妊娠中にカップラーメンを食べたくなる方も多くおられると思いますが、
食べてもいいのでしょうか?たまにならいいのでしょうか?毎日食べるとどうなるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のカップラーメンについて紹介致します。
妊娠中カップラーメンを食べてもいいの?
結論を言うと、たまに食べる分には問題はありませんが、
毎日など頻繁にカップラーメンを食べていると影響が出てきますので、
日常的に食べることは控えてください。
カップラーメンには塩分が多く含まれている
カップラーメンには塩分が多く含まれています。
例えば、カップヌードルの場合だと汁も合わせると1食で4.9gの塩分を摂ることになります。
以下、どれくらいの塩分が含まれているか書いていきます。
マルちゃん正麺醤油味 5.6g
麺づくり鶏だし塩 5.8g
カップスター醤油 4.7g
サッポロ一番味噌ラーメン 5.8g
麺づくり旨コク豚骨 5.4g
このように、カップラーメンにはおおよそ5~6g程度の塩分が含まれています。
妊娠中の1日の塩分摂取量は?
妊娠中に1日に摂取しても良い塩分量は厚生労働省を見ると6.5g未満に制限するようになっています。
カップラーメンを1食食べただけで5.8gもの塩分を摂取してしまうと、
残り0.7g未満しか摂取できなくなってしまいます。
これからもわかるようにカップラーメンを食べると塩分の摂り過ぎになってしまいます。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?毎日食べると?
たまに塩分を摂り過ぎたとしてもあまり問題にはなりませんが、
毎日カップラーメンを食べるなどして日常的に塩分を過剰摂取している場合、
妊娠中はむくみがちですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット
妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY
どうしてもカップラーメンが食べたい場合は?
たまにカップラーメンを食べる分には特に気にする必要はないのですが、
例えば、2~3日に一度など高頻度でカップラーメンが食べたくなる場合、
カップラーメンの汁に塩分が全体の半分近くの量を占めていますので、
麺だけ食べてスープは飲まないようにしてください。
これだけでも、2.5g程度の塩分を控えることになります。
あるいは、カップラーメンのミニサイズを食べることによって全体の塩分摂取量を減らすことができますし、
塩分量が比較的少ないカップラーメンもあります。
以下、リンクを貼っておきますので、ご参照ください。
とはいえ、毎日のように食べると、やはり塩分の摂り過ぎになる可能性が高くなってしまいますので、
例えば1週間に1度や2週間に1度などたまに食べる程度にとどめておいた方が良いでしょう。
塩分を摂り過ぎている場合の対策は?
塩分を摂り過ぎている場合は、塩分摂取量に気をつける他に、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
つわり時期はどうなの?
つわり時期でカップラーメンしか食べられないと言う場合、
つわりの時期は食べられるものを食べられる時に食べられるだけ摂取することが望ましいとされていますので、
塩分のことはあまり気にしなくても良いでしょう。
ただし、つわり時期が終われば栄養バランスやカロリー、塩分などのことを考えた
食生活に戻すようにしてください。
まとめ
カップラーメンには塩分がたくさん含まれていますので、
妊娠中はできれば避けたい食品の一つとなります。
ですが、食べたいものは食べたいですよね。
毎日ではなく週に1度など間隔をあけて食べることで
高血圧などは防ぐことはできます。
また、スープに塩分が全体の半分くらい含まれていますので、
スープは飲まないようにすれば塩分を抑えられますし、
そもそもカップラーメンの種類によっては塩分が少ないものもありますので、
そのようなカップラーメンを食べたり、ミニサイズのものを1つ食べる程度に抑えたり
することでも塩分を控えることはできますので、
カップラーメンが食べたいという方は色々と工夫してみてください。
塩分を摂り過ぎている場合は、野菜などからカリウムが摂取できますので、
積極的にカリウムを摂取すると塩分を体外へ排出できますので、
野菜などを毎食取り入れるようにしましょう。