指しています。

大丈夫と思って1日に10Lなど飲んでしまうと水毒症になる可能性が出てきますので、
飲み過ぎには注意してください。

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