モンスターエナジーはレッドブル同様人気のあるエナジードリンクですが、
飲み過ぎるとどうなるのでしょうか?また、飲み過ぎとはどの程度の量のことなのでしょうか?
こちらではモンスターエナジーの飲み過ぎについて紹介致します。
モンスターエナジーを飲み過ぎるとどうなるの?
モンスターエナジーにはカフェインが含まれており、
355ml缶のもので、142mg含まれており、
モンスタースーパーコーラ(500ml)缶で200mgのカフェインが含まれています。
飲み過ぎるとカフェインの過剰摂取になる場合があり、
症状としては中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の症状が出ることがあります。
参照:厚生労働省
なお、カフェインの過剰摂取を日常的に繰り返していた場合、
カフェイン依存症になり、体調不良や嘔吐などが繰り返されます。
慢性的なカフェイン中毒を放置していると死に至る可能性もあります。
参照:YAHOO!ニュース
さらに、20歳以下の成人あるいは子供が過剰にカフェインを摂取し続けると、
元東京福祉大教授の栗原久氏が言うには、
「子どもが大量に摂取すると不安や、頭痛、疲労感といった離脱症状が生じるリスクが高まる」。脳を刺激し、眠気防止などには有用だが、「子どもの脳の発育を邪魔する可能性がある」
引用:東京すくすく
と指摘しています。
ですので、子供にはモンスターエナジーは飲ませない方が良いでしょう。
どれくらいの量で飲み過ぎになるの?
これは個人差がありますが、大きく分けると、大人と子供で飲み過ぎになる量が異なります。
大人の場合は、カナダ保健省によると1日のカフェイン摂取上限は400mgまでとされています。
参照:厚生労働省
子供の場合は、カナダ保健省によると
- 4~6歳 最大45mg/日
- 7~9歳 最大62.5mg/日
- 10~12歳 最大85mg/日
- 13歳以上の青少年については1日当たり2.5mg/kg体重以上のカフェインを摂取しないこと
とされています。
一方栗原久氏の提言によると、
- 4~6歳は25mg以下
- 7~12歳は50mg以下
と勧めています。
そして20歳頃までは脳の前頭野の発達が続くため、エナジードリンクの摂取は控えて欲しいと述べています。
また、大人に関しても1日の上限が400mgであって、1度に400mg摂取しても良いというわけではありません。
おそらく1度に400mgものカフェインを摂取すると動悸がしたり気分が悪くなったりとカフェインの中毒症状が出る可能性があります。
また、高校生の子がエナジードリンクを1本飲んで気分が悪くなったという回答をYAHOO知恵袋でされていることから、
子供に関してはモンスターエナジーを1本飲むのも人によっては飲み過ぎに当たる可能性があります。
そもそもカフェインは脳の発育の邪魔をするとのことなので、
20歳ごろまではエナジードリンクは控えた方が良いのですが。
大人に関しては痩せている人であれば、1本を一気飲みすると飲み過ぎに当たる可能性があります。
モンスターエナジーは1本で142mgものカフェインが含まれていますので、
時間をかけて飲むべきだと思います。
なお、妊娠中・授乳中の方は1日のカフェイン摂取上限は300mgとカナダ保健省は述べています。
日本ではコーヒー1~2杯と言っている医師が多いため、それに従うと、
インスタントコーヒーの場合だと、1杯あたりにカフェインは60mg程度含まれていますので、
それが2杯ということなので、120mgのカフェインを摂取しても良いということになります。
となると、妊娠中・授乳中においてモンスターエナジーは1本飲むと飲みすぎに当たる可能性がありますので、
妊娠中・授乳中においてはエナジードリンクは控えた方が良いでしょう。
まとめ
モンスターエナジーは355ml缶のほとんどがカフェイン142mg含まれています。
このカフェイン量はエナジードリンクの中でも多く含まれている部類に入りますので、
飲み過ぎるとカフェイン中毒の症状が出る可能性があります。
モンスタースーパーコーラに至っては、1本あたり200mgのカフェインが含まれていますので、
これを一気飲みするとカフェイン中毒の症状が出る人は多くいらっしゃるかと思います。
ですので、くれぐれも一気に飲むということはせずに、ゆっくり時間をかけて、
あるいは分けて飲むようにした方が良いかと思います。