子供にカルピスを飲ませるのは何歳から?いつから?が良いのでしょうか?
私の家庭では子供が小さい時から普通に飲ませてたけど、
調べて見ると・・・ちょっと・・・。
こちらでは子供にカルピスを飲ませるのはいつからいいのかについて紹介致します。

スポンサーリンク

子供にカルピスを飲ませるのはいつからいいの?

カルピス

まずカルピスには砂糖が入っているというお話からしていきます。
カルピスの原液40ml中に砂糖は22g入っているそうです。
これを水で5倍希釈して飲むとしたら、200mlのカルピスを飲むという感じになります。
参照:ちそう

次にカルピスウォーター(500ml)を見てみると、
55.5gの砂糖が入っているようです。
参照:さかい歯科クリニック

ただしこの数値は公式には載っていなかったので、およその数値だと思われます。

ちなみに、コーラ(500ml)中に砂糖は56.5g入っています。

コーラと比較してもカルピスにたくさんの砂糖が使われていることがわかりますね。

では、砂糖はいつから与えてもいいのか?という部分を見ていくと、
ちょっと興味深い投稿を見つけましたので、紹介致します。

『歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。自分の子にそれは実践できなかったけれど』

引用:mamastaセレクト

というように、歯科衛生士の意見が反映されています。
2歳7ヶ月なので、おおよそ3歳として考えた場合、
3歳まではカルピスを飲まない方が良さそうです。

では、子供が1日にどれくらいの砂糖を摂取しても良いのかを見ていくと、
米国心臓協会によると子供の砂糖摂取は1日25g以下にという指針を出しています。

また、2歳未満は一切砂糖を控えるべきと提言しています。
参照:DIAMOND online

ですので、カルピスをいつから与えてもいいのか?については
米国心臓協会では2歳からとなりますが、
歯科衛生士の判断では2歳7ヶ月(およそ3歳)までは与えないように
ということになります。

どれくらいの量で摂取しすぎになるの?

さらに、米国心臓協会では小児の1日添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、
清涼飲料については、1週間の摂取量を236mL以下に制限
としています。
参照:DIAMOND online

これに照らし合わせて見ていくと、
カルピスは清涼飲料水に当たりますので、
1週間に1杯とちょっとの量しか与えてはいけないと言うことになります。

また、1日に25gまでとしていることから、
カルピス原液を40ml(5倍希釈で200ml)摂取することも多いということになります。

私の子供は4歳あたりでカルピスウォーター(500ml)を1本飲ませていましたので、
それでは摂取しすぎということになります。
といっても、毎日飲ませていたわけではありませんが、
米国心臓協会の提言する量からいくと、毎日ではないにしろ
飲ませすぎていたということになります。

では、子供の総カロリー量を見ていきましょう。
総カロリー量は活動量によって変化しますが、ここでは活動量レべルは普通の子供として
掲載していきます。

  • 1~2歳 男1000kcal 女900kcal
  • 3~5歳 男1300kcal 女1250kcal
  • 6~7歳 男1550kcal 女1450kcal
  • 8~9歳 男1800kcal 女1700kcal
  • 10~11歳 男2250kcal 女2000kcal
  • 12~14歳 男2500kcal 女2250kcal

参照:coop共済

このようになっています。

では1~2歳の子供の総カロリーの5%未満というのを計算してみると、
男の子で50kcal未満 女の子で45kcal未満

3~5歳の子供は
男の子で65kcal未満 女の子で62.5kcal

となります。

カルピスの原液40mlで92kcalありますので、5倍希釈で200ml与えるのは
1~2歳も3~5歳も多すぎると言うことになります。

カルピス原液20mlで計算すると92÷2=46kcalとなります。
5倍希釈したとすると、カルピスを100ml飲む感じになります。

これだと1~2歳では摂りすぎに当たります。
3~5歳でも飲み物だけで、46kcal分のカルピスを摂取するのは
摂りすぎにあたります。

と掘り下げて書いていきましたが、
米国心臓協会のいう1週間で236ml以下というのを守った方が良さそうです。

ですので、1週間に1回だけ、カルピス原液40ml(5倍希釈で200ml)を
子供に飲ませるあるいは、半分に分けて1週間に2回までとした方が良い
でしょう。

スポンサーリンク

子供がカルピスを飲み過ぎるとどうなるの?

