大塚製薬から出ているオロナミンCですが、飲み過ぎとはどのくらいの量のことなのか?
また、飲み過ぎによる影響はどのようなものなのでしょうか?
こちらではオロナミンCの飲み過ぎについて紹介致します。

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オロナミンCの飲み過ぎってどれくらいの量?

オロナミンC

オロナミンCで気をつけなければいけない成分としては、
カフェインと糖類が挙げられます。

まず、カフェインから見ていくと、オロナミンC1本(120ml)に18mgのカフェインが含まれています。
飲み過ぎは子供であったり、大人であったり妊娠中であったり人によって異なるため
それぞれ書いていきます。

まず、子供ですが
小さい子供(4~6歳)の場合、1日のカフェイン摂取量の上限が
元東京福祉大学教授の栗原氏によると25mg以下と言っています。
なお、7~12歳までは1日50mg以下と言っています。
参照:東京すくすく

子供がカフェインを摂取しすぎた場合、気分が悪くなったり興奮したり、動悸がしたりする他、
栗原氏によるとカフェインは脳の発育を邪魔する可能性があると指摘しています。

ですので、日常的にカフェインを多量に摂取するのは避けた方が良いです。

4~6歳の場合オロナミンCをカフェイン基準で見た場合、
1日に1本が限度で、2本以上飲むと飲み過ぎにあたります。
7~12歳になるとカフェインの摂取上限が50mgまで上がりますので、
その場合、オロナミンCだけでカフェインを摂取すると2本飲めるという計算になります。

カフェインはオロナミンC以外にコーヒーをはじめ
緑茶、コーラ、烏龍茶、紅茶、ココア、チョコレートなどにも含まれていますので、
注意が必要です。

大人の場合、1日のカフェイン摂取上限は健康な人で
カナダ保健省によると400mgまで摂取しても良いことになっています。
参照:厚生労働省

ですので、オロナミンC程度のカフェイン量は特に気にする必要はありません。
妊娠中・授乳中の方の場合、カナダ保健省では1日にカフェイン摂取量を300mgまでと定めています。
日本では、コーヒーで例えると1~2杯まではOKとしている医者は多くいます。
ですので、こちらもオロナミンCに含まれるカフェイン量は特に気にしなくても良いでしょう。

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糖類で見た場合

糖類で飲み過ぎがどうか見てみると、
オロナミンC1本(120ml)あたり19gの糖類が含まれています。
まず、子供がどの程度1日に糖類を摂取して良いのか見てみると、
米国心臓協会を見てみると、小児が1日の砂糖摂取量は25g以下にすべきで、2歳未満の子は一歳摂取しないようにと
強く述べています。
参照:DIAMOND online

また、米国心臓協会は次のようにも述べています。

小児の1日の添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、清涼飲料については、1週間(1日ではない)の摂取量を236mL以下に制限。

さらに、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加すると断じた。

引用:DIAMOND online

オロナミンCは清涼飲料ですので、これに従うと1日に1本毎日飲むと飲み過ぎに当たってしまいます。
というのも、子供はおやつも食べますのでその分の糖類も計算しないといけないからです。
1週間に236ml以下というのは、1日に表すと33.7mlとなり、オロナミンCは4日に1本飲めるという計算になります。

続いて大人の場合ですが、
世界保健機関(WHO)が言うには

成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する

引用:食品安全委員会

と述べており、推奨する量としては1日に遊離糖類を50g未満に抑えるように言っています。

オロナミンC1本に19gの糖類が含まれていますので、
仮におやつを食べないのだとしたら1日に2本飲むことができ、3本以上になると糖類の摂りすぎに当たってしまいます。

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飲み過ぎるとどうなるの?

まず、カフェインから見てみると、子供の場合
カフェインを摂取しすぎると脳に影響が出る可能性があります。
一時的に過剰摂取(おおまかに100~150mgのカフェイン摂取)すると
動悸、興奮、気分が悪い、吐き気、眠れなくなるなどの症状が出ます。

これは、子供だけでなく大人でも一時的な過剰摂取になると同じような症状が出ます。

次に、糖類の過剰摂取についてですが、
大人も子供もオロナミンCを日常的に飲み過ぎている場合
肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増加します。
さらに、心臓病のリスクも増加します。

参照:アスゲン製薬株式会社

なお、妊娠中の場合、日常的に糖類を摂取しすぎると、
生まれてくる赤ちゃんにも影響が出る可能性があります。
呼吸ケアクリニック東京によると、

縦断的な親子研究では、幼児期の糖摂取量とは無関係に、妊娠中の母体の遊離糖摂取量は子供が7〜9歳に達した時点での、アトピーとアトピー性喘息のリスクの高さと関係していた。

引用:呼吸ケアクリニック東京

と、アトピーやアトピー性喘息などのリスクが増大する可能性があるようです。

オロナミンCで言えばカフェインよりも糖類の方が過剰摂取になる可能性が高いため、
おやつも含めて糖類の過剰摂取には注意してください。

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まとめ

オロナミンCの飲み過ぎがどれくらいかというと、
子供の場合は1日1本飲み続けるのは糖類の摂り過ぎになります。
大人の場合は、1日に2本飲むとするとおやつを食べなかった場合は問題ありませんが、
おやつを食べるとなると、1日2本は飲み過ぎに当たりますので、
できれば、1日1本で抑えた方が健康のためになるでしょう。

カフェインについては、4~6歳の子供の場合に注意しなければいけなく、
それ以上の子供(大人も含めて)でしたらオロナミンCのカフェイン量でしたら
あまり気にする必要はありません。

糖類を日常的に摂り過ぎると肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクが高まりますので、
カフェイン以上に注意してください。

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