アース製薬から出ているブラックキャップはいわゆる毒餌タイプの駆除剤で、
ゴキブリが食べると死に至ります。また、食べたゴキブリが巣に戻り糞をすると、
その糞を他のゴキブリが食べて、他のゴキブリも駆除できると言う商品ですが、
ブラックキャップ設置後に殺虫剤を使用しても良いのでしょうか?

スポンサーリンク

ブラックキャップ設置後殺虫剤を使用してもいいの?

ゴキブリムエンダー

ブラックキャップは毒餌を食べてもらうため、においを発してゴキブリを誘引します。
ところが、殺虫剤は忌避作用があるため、ゴキジェットなどの殺虫成分が
ブラックキャップにかかってしまうと、誘引作用が失われるだけでなく、
ゴキブリがブラックキャップに食いつかなくなりますので、
ゴキジェットなどを使用する際は、ブラックキャップにかからない位置で使用してください。

また、殺虫剤の中でもバルサンなどの燻煙剤やゴキブリムエンダーなどの部屋全体に行き渡るものは
使用してしまうと、その部屋に置いてあるブラックキャップ全ての効果が失われてしまいますので、
設置後は絶対に使用しないでください。

蚊がいなくなるスプレーや蚊取り線香、アースノーマットなども同様で、
どれも主成分がピレスロイド系の成分となりますので、
忌避作用がありますので、ブラックキャップを設置している部屋で使用すると
ブラックキャップに成分が付着して効果が薄れてしまう可能性がありますので、使用は控えた方が良いでしょう。

使用するなら設置前が良い

ゴキブリムエンダーや燻煙剤などの殺虫剤はブラックキャップを設置してから使用すると
ブラックキャップの効果がなくなってしまうため、使用するのであれば設置前に使用した方が良いでしょう。

ゴキブリムエンダーや燻煙剤を使用した後、1日ほど待ってから設置すると良いでしょう。

ブラックキャップは各部屋に設置する

ブラックキャップは部屋の隅々までとはいいませんが、1部屋に複数個設置する必要があります。
というのも、ゴキブリの嗅覚(触覚部分)は餌を感知する機能が鈍いため、
近くまでこないと餌を感知できない上、
ブラックキャップもにおいは半径1~2mほどしか届きませんので、
近くを通らないとゴキブリは反応しないからです。

ですので、1部屋だけでも複数のブラックキャップを設置する必要があるのです。
また、1部屋だけではゴキブリを全て駆除することができないため、
各部屋、台所や洗面所、浴室、トイレ、玄関など
あらゆるところに設置することで、部屋中のゴキブリを駆除することができます。

スポンサーリンク

ブラックキャップを設置しているなら殺虫剤は使わない方が良い理由

ブラックキャップを設置している状態でゴキブリが現れたら、
ゴキジェットなどで駆除しようとすると思いますが、
ブラックキャップは食べてから6時間程度経ってから効果を発揮しますので、
そのゴキブリがブラックキャップを食べていた場合、
巣に戻ります。巣に戻り糞をすると、糞にも有効成分が残留していますので、
その糞を食べた他のゴキブリも道連れにできますし、
仮にブラックキャップを食べたゴキブリが巣で死に至った場合、
ゴキブリは死骸も食べますので、ブラックキャップを食べたゴキブリの死骸を食べると
そのゴキブリも駆除できますので、
目の前に現れたからと言って、ゴキジェットなどで駆除すると他のゴキブリを道連れにできません。

とはいえ、目の前に現れれば、不快なのでゴキジェットなどの殺虫剤でやっつけても良いのですが。

まとめ

殺虫剤には様々な種類があり、直接噴射型と部屋全体に有効成分を行き渡らせるものがあります。
特に、ブラックキャップ設置後にゴキブリムエンダーや燻煙剤などを使用すると
設置したブラックキャップの効果がなくなってしまいますので、設置後に使用しないでください。

また、直接噴射型のものも、ブラックキャップに成分がかかってしまうと、
ゴキブリはブラックキャップを食べなくなりますので、使用するのであれば、かからない位置で使用するようにしましょう。

スポンサーリンク