カルピスの飲み過ぎによって、乳製品の摂取のしすぎや冷たいものの飲み過ぎにより
お腹のはりや下痢、腹痛などの症状が出ることがあります。
これは、乳糖を分解する酵素が少ないことによって乳糖不耐症という症状によるものです。
参照:ヨセミテ

それよりもカルピスには砂糖がたくさん含まれているため、
砂糖の摂り過ぎにより、肥満の原因、糖尿病の原因などの
生活習慣病のリスクを高めることになります。

また、米国心臓協会が制限をかけていることからもわかるように
心筋梗塞などの心臓病のリスクを高めることとなります。
参照:SANNKEI NEWS

例えば、1週間に一度など単発的に飲み過ぎたとしても
特に問題になることは少ないですが、毎日飲み過ぎが続いた場合に
上記のようなリスクが高まります。

すくすくカルピスキッズというものもあるが・・・

カルピスには子供用に作られたすくすくカルピスキッズという商品があります。

楽天でカルピスキッズ一覧を見てみる

こちらの原材料を見てみると、

砂糖(国内製造)、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ミルクカルシウム、酵母エキスパウダー、乳酸菌乾燥粉末(殺菌)、デキストリン、ビフィズス菌(殺菌)/酸味料、香料、安定剤(増粘多糖類)、(一部に乳成分・大豆を含む)

引用:エルビー

と、一番最初に砂糖が来てますので、成分の中で一番多いのは砂糖ということになります。
どれくらいの砂糖が含まれているかというと、1本(125ml)あたり17gの砂糖が含まれております。

上記で説明しましたが、米国心臓協会に従えば2歳から、
虫歯を気にされるのであれば3歳あたりから飲めるということになります。

ただし、米国心臓協会は1週間に236ml以下に制限と言ってますので、
カルピスキッズも毎日1本飲むのは多いということになります。

どのくらいの量飲んでもいい化については、
1本が125mlのため、4日1本飲むと236ml以下という基準を守れるということになります。

カルピスキッズは簡単に言うと赤ちゃんののみものではなく、幼児の飲み物と言えますね。

子供の砂糖摂取量の平均は?

カルピスには原液40ml中に砂糖が22g含まれており、
カルピスウォーター(500ml)には砂糖が55.5g含まれています。

カルピスだけではありませんが、清涼飲料水の摂取が日常化している現在、
砂糖の摂取量も増えています。

米国心臓協会の調べによると2~19歳の添加砂糖の平均摂取量は1日80g。
2~5歳では1日53.3g。6~11歳では78.7g。
12~19歳では93.9gとなっているようです。
参照:DIAMOND online

これは米国の発表のため、おそらくアメリカ人の平均摂取量だと思われますが、
日本でも普通に清涼飲料水は購入できるため、砂糖の摂取量を意識していない家庭では
同じくらい砂糖を摂取しているものと思われます。

平均摂取量なので、一般的と思われるかもしれませんが、
これでは、砂糖の摂り過ぎにあたるため、
肥満児が増えていくのも当然の結果と言えるでしょう。

カルピスすっきりという商品もあるが

カルピスにはカルピスすっきりという0キロカロリーの商品があります。
原材料を見てみると、

脱脂粉乳(国内製造)、乳酸菌飲料、マルトオリゴ糖、食塩/酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)

引用:アサヒ飲料

というように砂糖は使用されていませんが、人工甘味料としてアスパルテーム、Lフェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロースが含まれています。

Business Journalというサイトを見てみると、

アスパルテームは、体内で分解される時に構成成分のひとつであるメタノールを分離します。それが吸収されてしまうわけですが、メタノールは劇物指定されているもので、誤って飲んだ場合は失明することもあり、摂取量によっては死に至ることもあり得ます。アスパルテームは、脳腫瘍や白血病などのがんとの関連性も強く疑われています。

引用:Business Journal

スクラロースとアセスルファムカリウムは、体内では分解することができませんが、分子が細かいため、そのまま吸収されてしまいます。体内に入ると異物として血液中をめぐり、最終的には肝臓や腎臓に多大なダメージを与えて、免疫力を低下させてしまいます。

引用:Business Journal

と言っています。
この提言からはどのくらいの量を摂取し続けたのかがわからないため、
一概に言うことは出来ませんが、おそらく日常的に飲み続けているとという話なのでしょう。
しかし肝臓や腎臓に影響があり、免疫力を低下させてしまうというのは、
かなり怖い話です。

ですので、子供にはむやみに人工甘味料の含まれたものは与えない方が良いと考えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
子供はいつからカルピスを飲んでもいいかというと、
米国心臓協会では、2歳以上の子供だと飲んでも良いということになり、
歯科衛生士の見解によると、虫歯などの観点から3歳以上から飲んで良いということになります。

どれくらいで飲み過ぎに当たるかは、
米国心臓協会のデータを参考にすると、
1日100mlのカルピスを飲んでも飲みすぎに当たることがわかりました。
米国心臓協会によれば、清涼飲料水は1週間に236ml以下とのことなので、
1週間に1度カルピス(原液40mlで5倍希釈で200ml)を飲むと良いということになります。

子供の砂糖平均摂取量がかなり多いため、それにあわせると
様々なリスクがあるので、カルピスは毎日飲むのは控えて
飲んだとしても、せめて3~4日に1杯飲むくらいにとどめるべきだと考えます。

スポンサーリンク