授乳期は大変な時期です。
そんな時に疲れを取るためなどにエスカップを飲むこともあるかと思います。
そこで、エスカップは授乳期に飲んでもいいかについて紹介致します。

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エスカップは授乳中に飲んでもいいの?

エスカップ

結論からいうと、公式サイトにも書いてあるように
飲んでも問題ありません。

ただし、1日に2本など飲むのは控えてください。

なぜかというと、エスカップにはカフェインが含まれています。
授乳中のカフェイン摂取は
世界保健機関(WHO)では300mg/日と定められており、
欧州食品安全機関(EFSA)では200mg/日、
カナダ保健省(HC)では300mg/日となっております。
参照:産婦人科オンラインジャーナル

エスカップ1本中にカフェインは50mg含まれています。
50mg程度なら1日に2本飲んでも問題ないのでは?と思われるかもしれませんが、
他の飲み物、例えばコーヒーや緑茶、紅茶、コーラ、ココア、チョコレートなどにも
カフェインが含まれているため、他からの摂取で、1日のカフェイン摂取量が増加する可能性もありますし、
エスカップだけではないですが、栄養ドリンクにはたくさんの砂糖が含まれていますので、
飲み過ぎると、砂糖の摂り過ぎにもなるからです。

エスカップを飲むタイミングは?

エスカップにはカフェインが含まれていますので、
そのカフェインが母乳を介して赤ちゃんに少なからず移行してしまう可能性があります。
ですので、エスカップを飲むなら授乳前ではなく、授乳後が良いでしょう。

カフェインはママが摂取後、母乳中のカフェイン濃度が15~30分ほどでピークに達します。
2時間後から半分以下になりますので、授乳前よりも授乳後が良いのです。
参照:産婦人科オンラインジャーナル

また、ママが寝る前に飲むとカフェインの作用により睡眠の質が低下する可能性がありますし、
カフェインの感受性が強い方なら眠れなくなるということもありますので、
できるだけ寝る前にエスカップを飲むのは控えた方が良いでしょう。

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たくさん飲むとどうなるの?

たくさん飲むとどうなるのかについてですが、
まず問題にあがるのは、カフェインです。

例えば、授乳前にエスカップを2~3本ほど飲むと、カフェインを100~150mg摂取することになります。
そのカフェインが母乳を介して赤ちゃんに移行し、
カフェインの作用により赤ちゃんが興奮したり、眠れなくなったりする可能性があります。
また、カフェインを研究する元東京福祉大教授の栗原久氏によると、
脳の発育を邪魔する可能性があるとしています。
参照:東京すくすく

ですので、カフェインの摂りすぎには注意が必要です。

もう一つ注意しなければいけないのが、砂糖の量です。
エスカップは公式に砂糖がどのくらい含まれているのかを提示していませんので、
一般的な栄養ドリンクを出して説明すると、
一般的な栄養ドリンクには100ml中に15gの砂糖が含まれています。

世界保健機関(WHO)によると、砂糖の1日の摂取量は25gまでにするように言っています。
とすると、エスカップを1本飲んだだけで、WHOの言う砂糖の量の半分以上を摂取することになります。

ただし、25gの砂糖の量というのは、相当意識しないと簡単に越えてしまう数値です。
例えば、
ショートケーキ(100g)で砂糖32g程度。
あんぱん(80g)で砂糖26g程度。
大福(70g)で砂糖12g程度。
コーラ(500ml)で砂糖56g程度。
シュークリーム(70g)で砂糖9.2g程度。
参照:いずみ中央歯科医院

というように、あんぱんなど1個食べるのは普通にあり得ることです。
あんパン1個だけで簡単にWHOの言う量を超えてしまいますので、
はっきり言って不可能に近いかと思います。

では、日本人の1日の砂糖摂取量の平均を見てみると、69gです。
参照:NATIONAL GEOGRAPHIC

これに当てはめると、エスカップ1本飲んだくらいでは
砂糖の摂り過ぎになりません。

ただし、エスカップを1日に2本も3本も飲むというのは、
飲み物だけで砂糖を多く摂取してしまうことになります。
普通に生活をしていると間食でお菓子なども食べるでしょうし、
料理にも砂糖が使われている物が多くありますので、
砂糖の摂り過ぎになってしまう可能性が高まります。

砂糖を摂り過ぎるとどうなるかというと、
肥満のリスク、糖尿病のリスク、いわゆる生活習慣病のリスクを高めてしまうことになります。

ですので、エスカップだけではないですが、
栄養ドリンクは1日に1本程度で抑えた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
エスカップなどの栄養ドリンクにはカフェインが含まれていますので、
1日に何本も何本も摂取するということは控えて、
飲むタイミングもできるだけ母乳を介して赤ちゃんに移行しないように、
授乳後に飲むようにしましょう。

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