リラクゼーションを目的として作られたチルアウトですが、
カフェインは含まれているのでしょうか?
こちらではチルアウトとカフェインについて紹介致します。
チルアウトにカフェインは含まれているの?
結論からいうとカフェインは含まれていません。
カフェインには疲労感の軽減効果や目を覚まさせる効果などの効果があり、
交感神経を刺激して興奮させる働きがあります。
チルアウトはその真逆で副交感神経を刺激して
リラックス状態に持っていきます。また、最近ではチルアウトスリープショットという
睡眠の質を高める商品まで出ています。
ですので、カフェインは集中したい時、眠気を覚ましたいときに摂取するのに対し、
チルアウトはリラックスしたいとき、良い眠りにつきたい時に飲むものとなります。
リラックスさせるチルアウトの成分は?
チルアウトの原材料を見てみると
果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ぶどう果汁、オレンジ果汁、ヘンプシードエキス、ギャバ、ホップエキス/炭酸、酸味料、テアニン、香料、V.C
引用:チルアウト
となっており、この中でリラックスさせる働きのある成分は、
ギャバ、ホップエキス、ヘンプシードエキス、テアニンが挙げられます。
これらの成分を一つ一つ見ていきましょう。
・ギャバ
ギャバとはアミノ酸の一種で人間の脳内にも存在する成分で、
緊張やストレスなどを和らげて、脳の興奮を鎮める働きがあります。
参照:伊藤園
・ホップエキス
ホップはビールの苦味や香り付けに用いる植物として知られていますが、
薬用ハーブとしても優秀な働きを持ち、
不眠を解消してくれる鎮静作用、生活習慣病の予防や改善、食欲増進、肥満抑制効果などの
健康効果が認められています。
参照:わかさ生活
ヘンプシードエキス
ヘンプとは麻のことでシードは種を表していますので、
ヘンプシードとは麻の実のことを指します。
これは中毒性などはなく良質なタンパク質やミネラル、食物繊維が豊富で、
欧米を中心にスーパーフードとしても注目を集めています。
そんなヘンプシードですが、この中に含まれているCBD(カンナビジオール)という成分は
麻の茎や種子から抽出されます。
ビタミンやミネラル、必須脂肪酸を多く含み、免疫、神経、睡眠、痛みなどの人が本来持っている
機能にアプローチして心と体のバランスを整えると言われています。
参照:Beautopia
テアニン
テアニンとは茶葉に含まれるアミノ酸の中で量的に最も多いアミノ酸で、
脳に対する保護作用、神経伝達物質への影響、短期ストレス時の軽減効果などが報告されています。
参照:太陽化学株式会社
チルアウトに入っている成分の大多数が副交感神経に働きかけ鎮静作用を促したり、
睡眠の質を高めてくれたり、ストレスの軽減などリラックスするのに必要な成分になります。
カフェインとは真逆の効果
カフェインは先ほども書いたように交感神経に働きかけ
眠気を覚ましたり、集中力を高めたりすることが出来るのに対し、
チルアウトの成分は、主に副交感神経に働きかけて
心を落ち着かせる、睡眠の質を高める(睡眠に誘導する)に特化しているため、
効果目的は真逆になるわけです。
一部、テアニンとカフェインを同時に摂取すると集中力が高まるというように書かれている
論文などがありますが、カフェイン(エナジードリンクなど)とチルアウトは摂取する目的が
まるで異なるため、集中したい時、頑張りたい時にはカフェインを摂取、
落ち着きたいリラックスしたい、眠りたい時にチルアウトを摂取というように
目的別で飲むものを変えることが大切です。
まとめ
チルアウトにはカフェインは含まれておらず、
成分を見てみると、カフェインとは真逆に作用する成分で
構成されています。
カフェインは眠気を覚ます、集中力を高める、といった交感神経に働きかけるのに対し、
チルアウトに含まれる成分は鎮静作用や睡眠の質を高める作用、ストレス軽減作用など
副交感神経に働きかける成分で構成されています。
ですので、集中したいときにはコーヒーやエナジードリンクを飲み、
落ち着きたいリラックスしたい、眠りたい時にはチルアウトを飲むと良いでしょう。