オロナミンCが身体に悪いと検索する人がいます。
また、逆にオロナミンCは身体に良いと検索する人もいます。
身体に悪いのか?そうでないのか?徹底的に調べて見ました。
オロナミンCは身体に悪いのか?
結論から言うと、適量飲むにあたっては
身体に悪いことはありません。
ただし、飲み過ぎると何でもそうですが身体に悪いと言えます。
では、飲み過ぎるとどういった成分が身体に悪影響を及ぼすのでしょうか?
カフェイン
オロナミンCにはカフェインが含まれています。
その量は1本当たり19mg。
1本や2本程度飲んだくらいでは特にカフェインによる影響はありませんが、
これが多量になるとどうなるのかというと、
食品安全委員会によると、1日に摂取してもよいカフェイン量は
- 健康な成人であれば400mg(3mg/kg体重)
- 妊娠中の方であれば、300mg(欧州食品安全機関は200mg)
- 健康な子供及び青少年は3mg/kg体重/日
- 授乳中の女性であれば、200mg
- 子供(4~6歳)45mg/日
- 子供(7~9歳)62.5mg/日
- 子供(10~12歳)85mg/日
というようになっています。
参照:みどり病院
つまり年齢や状態によって1日に摂取しても良いカフェイン量が変わってくるのです。
これをオロナミンCで換算すると、
健康な成人の場合はオロナミンC21本分。
4~6歳の子供の場合はオロナミンC2.3本分。
というようになります。
このように書くとこれだけの量のオロナミンCを摂取しても良いと思われるかもしれませんが、
これはあくまでもカフェインの量的な話で、糖分やカロリーのことを考えていない数値になります。
糖分
WHOによると1日の砂糖摂取量の目安を、1日に摂る総エネルギー量の5%未満と定めています。
これはおおまかにですが健康な成人の場合は砂糖25gに相当する量です。
子供の場合は、大人同様に運動量や性別などで変化してくるので一概には言えませんが、
8~9歳の場合で、運動量がふつうの場合、1日に必要なカロリーは1850kcalとなっています。
これに先ほどの砂糖の量5%未満というのを当てはめると、92.5gとなるのですが、
これは上限になるので、こんなにも摂取すると肥満になる可能性が高まります。
厚生労働省の食事摂取基準2015年版によると、大人の場合砂糖の量は1日当たり10g、
1~2歳児が5g、3~5歳児は7g程度を目安にすると良いとされています。
参照:食育だより
オロナミンC1本に含まれる砂糖の量は19gです。
これに照らし合わせると、成人の場合(1日に25gを適用)オロナミンCは1.3本程度。
子供の場合は1本も飲めない計算になってきます。
まあ、目安で判断していますので、ここまで厳密に考えなくても良いとは思いますが、
適度に楽しむ程おやつで度の量なら問題ないかと思います。
カロリー
カロリーで計算すると、成人男性の場合1日に摂取するカロリーの目安は2200±200kcal
成人女性の場合は1400~2000kcal。
間食で摂取できるカロリーの目安は一般的には200kcalと言われています。
参照:e-ヘルスネット
オロナミンC1本当たりのカロリーは79kcalですので、
これに当てはめると、間食をオロナミンCだけで済ませるとすると、
2.5本程度となります。
しかし、間食をオロナミンCだけで済ませるという方はほとんどいないと思いますので、
これはあくまでも参考までにとどめておいた方が良いでしょう。
虫歯の観点から
オロナミンCをあるいは糖分をこれだけ摂ると虫歯になるというものではなく、
糖分を摂取したあとに、そのまま放置するかどうかで虫歯になるリスクが高まるかどうかが決まります。
歯(口の中)に糖分が付いている状態だと、虫歯菌がそれをエサにして増殖していくため、
糖分を摂取した後は、うがいをする、あるいは歯磨きをするということをすれば、
虫歯のリスクが抑えられます。
まとめ
カフェイン量、糖分量、カロリー量など総合的に見て、
オロナミンCを1日に摂取出来る量を考えると
- 大人の場合1日に1~2本程度。
- 子供の場合1日に1本程度。
- 幼児の場合1日に半分程度。
ということになります。
この量は砂糖の量に照らし合わせるとこのような量になってくるため、
一つの目安としてお考えください。
この目安から大幅にずれて摂取してしまうと
身体に悪いということが言えます。
また、虫歯に関しては量の問題ではなく、
飲んだ後の問題なので、オロナミンCを飲んで
そのまま放置していると身体に悪いと言えるでしょう。
ですので、飲んだ後はうがいをするか歯磨きをするなどして対処しましょう。