ZONEエナジードリンクは今のところ日本で販売されているエナジードリンクの中で
トップを誇るカフェイン含有量になっていますが、授乳中にZONEは飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは授乳中におけるZONEについて紹介致します。

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授乳中にZONEは飲んでもいいの?

ZONE

ZONEの注意事項としてこのようなことが書かれています。

本製品は、カフェイン150mgを含むエナジードリンクです。
飲用間隔は6時間以上あけてください。
17歳以下で体重50kg未満、小学生以下のお子様、
妊娠中または授乳中の方、カフェインに敏感な方等の
飲用はお控えください。

引用:PR TIMES

これに照らし合わせれば、ZONEは授乳中に飲むことができません。

これだけだとここで話が終わってしまいますので、
もう少し深掘りしていきます。

授乳中であってもコーヒーを1~2杯程度なら飲んで良いという医師は多いです。
カナダ保健省(HC)では授乳期の女性に対して1日にカフェイン300mgまでという基準を設けています。
参照:EPARKくすりの窓口

また、欧州食品安全機関(EFSA)では授乳中の1日のカフェイン量を200mgとしています。
参照:産婦人科オンラインジャーナル

ですので、授乳中は完全にカフェインを絶たないといけないということではありません。

300mgまでということは、ZONE Ver.2.0.0(500ml)1本あたりに150mgのカフェインが含まれていますので、
単純に考えれば1日に1~2本は飲めるということになります。

欧州食品安全機関に従えば、1日にZONEは1本飲めるということになります。

しかし、授乳前などに飲むと赤ちゃんが興奮したり、寝付きが悪くなることがあります。
赤ちゃんは代謝機能が未熟なので、カフェイン代謝に約80時間かかると言われています。
参照:産婦人科オンラインジャーナル

また、元東京福祉大教授である栗原久氏によると、

「子どもが大量に摂取すると不安や、頭痛、疲労感といった離脱症状が生じるリスクが高まる」。脳を刺激し、眠気防止などには有用だが、「子どもの脳の発育を邪魔する可能性がある」と指摘する。

「特に知性や理性をつかさどる前頭前野に影響を与える」と栗原さん。3歳までは摂取を控えるべきだという。4~6歳は1日25ミリグラム以下、7~12歳の学童期は50ミリグラム以下にするよう勧めている。

引用:東京すくすく

と言っており、カフェインを大量に摂取すると脳の発育に影響がでる可能性があるようです。

このことを踏まえて考えると、ZONEを一気飲みすると
授乳後に飲んだとしても次の授乳までにカフェインが排出分解されておらず、母乳を介して赤ちゃんにカフェインが移行する可能性があります。

一般的にカフェインは15~30分で母乳中のカフェイン濃度がピークに達し
その後、2時間後から半分以下に濃度は下がると言われています。
参照:産婦人科オンラインジャーナル

また、

おおよそ摂取したカフェインの1%未満の量が母乳に含まれると考えられており、お母さんのカフェイン摂取量によっては赤ちゃんに悪影響が出るレベルにまで濃度が達することも考えられます。

引用:EPARKくすりの窓口

といわれていますので、仮にZONE(500ml)1本を一気に飲んだとすると、
2時間後から半減期を迎えるため、150mg÷2=75mgとなり、その1%未満ということなので、
母乳中に含まれるカフェインは仮に1%含まれていたとして0.75mgが赤ちゃんに移行することになります。

これが授乳前だったとしたら、1.5gのカフェインが赤ちゃんに移行することになります。

ZONEを授乳中に飲んでいいかについては、授乳後であっても500ml1本を一気に飲むのは控えた方が良いかもしれません。

ZONEにはショート缶(240ml)というものがあり、これだと1本中にカフェインは75mg含まれていますので、
およそコーヒー1杯分程度ですので、授乳後に1本飲んでも赤ちゃんに影響はあまりないと考えます。

また、ZONEには他のフレーバーがあり、ZONE Ver.2.0.0以外は500mlあたり75mgのカフェインしか含まれていませんので、こちらも授乳後であれば飲んでも問題ないかと思います。

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カフェインによる赤ちゃんの影響は?

授乳前にZONEを摂取すると、母乳にカフェインがピーク近く含まれ、
母乳を介して赤ちゃんに移行しますので、
先ほども書きましたが、赤ちゃんが興奮したり、寝付きが悪くなる可能性の他に、
これが日常的にカフェインを多量に摂取していたとするなら
栗原久氏の言う、赤ちゃんの脳の発育に影響が出る可能性があります。

カフェインはエナジードリンク以外にも含まれている

カフェインはエナジードリンク以外にも含まれています。
コーヒーをはじめ、緑茶、ほうじ茶、抹茶、烏龍茶、栄養ドリンク、市販の風邪薬、コーラ、ココア、チョコレートなどです。

ZONEなどエナジードリンクを飲んだ日は他からのカフェイン摂取に注意しなければいけません。

まとめ

ZONEは1本あたりに150mgのカフェインが含まれており、
これはコーヒー2杯分に相当します。
これを一気飲みしてしまうと、赤ちゃんに母乳を介してカフェインが移行する恐れがありますので、
もし飲むのであれば、ZONEを授乳後に半分程度飲むなどカフェイン摂取量を減らした方が良いでしょう。

また、ZONEにはショート缶が販売されていますので、そちらを飲まれるか、
レッドブルなど他のカフェイン含有量が少ないエナジードリンクを飲まれる方が無難です。

カフェインが気になると言う場合は、飲まないに越したことはありません。

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